インデックスファンドは、低コストや利便性の高さ、また商品やパフォーマンスのわかりやすさから、多くの投資家に人気のある金融商品です。
しかし、豊富な投資対象や商品によって、自分にあったインデックスファンドを探すのは、少々大変です。そこで、本記事では、国内外の株式・債券・リートなど各投資先(クラス)別の低コストインデックスファンドとそのおすすめファンドをまとめて紹介・解説します。
商品に合わせて、コストを抑えたお得なファンド購入先も紹介しますので、皆様の投資クラスに合わせてお得なファンドや購入先をお探しください。
投資クラス別、おすすめ低コストインデックスファンド
はじめにインデックスファンドの特徴を簡単に解説します。その後、各投資クラス別の低コストインデックスファンドとおすすめファンドを紹介します。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、市場平均(ベンチマーク)と同等の投資成果を目指すファンドです。日経平均株価・TOPIX・MSCIコクサイなどの株価指数の値動きに連動した金融商品がインデックスファンドです。インデックスファンドの特徴は、コストの安さと利便性です。
インデックスファンドの特徴・メリット:
- 購入手数料無料(ノーロード)の商品がほとんど。
- 小額から売買できる。(1万円から購入可能。SBI証券なら500円から自動積立可能。)
- 金額指定で売買できる。(株式は株数指定の購入)
- 分配金の再投資が自動でできる。
- 自動積立サービスで、小額で積立投資できる。
参考 インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/index-funds/
日本(国内)株式クラス
日本株式クラスとして、TOPIX・日経平均株価(日経225)・JPX日経400インデックス(JPX400)をベンチマークとするインデックスファンドの比較・解説を行います。
TOPIX型
東証1部上場の全ての銘柄(約1,800銘柄)から構成される株価指数が、東証株価指数(TOPIX)です。上記の日本株式クラスの株価指数の中で、最も構成銘柄数が多く分散性が高い指数です。長期投資に最も優れた指数と言えます。
参考 TOPIXの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/topix/
下表は、TOPIX型インデックスファンドのコスト・パフォーマンス比較です。
[table id=169 /]
表からわかるように、日本株式クラスに分散投資できる最安コストのインデックスファンドは、ニッセイTOPIXインデックスファンドです。設定間もないため、今後も要チェックですが、低コストであるため本投資クラスで最もオススメできるファンドです。
参考 ニッセイTOPIXインデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-topix-indexfund/
また、表をみると「配当除く」ベンチマークを採用するファンドのパフォーマンスが、ベンチマークよりも良い成績をあげているように見えますが、これはファンド内の日本企業から配当が出てくるため、当然ベンチマーク(配当除く)よりもファンドの成績が良くなるためです。
参考 日本株式クラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/japan-stock-indexfunds-etf/
日経平均株価型
日経平均株価とは、日経新聞社が公表している東証1部の225銘柄の株価を基に算出される、株価平均型の株価指数です。構成比銘柄に輸送用機器や電気機器などの景気敏感株が多いため、相場上昇期や上昇早期に値を上げやすい性質があります。
参考 日経平均株価(日経225)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nikkei-225/
下表は、日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンドの比較表です。
[table id=521 /]
全てのファンドがベンチマークから上方乖離している理由は、ベンチマークが分配金を除く指数となってますが、ファンド自体は分配金が再投資されているため、再投資分ファンドのパフォーマンスが良いように見えます。
日経225インデックスeやたわらノーロード日経225が、コスト最安水準です。コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い商品を選ぶことが重要です。
この中で最もオススメするのは、日経225インデックスeです。投資対象やベンチマークが同じ場合、コスト分ファンドのパフォーマンスは悪化します。そのため、コストが安いファンドを利用することが投資成果を向上されるために重要です。
参考 日経225インデックスeの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nikkei225-index-e/
ただし、コスト最安の日経225インデックスeやたわらノーロード日経225は設定間もないファンドなので、運用実績のあるファンドを利用したい場合は、ニッセイ日経225インデックスファンドがオススメです。Fund of the yearの上位常連ファンドと評価も高いファンドです。
参考 ニッセイ日経225インデックスファンドの詳細、また日経平均株価をベンチマークとするインデックスの比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-nikkei225-indexfund/
http://investment-by-index-invest.com/nikkei225-indexfunds-etf/
JPX日経400インデックス(JPX400)型
JPX日経400インデックスとは、東証上場の全銘柄の中から選定された、高ROEなど利益水準の高い企業400社から構成される株価指数です。世界最大規模の年金機構GPIFが本インデックスを運用に採用しているため、本インデックスの非常に注目されています。
参考 JPX400の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/jpx400/
下表は、JPX400をベンチマークとするインデックスファンドの比較表です。
[table id=523 /]
コストが最も安いのは、ニッセイJPX日経400インデックスファンドです。しかし、ファンド設定から1年も経っていないので、今後のファンドパフォーマンスをよく確認する必要があります。ニッセイJPX日経400インデックスファンドを除くとSMT JPX日経インデックス400・オープンが最安コストとなります。パフォーマンスも悪くありません。
ファンドによってベンチマークから上方乖離しているものがありますが、これはファンドのパフォーマンスが良いのではなく、単にベンチマークに配当が含まれていないため起こる現象です。ファンドは、原資となる株式の配当が含まれます。
参考 JPX400をベンチマークとするファンドの比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/jpx400-indexfunds-etf/
スマートベータ型
JPX400以外のスマートベータ型インデックスファンドには、eMAXIS JAPANクオリティ150インデックスがあります。設定から間もないですが、今後のパフォーマンス次第では、有力なスマートベータ型インデックスファンドとなるかもしれません。
eMAXIS JAPANクオリティ150インデックスの特徴:
- ベンチマーク:iSTOXX MUTB JAPANクオリティ150インデックス
- 購入手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.40%(保管費用なども含めた実質コスト:初回決算待ち)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券で最低500円から積立可能。)
- 決算:年1回(決算日は毎年1月26日。休業日の場合は翌営業日)
- 信託期間:無期限(設定日:2015年11月6日)
- 信託財産留保額:なし
- 販売会社:SBI証券 ←オススメ!、楽天証券、カブドットコム証券
参考 eMAXIS JAPANクオリティ150インデックスの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/emaxis-japan-quality-150-index-fund/
また、低コストスマートベータ型ETFがあります。インデックスファンドではなくETFを利用してスマートベータの投資収益率をあげたい方は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/smart-beta-index-fund-etf/
新興小型株式
TOPIX連動ファンドには含まれない、新興小型株式型のインデックスファンドには、JASDAQ-TOP20指数ファンドがあります。低コストで成長著しい新興ベンチャー企業に投資を行うことができます。
JASDAQ-TOP20指数ファンドの特徴:
- ベンチマーク:JASDAQ-TOP20指数
- 売買手数料:SBI証券などネット証券で、無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):年率0.76%(その他諸経費を含む実質コスト:0.92%)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券
で最低500円から積立可能。)
- 決算:年1回(12月22日、休日の場合、翌営業日)
- 償還日:無期限(設定日:2010年12月22日)
- 信託財産留保額:0.5%
- 販売会社:SBI証券
などネット証券
参考 JASDAQ-TOP20指数ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/jasdaq-top20-index-fund/
また、日本の新興・ベンチャー小型株式市場への投資を目的としたETFやインデックスファンドの比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/start-up-company-stocks-index-fund-etf/
全世界株式クラス
全世界株式クラスは、その投資クラスのファンド1本を保有するだけで、全世界の先進国・新興国に投資できるため大変便利な投資クラスです。全世界株式クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=491 /]
上表のインデックスファンドのベンチマークは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、先進国23カ国、新興国23カ国、計46カ国から構成される株価指数です。先進国・新興国の比率は、おおむね先進国90%・新興国10%となっています。
参考 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/msci-all-country-world-index-acwi/
表からわかるように、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの保有コストが圧倒的に安いです。過去1年のリターンも若干優位でています。ベンチマークとの差も-0.5%とかなり優秀です。
そのため、全世界株式ファンドの場合、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドがダントツでおすすめとなります。
参考 三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/mitsui-sumitomo-all-world-indexfund/
また、全世界株式クラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/all-world-stock-indexfunds-etf/
先進国株式クラス
安定した経済成長が期待できる市場が先進国市場です。先進国株式クラスのファンドを保有することで、20カ国以上の先進国株式に分散投資を行うことができます。先進国株式クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=493 /]
EXE-i先進国株式ファンドはFTSE kaigaiを、その他のファンドはMSCIコクサイをベンチマークとしています。FTSE・kaigaiは、MSCIコクサイに韓国やギリシャが小割合含まれた指数です。
先進国株式クラスのインデックスファンドは、どのファンドも低コストかつ優秀なパフォーマンスなため、おすすめファンドは非常に悩ましい問題です。敢えてあげるのであれば、配当込み指数をベンチマークとするファンドで最安コストの「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が最もオススメです。
参考 ニッセイ外国株式インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-msci-kokusai-indexfund/
また、先進国株式クラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/developed-countries-stock-indexfunds-etf/
アメリカ(米国)株式クラス
世界経済の牽引役として経済成長が期待できる市場が、アメリカ(米国)市場です。米国株式クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=529 /]
コストだけをみると、SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープンが良いように見えますが、ベンチマークの分散性を考えるとi-mizuho米国株式インデックスの方がオススメです。ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)の組入銘柄はたったの30銘柄ですが、S&P500は500銘柄以上を組み入れています(米国の約8割の株式市場時価総額をカバー)。
過去のパフォーマンスにおいても、NYダウよりもS&P500が優れています。以下のグラフは、過去5年間のS&P500(青線)とNYダウ(赤線)のパフォーマンス比較です。S&P500のパフォーマンスが上回っています。過去1、2、10年においてもS&P500が上回っています。

過去5年間のS&P500とNYダウのパフォーマンス比較
出典:yahoo finance
このように、ベンチマークの分散性や過去のパフォーマンスを考えると、米国株式へ投資するためのインデックスファンドは、i-mizuho米国株式インデックスが最もオススメです。コストは他ファンドと比べて若干高めですが、許容範囲でしょう。
参考 i-mizuho米国株式インデックス、またその他の米国株式クラスのインデックスファンド・ETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/imizuho-america-stocks-index
http://investment-by-index-invest.com/america-stock-indexfunds-etf/
ヨーロッパ(欧州)株式クラス
ヨーロッパ(欧州)株式市場は、金融緩和を追い風に、今後順調な経済回復・上昇が期待される市場です。欧州株式クラスのファンドを保有することで、12カ国以上のヨーロッパ諸国に分散投資を行うことができます。欧州株式クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=697 /]
信託報酬はi-mizuho欧州株式インデックスが割安ですが、実質コストでは欧州株式指数ファンドが割安となっています。ただし、欧州株式ファンドは2020年までの運用となっているため、長期分散投資の観点から、より運用期間の長いi-mizuho欧州株式インデックスがオススメです。
参考 i-mizuho欧州株式インデックスやヨーロッパ株式市場への投資を目的とするインデックスファンド・ETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/i-mizuho-europe-stock-index/
http://investment-by-index-invest.com/europe-stock-index-funds-etf/
新興国株式クラス
今後大きな経済成長が期待できる市場が新興国市場です。新興国株式クラスのファンドを保有することで、20カ国以上の新興国株式に分散投資を行うことができます。新興国株式クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=495 /]
EXE-i新興国株式ファンドのベンチマークがFTSEエマージング・インデックスである以外、他のファンドはMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとしています。
両インデックスの大きな違いは、韓国を構成国に含むか、含まないかの違いです。FTSEエマージング・インデックスは韓国を含みませんが、MSCIエマージング・マーケット・インデックスは韓国を15~20%程度の構成比で含みます。
新興国株式クラスのおすすめインデックスファンドは、EXE-i新興国株式ファンドです。最安コストの新興国株式ファンドです。また、個人的にはベンチマークに韓国を含まない新興国株式インデックスを用いてる点も魅力の一つです。
参考 EXE-i新興国株式ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/fund-exei-emerging/
ただし、EXE-i新興国株式ファンドは、現在ファンド内のキャッシュ比率が1%以上あります。キャッシュ比率が高いとベンチマークの下方乖離の原因となります。
キャッシュ比率の高さが気になる方や、ベンチマークをMSCIエマージング・マーケット・インデックスにしたい方などは、コストとパフォーマンスの両面が優れている野村インデックスファンド・新興国株式がオススメです。SBI証券ユーザーなら、最大0.24%のポイント還元もあり、さらにおトクです。
参考 野村インデックスファンド・新興国株式の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nomura-funds-i-emerging-stock-fund/
また、新興国株式クラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/emerging-countries-stock-indexfunds-etf/
日本(国内)債券クラス
資産配分のリスクコントロールで重要に資産クラスが、日本(国内)債券クラスです。国内債券クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=496 /]
ベンチマークが、インカム(債券の利子など)込みで統一されているため、比較しやくなっています。基本的には、コスト分ベンチマークからマイナスに乖離する結果となっています。まだ初回決算を迎えていませんが、コスト最安のニッセイ国内債券インデックスファンドが、オススメです。
参考 ニッセイ国内債券インデックスファンドや国内債券クラスのファンド比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-domestic-bonds-indexfund/
http://investment-by-index-invest.com/domestic-bond-indexfunds/
先進国債券クラス
安定した利回りが期待できる資産クラスが先進国債券クラスです。先進国債券クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=497 /]
各ファンドのベンチマークは、EXE-i先進国債券ファンドのベンチマークがシティグループ世界BIG債券インデックスである以外は、全てのファンドがシティ世界国債インデックス(除く日本)です。
シティグループ世界BIG債券インデックスは、日本債券が約9%程度含まれています。また、世界債券とあるように、メキシコ・南アフリカなどの新興国も少ない割合ですが、含んでいます。
参考 シティ世界国債インデックスの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/citi-world-government-bond-index/
先進国債券クラスのおすすめインデックスファンドは、ニッセイ外国債券インデックスファンドです。信託報酬の引き下げは2015年11月に行われたばかりであるため、パフォーマンスにはまだ反映されていませんが、コスト最安を追い風に今後はパフォーマンスも良好となるでしょう。
参考 ニッセイ外国債券インデックスファンドや先進国債券クラスのファンド比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-foreign-bonds-indexfund/
http://investment-by-index-invest.com/developed-countries-bond-indexfunds-etf/
新興国債券クラス
高い利回りが期待できる資産クラスが新興国債券クラスです。新興国債券クラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=501 /]
各ファンドのベンチマークは、野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型がJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジベース)で、その他のファンドはJPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)となっています。
外国債券市場に投資する場合、債券価格変動リスクだけでなく為替リスクを取ることになります。特に、新興国は、為替変動が大きく、新興国債券の高い利回りも為替の影響でマイナスリターンを被ることもあります。
そのため、新興国債券クラスでは、為替リスクヘッジ型のファンド「野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型」がオススメとなります。ただし、過去1年のベンチマークとの乖離が大きくなっているため、今後もこのようなことが続く注視する必要があります。
参考 野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nomura-emerging-bond-currency-hedging/
新興国の為替変動が気になる方は、無理をして新興国債券クラスのインデックスファンドを購入せず、世界の債券市場全体に投資できる(先進国中心)インデックスファンドを選びましょう。
参考 新興国債券クラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/emerging-countries-bond-indexfunds-etf/
日本(国内)リートクラス
今後値上がりと利回りの両面で期待できる資産クラスが日本(国内)リートクラスです。国内リートクラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=503 /]
全てのファンドのベンチマークが、東証REIT指数(配当込み)です。東証REIT指数とは、東証に上場する全REIT銘柄への投資を目的とした指数(インデックス)です。
参考 東証REIT指数の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tse-reit-index/
J-REIT市場に投資する場合のオススメインデックスファンドは、コスト最安のニッセイJリートインデックスファンドです。コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、同じベンチマークであればコストの安いものを選ぶのが良いでしょう。
参考 ニッセイJリートインデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-j-reit-index-fund/
また、国内リートクラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/jreit-indexfunds-etf/
外国(海外)リートクラス
今後市場の成長と利回りの両面で期待できる資産クラスが海外(外国)リートクラスです。外国リートクラスの主な低コストインデックスファンドは、下表のようなものがあります。
[table id=505 /]
ベンチマークは、EXE-iグローバルREITファンドがS&Pグローバルリート指数(日本含む)、ニッセイグローバルリートインデックスファンドがS&Pグローバルリート指数(除く日本)、その他のファンドがS&P先進国REIT指数(除く日本)となっています。全て円換算ベース、配当込みとなっています。
G-REIT市場に投資する場合のオススメインデックスファンドは、コストの安いEXE-iグローバルREITファンド、もしくはニッセイグローバルリートインデックスファンドです。構成国に日本を含みたい方はEXE-iグローバルREITファンド、含みたくない方はニッセイグローバルリートインデックスファンドが良いでしょう。
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い金融商品を選びましょう。また、本おすすめ2ファンドは、新興国REIT市場も少量含むため分散効果も高い点が特徴です。
参考 本おすすめ2ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/exei-global-reit-fund/
http://investment-by-index-invest.com/nissay-global-reit-index-fund/
また、外国リートクラスのファンド比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/greit-indexfunds-etf/
バランスファンド
バランスファンドとは、ここまで紹介してきた各投資クラスをひとまとめにしたファンドです。各投資クラスのファンドを複数個保有する必要もなく、リバランスの手間もなくなり、非常に便利なファンドです。
下表は、バランスファンドの資産(アセット)クラス・コスト比較です。
[table id=260 /]
目標とするアセットアロケーションが人それぞれ違いますので、一概にオススメのバランスファンドは紹介できません。しかし、コストという観点から見ると、三井住友・DC年金バランスシリーズやニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)がオススメです。
参照 各ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/ms-dc-balance-my-package-series/
http://investment-by-index-invest.com/nissay-index-balance-fund/
コストは三井住友・DC年金バランスシリーズが最安です。ただし、日本資産クラスが多めになっているので、国外の比率も高めたい方は、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)が良いでしょう。
参考 バランスファンドの詳細、またファンド比較は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/balance-funds-merit-demerit/
インデックスファンドのお得なオススメ購入先
インデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社から購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での保有が最もオススメです。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(9月30日まで)
⇒ SBI証券
また、本記事でのSBI証券の開設・評価は、以下の記事をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-merit-demerit/
[table id=11 /]
参照 SBI証券やその他証券会社のポイント還元の詳細は、以下の記事をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/comparison-point-program-of-securities/
ただし、三井住友インデックスシリーズとEXE-iインデックスファンドシリーズは、楽天証券がおすすめです。
三井住友インデックスシリーズは、2015年10月現在、楽天証券のみの取り扱いとなります。また、EXE-iインデックスファンドシリーズは、ポイント還元を受けることができるのは楽天証券のみとなっています(他証券会社ではポイント付与対象外)。
参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当のポイントがもらえます。(9月30日まで)
⇒ 楽天証券の詳細確認・無料口座開設
また、楽天証券についての評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/rakuten-merit-demerit/
参考 インデックスファンドのおすすめ購入先の詳細は、以下もご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/recommended-securities-company-for-index-funds/
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。
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