外国・海外REIT(グローバルリート、以下G-REIT)クラスのインデックスファンド・ETFは、その1商品を購入・保有するだけで、先進国(新興国を含む場合も)市場に分散投資ができる優れた金融商品です。
本記事では、G-REITクラスのインデックスファンド・ETFとそのオススメを紹介します。近年次々と低コスト商品が出ています。本記事を参考に低コストかつ皆様の投資方針にあったファンドをお選びください。
インデックスファンドとETFの復習・違い
G-REITクラスのインデックスファンド・ETFの紹介の前に、インデックスファンドとETFの特徴や違いについて、簡単に解説いたします。すでにご理解されている方は、読み飛ばしてください。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、市場平均(ベンチマーク)と同等の投資成果を目指すファンドです。日経平均株価・TOPIX・MSCIコクサイなどの株価指数の値動きに連動した金融商品がインデックスファンドです。インデックスファンドの特徴は、コストの安さと利便性です。
インデックスファンドの特徴・メリット:
- 購入手数料無料(ノーロード)の商品がほとんど。
- 小額から売買できる。(1万円から購入可能。SBI証券・カブドットコム証券なら500円から自動積立可能。)
- 金額指定で売買できる。(株式は株数指定の購入)
- 分配金の再投資が自動でできる。
- 自動積立サービスで、小額で積立投資できる。
参考 インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/index-funds/
ETF(上場投資信託)
ETFとは、証券取引所に上場しているインデックスファンドです。インデックスファンド同様、株価指数に連動する金融商品です。別名「上場投資信託」とも呼ばれています。
ETFの特徴・メリット:
- 株式同様、証券取引所が開いている時間にいつでも売買できる。
- 保有時にかかるコスト(信託報酬)が、インデックスファンドより割安!
参考 ETFの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/etf/
インデックスファンドとETFの違い
インデックスファンドとETFの違いは、コストと購入・保有時の利便性の2点です。以下、コスト・利便性2つの側面から両者の違いを解説します。
コスト面の比較
下表は、インデックスファンドとETFのコスト面の違いをまとめたものです。一般的に、購入コストはインデックスファンドが、保有コストはETFが割安となっています。
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インデックスファンドとETFのまとめ
一般的に、投資の利便性を重視する場合はインデックスファンド、投資コストを重視する場合はETFがおすすめです。以下、G-REITクラスについて、インデックスファンド・ETFをそれぞれ紹介するので、皆様の投資方法や重視する点に合わせて商品をお選びください。
参考 インデックスファンドとETFの選び方、比較・詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/etf-vs-indexfund-comparison/
G-REIT市場への投資を目的としたインデックスファンド
はじめに、G-REIT市場への投資を目的としたインデックスファンドを紹介します。主なファンド一覧、おすすめ商品、またコストを抑えたおトクな購入先を解説します。
G-REITクラスのインデックスファンド
下表は、G-REIT市場への投資を目的とするインデックスファンドのコスト・パフォーマンスの比較表です。
ベンチマークは、EXE-iグローバルREITファンドがS&Pグローバルリート指数(日本含む)、ニッセイグローバルリートインデックスファンドがS&Pグローバルリート指数(除く日本)、その他のファンドがS&P先進国REIT指数(除く日本)となっています。全て円換算ベース、配当込みとなっています。
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たわらノーロード先進国リートがコスト最安となっています。EXE-iグローバルREITファンドおよびニッセイグローバルリートインデックスファンドは、先進国だけでなく新興国REIT市場も5%程度含みます。
おすすめインデックスファンドは?
G-REIT市場に投資する場合のオススメインデックスファンドは、コストの安いたわらノーロード先進国リートです。コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、コストの安い金融商品を選びが重要です。
参考 たわらノーロード先進国リートの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tawara-noload-developed-country-reit-index-fund/
ただし、新興国REIT市場も含み散効果も高めたいという方は、ニッセイグローバルリートインデックスファンドがオススメです。コストは、EXE-iと比べて若干高めですが、SBI証券で保有することで年率0.1%〜0.24%のポイント還元が受けられます。これにより実質コストを大幅に削減することができます(EXE-iはポイント付与対象外)。
参考 ニッセイグローバルリートインデックスファンドやポイント還元についての詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-global-reit-index-fund/
http://investment-by-index-invest.com/comparison-point-program-of-securities/
私自身は、国内リートと海外リートのインデックスファンドを分けて保有したいため、国内リートをニッセイJリートインデックスファンド、外国リートをニッセイグローバルリートインデックスファンドを用いて保有しています。
参考 ニッセイJリートインデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-j-reit-index-fund/
また、国内リートのファンド一覧とそのオススメは、以下をご参照ください
http://investment-by-index-invest.com/jreit-indexfunds-etf/
追記 国内リートクラスの最安ファンドとして、たわらノーロード国内リート(信託報酬:0.3%)が登場しました。詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tawara-noload-j-reit-index-fund/
コストを抑えたオススメ購入先
紹介したインデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社から購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での保有が最もオススメです。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(9月30日まで)
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また、本記事でのSBI証券の開設・評価は、以下の記事をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-merit-demerit/
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参照 SBI証券やその他証券会社のポイント還元の詳細は、以下の記事をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/comparison-point-program-of-securities/
ただし、EXE-iグローバルREITファンドは、楽天証券以外の証券会社でポイント付与対象外となっているため、楽天証券がオススメです。年率0.048%のポイント還元が受けられます。
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また、楽天証券についての評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/rakuten-merit-demerit/
G-REIT市場への投資を目的としたETF
G-REITは、資産配分(アセットアロケーション)内でマイナーな投資クラスとなるため、ETFで購入するよりも、インデックスファンドで小額をコツコツ積み立てるのがオススメです。
実際、G-REITを投資対象とする低コストETFは、ほとんどありません。低コストETFとしては、米国不動産投資対象とするiシェアーズ米国リート・不動産株ETF(1590)などがあります。
参考 iシェアーズ米国リート・不動産株ETFの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/ishares-america-reit-etf-1590/
コストを抑えたオススメ購入先
iシェアーズ米国リート・不動産株ETF(ダウ・ジョーンズ米国不動産:1590)は国内ETFのため、国内株式売買手数料が安い証券会社での売買が重要です。しかし、本ETFのような高利回り商品でそれ以上に重要なのが、分配金に対する課税が軽減されるかどうかです。
参考 iシェアーズ国内ETFの分配金軽減税率の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-tax-cuts-ishares-etf-divinded/
売買手数料の安さと分配金軽減税率が適用できる証券会社を考慮すると、ETFの1日の合計買付(約定)代金が10万円以下なら松井証券、それ以上ならSBI証券がオススメです。売買手数料を抑えて、分配金に軽減税率を適用することができます。
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⇒ SBI証券
⇒ 松井証券
また、本ブログのSBI証券・松井証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-merit-demerit/
http://investment-by-index-invest.com/matsui-merit-demerit/
売買手数料が安い証券会社
下表は、各証券会社の国内株式・ETFの売買手数料比較です。
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表からわかるように、投資資金が10万円以下なら松井証券が、10万円以上ならライブスター証券が圧倒的にお得です。皆様の投資資金に合わせてお使い分けください。
参考 手数料最安の松井証券・ライブスター証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ ライブスター証券
⇒ 松井証券
また、本ブログでの松井証券・ライブスター証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/matsui-merit-demerit/
http://investment-by-index-invest.com/livestar-merit-demerit/
GMOクリック証券なら全ての価格帯で売買手数料実質無料に!
上表でご覧いただいたように、GMOクリック証券は全ての価格帯でNo2.の安さです。しかし、GMOインターネット(9449)などの株主優待を使うことで、売買手数料が実質無料となります。私は本方法を使って、国内ETF・株式を売買しています。
GMOクリック証券で売買手数料を実質無料にする方法は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/way-of-free-cost-by-gmo/
参考 GMOクリック証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで3ヶ月間売買手数料無料になります。
⇒ GMOクリック証券
コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。購入にかかる費用(売買手数料と為替手数料)が安い証券会社を選び、コストお抑えましょう。
先進国債券クラスのまとめ
- G-REIT市場への投資は、資産配分内で小配分に抑えるのが良い。
→ インデックスファンドでコツコツ小額積立を行うのがオススメ! - インデックスファンドでは、日本を構成に含みたい場合EXE-iグローバルREITファンドが、含みたくない場合はニッセイグローバルリートインデックスファンドがおすすめ!
- ETFなら、iシェアーズ米国リート・不動産株ETF(1590)などがある。
参考 本記事で紹介した証券会社やサービスは、以下の公式ページから無料口座開設・無料登録が行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
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