SBI証券 は、ネット証券の中でも老舗の部類で、多くの投資家に使われている証券会社です。国内・海外株式(ETFを含む)、FX(積立FXなど)、投資信託、CFD、保険や個人型確定拠出年金(DC)まで多くの金融商品を扱っている総合証券です。
金融商品の豊富さ、取引の利便性やコストの高さから、私も投資・資産運用のためのメイン口座としてSBI証券を利用しています。
本記事では、SBI証券を利用することでどのような メリット があるのか?また使う際に頭にいれておくべき デメリット について紹介します。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
目次
SBI証券の特徴とメリット
SBI証券は、大手ネット証券会社として多くの投資家に使われ続けいている証券会社です。2016年のオリコンの顧客満足度口座総合ランキングは第1位となっています。
SBI証券口座のメリットは、以下が上げられます。
- 国内最大証券会社としての安定感
- 主要商品(株式、債券、投資信託、国内ETF、海外ETFなど)が全て揃う。
⇒ 主要ネット証券では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のみ。 - 投信マイレージサービスで投資信託を最もお得に保有できる!
- 米国ETFのトータルコスト(為替手数料と売買手数料の合計)が最安水準!
- 中国ETFのトータルコストが最安水準!
- 海外ETF・株式が特定口座で取り扱い可能!
- 住信SBIネット銀行とのハイブリッド預金で普通金利が0.01%
- iシェアーズETFの分配金に軽減税率が適用される。
- 地方市場の株式が購入できる!
- 株価変動を抑えて株主優待を獲得できる!
- 株主優待検索用のツールが充実している!
- PTSで夜間取引ができる!
以下、上記の中から太字のメリットについて解説します。
投資信託のおトクな購入・保有ができる!
SBI証券では、購入手数料無料(ノーロード)の投資信託(インデックスファンドを含む)を多数揃えており、初期費用を抑えて投資を行うことができます。
さらに、投信マイレージサービスというポイント還元システムにより、投資信託を保有時に、その保有金額に応じてポイント還元がされます。年率0.1~0.24%のSBIポイント(1ポイント=1円相当)がもらえます。
参考 SBIポイントの貯め方・使い方の詳しい解説は、以下をご覧ください。
各証券会社、投資信託の保有額に応じてポイント還元を行っていますが、SBI証券の還元率は、カブドットコム証券と並び業界最高水準です。
ただし、SBI証券の方が最大還元率(年率0.24%)のハードルが低いこと、投資信託保有額の端数を無駄にしない点、またカブドットコム証券はポイント集計除外ファンドが多いことなどを考えると、SBI証券が最もお得にポイントが貰える証券会社となります。
参考 SBI証券の投信マイレージの詳細は、以下をご覧ください。
ポイントは、投資信託を保有している限り毎月もらえるもので(例えば1,000万円の保有で、最大24,000円が貰えます)長期で投資信託を保有する場合、お得度は格段に上がります。インデックスファンドなど投資信託で長期投資を行い場合、SBI証券で購入・保有しましょう。
⇒ SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、コチラから行えます
SBI証券の投信マイレージの特徴 | |
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海外ETF・株式の取引手数料が最安!
海外ETF・株式の取引を行う際には、以下の2種類の手数料がかかります。SBI証券は、いずれの手数料も国内最安となっていので、米国株式・ETFなどを購入するのにオススメです。
- 売買手数料:株式やETFを売買する際にかかる手数料
- 為替手数料:海外株などを購入する場合、日本円を外貨に両替する手数料がかかる
(例:米国株式・ETFの場合、日本円から米ドルに両替する際に手数料がかかる)
下表が、米国株式・ETFの売買手数料および為替手数料です。SBI証券の売買手数料はマネックス証券と同水準の安さですが、為替手数料はSBI証券が安いことがわかります。そのため、取引にかかるトータルコストは、SBI証券が最安となります。
証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料 (1ドル両替あたり) |
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SBI証券 | 約定額の0.45% (最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円 住信SBIネット銀行で0.04円 |
マネックス証券 | 0.25円 | |
楽天証券 | 0.25円 |
米国株式・ETFが購入可能なネット証券の手数料比較
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参考 海外(米国)ETF・株式のコスト比較は、以下もご参照ください。
さらに、NISA口座で海外ETFを購入する場合、買付手数料が無料になるので、NISAを利用して海外ETFを購入する方は、さらにお得に買付ができます。
参考 SBI証券のNISAでの株式売買手数料に関しては、以下をご参照ください。
このように、SBI証券を利用すれば、海外ETFをお得に取引することができます。海外ETFを購入予定の方は、ぜひSBI証券を利用してみてください。ちなみに、為替手数料の安くなる住信SBIネット銀行は、SBI証券と同時に口座開設をすることが可能です。
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参考 SBI証券と住信SBIネット銀行の同時開設の方法は、以下をご参照ください。
個人型確定拠出年金(iDeCo)ができる!
SBI証券は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用も行えます。iDeCoの運用機関を決める場合「手数料」と「商品の品揃え」が、いずれも業界トップクラスとなっています。特に、商品ラインナップの充実度が素晴らしく、ニッセイ等の低コストインデックスファンドからひふみ投信などの実力派アクティブファンドも選べます。
参考 SBI証券の確定拠出年金の詳細や無料資料請求は、以下をご参照ください。
また、iDeCoの金融機関の選び方・比較などは、以下をご参照ください。
中国ETFのトータルコストが最安水準!
米国ETF同様、中国ETF売買のためのトータルコストも1度の売買代金が5万円以上になる場合、SBI証券が最もおトクです。
以下のグラフは、投資資金毎のトータルコストを楽天証券(青線)・SBI証券(赤線)で比較したグラフ(1香港ドル=16円で計算)です。マネックス証券は他2社と比べて若干割高なため比較から除外しました。
参考 中国ETF売買のためのコスト比較の詳細は、以下をご参照ください。
グラフからわかるように、1度の売買代金が5万円以上である場合、SBI証券が割安であることがわかります。数万円単位の売買を繰り返す方は楽天証券がコスト安ですが、それ以外の方にはSBI証券がオススメです。
参考 中国ETF売買のための証券会社の比較・詳細は、以下もご参照ください。
個人向け国債の購入で現金キャッシュバック!
最低金利が保証されている個人向け国債は、マイナス金利導入後、大きな注目を集めている金融商品です。SBI証券では、その個人向け国債の購入額に応じて、現金キャッシュバックをもらうことができます。
マイナス金利による低金利社会の中、現金キャッシュバックは、確実なリターン(運用効率のアップ)として、個人投資家にうれしいサービスとなっています。
参考 SBI証券の個人向け国債キャッシュバックについては、以下をご参照ください。
住信SBIネット銀行とのハイブリッド預金で普通金利が0.01%
住信SBIネット銀行の普通預金の金利は0.001%です。しかし、SBI証券と連携(ハイブリッド預金)をすることで、の普通預金金利が0.01%にアップします。ゆうちょ銀行の普通預金金利が0.001%、大手メガバンク普通預金金利0.001%のです。ハイブリッド預金後の住信SBIネット銀行の金利の良さは一目瞭然です。
住信SBIネット銀行の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
⇒ 住信SBIネット銀行
参考 住信SBIネット銀行は、SBI証券と同時口座開設をすることができます。
楽天証券と楽天銀行も同様のサービス(マネーブリッジ)を行っています。こちらの金利は0.1%と業界最高水準です。
マネーブリッジの詳細は、以下の公式ページからもご確認いただけます。
⇒ 楽天証券 マネーブリッジ
東証iシェアーズETFの分配金への課税が軽減される。
SBI証券では、他ネット証券に先駆けて、東証iシェアーズETFの分配金への米国課税分税率30%を10%へ軽減するサービスを行っています。このサービスを利用することで、以下の銘柄の分配金への税金コストを大幅に削減することができます。
コード | 銘柄名 | 信託報酬 (年率) | ベンチマーク |
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1581 | iシェアーズ先進国株ETF | 0.25% | MSCIコクサイ |
1582 | iシェアーズエマージング株ETF | 0.18% | MSCI エマージングIMI |
1583 | iシェアーズフロンティア株ETF | 0.79% | MSCIフロンティア100 |
1587 | iシェアーズ米国超大型株ETF | 0.2% | S&P100 |
1588 | iシェアーズ米国小型株ETF | 0.2% | ラッセル2000 |
1589 | iシェアーズ米国高配当株ETF | 0.12% | モーニングスター配当フォーカス |
1590 | iシェアーズ米国リート・不動産株ETF | 0.45% | ダウ・ジョーンズ米国不動産 |
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるため、iシェアーズの国内ETFを保有する場合、SBI証券がオススメです。
参考 SBI証券の軽減税率適用サービスの詳細・利用方法は、以下をご参照ください。
毎月自動積立が100円からできる
長期で資産運用・投資を行うためには、長期間続ける仕組み作りが重要です。SBI証券ではファンドの毎月自動積立が最低100円から行えます。
つまり、毎月100円からインデックスファンドの積立投資ができます。主なネット証券では、カブドットコム証券でも100円から自動積立が可能です。また、マネックス証券や楽天証券では、毎月1,000円から積立可能です。
参考 積立投資に関しては、以下の記事をご参照ください。
地方市場の株式が購入できる!
SBI証券の場合、札幌証券取引所(札幌アンビシャス市場)や福岡証券取引所などの地方証券取引所の株式を売買することができます。SBI証券以外に地方市場の株式が売買(取り扱い)できるネット証券は、以下の3社です。
(*)リンクをクリックすると、本ブログの各証券会社の評価・解説がご覧いただけます。
「地方市場の株式なんて売買することあるの?」と思われる方も多いかもしれませんが、実は地方市場は成長株の宝庫です。例えば、赤井英和さん・香取慎吾さんのテレビCMなどで注目のライザップ(RIZAP)を運営している健康コーポレーション(2928)は、札幌証券取引所に上場しています。
このように、SBI証券なら地方市場の新興株式を売買することができます。10万円以下の株式の場合、松井証券が最も安いですが、10万円以上の場合はSBI証券の売買手数料が最安となります。
参考 松井証券の詳細は、以下をご参照ください。
株価変動を抑えて株主優待を獲得できる!
中級者向けのサービスとなりますが、SBI証券は、一般信用が取引可能な株主優待銘柄を揃えています。他に、カブドット証券や松井証券でも一般信用取引銘柄を揃えており、SBI証券とカブドットコム証券が銘柄の多さを競っています。
クロス取引により、株価変動を抑えて株主優待を得る場合、逆日歩と呼ばれる追加料金が発生する可能性があります。しかし、SBI証券で一般信用取引を用いたクロス取引なら逆日歩を回避することができます。
信用取引などを使いますので、初心者の方はあまり必要ないかもしれません。しかしぜひ信用取引・クロス取引を使って株主優待をローリスクで獲得したいという方は、SBI証券で挑戦しても良いでしょう。
株主優待検索用のツールが充実している!
SBI証券では、他証券会社では見られない株主優待用検索ツールがあります。下図は、実際のSBI証券の株主優待検索ツールの画面です。
SBI証券の株主優待検索ツールでは、以下の条件付き検索が行えます。
- 優待の種類(金券系、食品系、女性向け、娯楽系など)
- 権利確定月
- 優待獲得に必要な株式買付金額
- 優待利回り
- PER、PBR、自己資本率などのファンダメンタルズ
私自身、株主優待の買付はGMOクリック証券で行っていますが、株主優待の検索はSBI証券の検索ツールを使っています。検索ツールを使うために口座開設を行っても良いでしょう。
PTSで夜間取引ができる(国内唯一!)
SBI証券では、Proprietary Trading System(PTS:私設取引システム)を使って、昼間(8:20 ~ 16:00)および夜間(19:00 ~ 23:59)ができます。個人投資家が使える証券会社では、唯一SBI証券で可能なサービスです。昼間働いている方でも、本サービスを使って株式を売買できます。
リーマンショックなどの海外発の急落相場や企業の上方・下方修正による大きな株価変動時に、夜間や早朝の枠を使って、他の証券会社よりも早く取引ができます。そのため、保有株式やファンドにおきた時でもすばやい対応が可能です。
参考 PTSの詳細は、以下をご参照ください。
立会外分売の取引もできる!
株式取引の方法の一つに 立会外分売(読み方:たちあいがいぶんばい)があります。割引価格で株式を無料購入できるなどのメリットがあります。また、東証1部昇格へ向けた準備段階である場合もあります。
SBI証券の口座を保有していれば、メリットの大きい立会外分売が参加することができます。
参考 SBI証券では、立会外分売の注文・約定に応じて、SBIポイントをもらうことができます。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-bunbai-campaign-2016-06
SBI証券のデメリット
たくさんのメリットをもつSBI証券ですが、以下2つのデメリットがあります。
- 海外ETFが特定口座で扱えない。(2015年12月25日より対応)
- 株式売買手数料が、GMOクリック証券などの新興証券会社と比べると割高。
こんな方は、SBI証券を使うべし!
メリット・デメリットを総合すると、以下のような方々はSBI証券で取引を行うべきです。
- インデックスファンドを用いた長期投資家
- 海外ETFを用いた長期投資家
- クロス取引をもちいた株主優待投資家
インデックスファンドを用いた長期投資家におすすめの理由
以下の2つの理由から、SBI証券は、投資信託特にインデックスファンドを用いた長期投資家が持つべき証券口座の1つです。
- 投資信託・インデックスファンド保有時のポイント還元率が業界最大
- 最低100円から自動積立ができる。
メリット1で述べたように、投資信託保有時に付与されるポイントが業界最大です。また、小額から自動積立が行える点も長期投資家にとっては良いことです。
海外ETFを用いた長期投資家におすすめの理由
メリット3で述べたように、住信SBIネット銀行などを使うことで、海外ETF売買時にかかるトータルコストが業界最安となるため、オススメです。
株主優待売買におすすめの理由
メリット5で述べたように、一般信用取引を理由したクロス取引を行う方は、SBI証券がおすすめです。SBI証券では、一般信用取引できる銘柄を豊富に揃えているためです。また、株主優待検索ツールが優れいてる点もオススメの理由です。
SBI証券の口座開設とキャンペーン
ここまで紹介してきたSBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ SBI証券
⇒ 住信SBIネット銀行
参考 SBI証券の口座開設手順や申込のポイントは、以下をご参照ください。
参考 また、住信SBIネット銀行は、SBI証券と同時口座開設をすることができます。
口座開設・維持にかかる手数料はゼロです。一切の費用がかかりません。たとえ、口座開設後、ほったらかしてても無料で口座を持ち続けることができます。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。
コメント
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