香港ハンセン指数とは、香港株式市場の動向を示す株価指数です。CSI300指数、MSCIチャイナ指数などとともに中国の主要株価指数のうちの一つです。
本記事では、香港ハンセン指数の特徴や各種構成比、他中国株価指数との比較、また本指数をベンチマークとするETFや、そのお得なオススメ購入先を紹介・解説します。
目次
香港ハンセン指数とは?
香港ハンセン指数とは、香港証券取引所で売買される50銘柄を、時価総額加重平均で算出した指数(インデックス)です。この50銘柄には、H株やレッドチップも含まれており、香港企業だけでなく中国本土で営業活動している企業もインデックス内に含まれます。
香港証券取引所に上場する株式の区分
株式区分 | 特徴 |
---|---|
H株 | 本社が中国本土にあり、営業活動も中国本土にあるが、香港証券取引所に株式を上場する企業からなる |
レッドチップ | 営業拠点は中国だが、香港など税金が優遇されている土地で登記している企業からなる。 |
香港株 | 香港に本社があり、香港で営業を行う上場企業からなる。 |
参考 中国の証券取引所や株式区分(H株・レッドチップ)の詳細は、以下をご参照ください。
株式区分別構成比
以下のグラフ・表は、香港ハンセン指数の株式区分の比率です。H株やレッドチップは全体の半分程度となっています。そのため、中国本土で営業活動を行っている企業は、全体の4割〜5割となっています。
株式区分 | 構成比 |
---|---|
H株 | 25.1% |
レッドチップ | 18.4% |
その他香港株 | 56.5% |
業種別構成比
以下のグラフ・表は、本指数の業種別構成比を表したものです。MSCIコクサイなど先進国株価指数と比べると、ヘルスケアの割合が低く、金融業の割合が高い点が特徴です。金融偏重は新興国の典型的な形です。国を整備するには、まず金融機関が重要となるためです。
業種 | 構成比 |
---|---|
金融 | 47.1% |
不動産・建設 | 11.05 |
情報技術 | 8.8% |
エネルギー | 8.7% |
電気通信 | 7.9% |
公益事業 | 4.9% |
コングロマリット | 4.0% |
消費財 | 3.9% |
消費者サービス | 3.6% |
資本財・サービス | 0.4% |
*コングロマリットとは、多岐に渡る業種・業務に参入している企業体のことです。
組入上位10銘柄
下表は、本指数の組入上位10銘柄を表したものです。MSCIエマージング・マーケット・インデックスなどの新興国全体に投資するインデックスの構成比上位10銘柄に入っている、テンセント、中国移動(チャイナモバイル)、中国建設銀行、中国工商銀行、中国銀行などの有名企業が、組入上位国となっています。
銘柄 | 業種 | 株式区分 | 構成比 |
---|---|---|---|
HSBCホールディングス | 金融 | 香港株 | 9.7% |
テンセント | 情報技術 | 香港株 | 8.3% |
中国移動 | 電気通信サービス | レッドチップ | 6.2% |
AIAグループ | 金融 | 香港株 | 6.1% |
中国建設銀行 | 金融 | H株 | 5.5% |
中国工商銀行 | 金融 | H株 | 4.2% |
中国銀行 | 金融 | H株 | 3.5% |
中国人寿保険 | 金融 | H株 | 2.6% |
平安保険 | 金融 | H株 | 2.4% |
ハチソン・ワンポア | コングロマリット | 香港株 | 2.3% |
参考 新興国全体への投資を目的としたインデックスの上位企業は、以下をご参照ください。
他の中国株価指数との比較
中国の代表的な株価指数には、香港ハンセン指数の他、CSI300指数やMSCIチャイナ指数があります。以下、それぞれの指数の特徴を解説します。
指数名 | 構成株式・銘柄数 | 特徴 |
---|---|---|
CSI300指数 | 上海・深セン取引所A株の300銘柄 |
|
MSCIチャイナ指数 | 上海・深セン取引所B株、および香港取引所H株の140銘柄 |
|
香港ハンセン指数 | 香港取引所の50銘柄 |
|
上表は、中国の主要株価3指数の構成銘柄、および特徴の比較です。CSI300指数の構成銘柄は最も多く分散効果が期待できます。また、中国人と機関投資家しかアクセスできない上海・深センのA株を構成銘柄としているため、中国本土への分散投資を行いたい方にとっては貴重なCSI300指数をベンチマークとする金融商品は大変貴重です。
ただし、香港取引所も含めた中国の株式市場全体に投資したいという方は、MSCIチャイナ指数の方がオススメです。香港・上海・深セン全ての取引所に上場するB株を対象としています。MSCIチャイナ指数の場合、組み入れ上位銘柄には、チャイナモバイル、テンセント、中国商工銀行など世界でも御馴染みの企業が顔を出してきます。
香港ハンセン指数は、構成銘柄が50と分散効果に疑問があるものの、中国市場としては最もアクセスしやすい香港取引所の銘柄が対象となっているため、本指数をベンチマークとする金融商品の投資コストが、割安な点でメリットがあります。例えば、ハンセン指数ETF(02833)の投資コスト(信託報酬)は0.1%と超低コストです。
参考 中国の証券取引所や株式区分(A・B・H株など)の解説は、以下をご参照ください。
まとめると、中国の各地域に分散投資をしたい方はMSCIチャイナ指数、中国本土に投資したい方はCSI300指数、大型銘柄に絞って低コストで投資をしたい方は香港ハンセン指数をベンチマークとする金融商品を選ぶのが良いでしょう。
参考 中国株価指数とそれらをベンチマークとするETFの比較は、以下をご参照ください。
香港ハンセン指数をベンチマークとするETFとオススメ購入先
CSI300指数への実際の投資方法として、CSI300指数をベンチマークとするETF、またそれらのETFの売買コストを抑えて投資する方法を解説します。
下表は、香港ハンセン指数およびハンセン中国企業株指数(H株指数)をベンチマークとするETFの種類・コスト比較です。投資コストは投資パフォーマンスを悪化させるため、投資対象が同じ場合、売買手数料や信託報酬などの投資コストの安い投資商品を選ぶことが重要です。
銘柄 | 信託報酬 | 種類 |
---|---|---|
ハンセン指数ETF(02833) | 0.10% | 海外ETF |
トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(02800) | 0.15% | 海外ETF |
ハンセンH株指数ETF(028028) | 0.60% | 海外ETF |
上場インデックスファンド中国H株(1548) | 0.55% | 国内ETF |
中国H株ブル2倍上場投信(1572) | 0.85% | 国内ETF |
中国H株ベア上場投信(1573) | 0.85% | 国内ETF |
信託報酬が最安のETFはハンセン指数ETF(02833)です。中長期の投資を行う場合は、投資コストの安いハンセン指数ETFがオススメです。
ただし、短期的に売買したい方は、国内ETFとして売買手数料が安い上場インデックスファンド中国H株(1548)が良いでしょう。短期売買の場合、信託報酬よりも売買手数料の安さの方が重要となります。また、後述するようにGMOクリック証券で売買すれば、手数料を超割安にできます。
また、ETFではなくインデックスファンドを利用した投資を行いたいという方は、香港ハンセン指数ファンドがオススメです。SBI証券で購入保有すれば、購入手数料無料で、毎月500円から自動積立が行えます。また、SBI投信マイレージサービスによるポイント還元でお得にファンドを保有できます。
参考 ETFとインデックスファンドの違いは、以下をご参照ください。
ハンセン中国企業株指数と香港ハンセン指数の違い
各ETFの解説の前に、ハンセン中国企業株指数(H株指数)と香港ハンセン指数の違いについて解説します。両指数の違いは、構成銘柄の種類と構成銘柄数の2点です。
指数名 | 構成株式 | 銘柄数 |
---|---|---|
香港ハンセン指数 | H株、香港株、レッドチップ | 50 |
中国企業株指数(H株指数) | H株のみ | 40 |
下表は、香港証券取引所に上場する銘柄の株式区分(種類)をまとめたものです。ハンセン中国企業株指数がH株のみから構成されるのに対し、香港ハンセン指数はH株・レッドチップ株・香港株の全種類から構成されています。
株式区分 | 特徴 |
---|---|
H株 | 本社が中国本土にあり、営業活動も中国本土にあるが、香港証券取引所に株式を上場する企業からなる |
レッドチップ | 営業拠点は中国だが、香港など税金が優遇されている土地で登記している企業からなる。 |
香港株 | 香港に本社があり、香港で営業を行う上場企業からなる。 |
構成株式の違いにより、ハンセン中国企業株指数(H株指数)には、世界でも有名なテンセントやチャイナモバイルなどの情報・通信大企業が含まれません。そのため、香港ハンセン指数と比べて、情報技術や電気通信サービスの割合が低く、逆にエネルギー業の割合が高い点が特徴です。
構成銘柄数や種類の多さ(指数の分散性)を考慮すると、香港ハンセン指数が良いでしょう。ただし、香港に上場する中国企業への集中投資を行いたい方は、ハンセン中国企業株指数(H株指数)に連動する投資商品を利用するのが良いでしょう。
参考 ハンセン中国企業株指数の詳細は、以下をご参照ください。
以下、香港ハンセン指数・ハンセン中国企業株指数をベンチマークとするETFを解説します。
ハンセン指数ETF(02833)
ハンセン指数ETF(ティッカー:02833)は、香港ハンセン指数をベンチマークとする海外ETFです。香港ハンセン指数連動型ETFの中で、最も信託報酬が安いため、中長期で投資を行う方に最もオススメのETFです。
ハンセン指数ETFの特徴:
- ベンチマーク:香港ハンセン指数
- 売買手数料:証券会社毎(小資金なら楽天証券、数万円以上ならSBI証券が最安)
- 信託報酬(税抜):0.10%
- 売買単位:100株毎
- 最低購入金額:285,215円(2016年2月17日現在、1香港ドル=14.5円換算)
- 決算:年2回(6,12月)
- 信託期間:無期限(上場日:2004年9月13日)
- 純資産総額:約6,100億円
参考 ハンセン指数ETFの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/hang-seng-index-etf-2833/
トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(02800)
トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(ティッカー:02800)は、香港ハンセンをベンチマークとする海外ETFです。信託報酬はハンセン指数ETF(02833)より若干高めです。
トラッカー・ファンド・オブ・ホンコンの特徴:
- ベンチマーク:香港ハンセン指数
- 売買手数料:証券会社毎(小資金なら楽天証券、数万円以上ならSBI証券が最安)
- 信託報酬(税抜):0.15%
- 売買単位:500株毎
- 最低購入金額:143,840円(2016年2月17日現在、1香港ドル=14.5円換算)
- 決算:年2回(4,10月)
- 信託期間:無期限(上場日:2004年9月13日)
- 純資産総額:約9,400億円
参考 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコンの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tracker-of-hongkong-02800/
ハンセンH株指数ETF(02828)
ハンセンH株指数ETF(ティッカー:02828)は、ハンセン中国企業株指数(H株指数)をベンチマークとする海外ETFです。H株指数連動型ETFの中では、上場インデックスファンド中国H株(1548)と比べ、信託報酬が割高となっています。
ハンセンH株指数ETFの特徴:
- ベンチマーク:ハンセンH株指数
- 売買手数料:証券会社毎(小資金なら楽天証券、数万円以上ならSBI証券が最安)
- 信託報酬(税抜):0.55%
- 売買単位:200株毎
- 最低購入金額:240,700円(2016年2月17日現在、1香港ドル14.5円換算)
- 決算:年2回(6,12月)
- 信託期間:無期限(設定日:2003年11月19日)
- 純資産総額:約3,100億円
参考 ハンセンH株指数ETFの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/hangseng-h-share-index-etf-02828/
上場インデックスファンド中国H株(1548)
上場インデックスファンド中国H株(コード:1548)は、ハンセン中国企業株指数(H株指数)をベンチマークとする国内ETFです。H株指数連動型ETFの中で、最も信託報酬が安く、また国内ETFのため利便性にも優れています。中長期で投資を行う方に最もオススメのETFです。
上場インデックスファンド中国H株の特徴:
- ベンチマーク:ハンセンH株指数
- 売買手数料:証券会社毎(GMOクリック証券ならNISA口座で無料。優待で実質無料)
- 信託報酬(税抜):0.55%
- 売買単位:10株毎
- 最低購入金額:9,280円(2016年2月17日現在)
- 決算:年1回(毎年1月20日。休日の場合、翌営業日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2010年10月29日)
- 純資産総額:約3.7億円
参考 上場インデックスファンド中国H株の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/index-fund-china-h-1548/
中国H株ブル2倍上場投信(1572)
中国H株ブル2倍上場投信(証券コード:1572)は、ハンセン中国企業株レバレッジ指数をベンチマークとする国内ETFです。ハンセン中国企業株レバレッジとは、ハンセン中国企業株指数(H株指数)の日々の騰落率の2倍として計算された株価指数です。
指数の2倍の値動きに連動するレバレッジ型ETFなので、短期的な相場観をお持ちの方で、レバッレッジをかけた運用を行いたい方に、オススメです。
中国H株ブル2倍上場投信の特徴:
- ベンチマーク:ハンセン中国企業株レバレッジ指数
- 売買手数料:証券会社毎(GMOクリック証券ならNISA口座で無料。優待で実質無料。)
- 信託報酬:0.85%
- 売買単位:10株
- 最低購入金額:68,200円
- 決算:年1回(12月)
- 償還日:無期限(設定日:2012年12月6日)
- 純資産総額:約13億円
参考 中国H株ブル2倍上場投信の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/china-h-share-bull2-etf-1572
中国H株ベア上場投信(1573)
中国H株ベア上場投信(証券コード:1573)は、ハンセン中国企業株ショート指数をベンチマークとする国内ETFです。ハンセン中国企業株ショートとは、ハンセン中国企業株指数(H株指数)の日々の騰落率の-1倍として計算された株価指数です。下落相場でも運用益を上げたい方にオススメです。
中国H株ベア上場投信の特徴:
- ベンチマーク:ハンセン中国企業株ショート指数
- 売買手数料:証券会社毎(GMOクリック証券ならNISA口座で無料。優待で実質無料。)
- 信託報酬:0.85%
- 売買単位:10株
- 最低購入金額:134,200円
- 決算:年1回(12月)
- 償還日:無期限(設定日:2012年12月6日)
- 純資産総額:約15億円
参考 中国H株ベア上場投信の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/china-share-h-etf-1573
分散性を高めるために
リスクを分散し、中国だけなく新興国株式市場全体への分散投資を行いたい場合、インデックスファンドであれば三井住友・DC新興国株式インデックスファンド(信託報酬:0.56%)、ETFであればバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ ETF(VWO)(信託報酬:0.15%)がオススメです。これらのファンドには、中国が2~3割の比率で配分されています。
参考 新興国株式クラスのファンド・ETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。
また、新興国でなく先進国株式市場への分散投資は、たわらノーロード先進国株式(信託報酬:0.225%)やニッセイ外国株式インデックスファンド(同:0.24%)がオススメです。
参考 先進国株式クラスのファンド・ETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。
さらに分散効果を高めいたいという方は、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFや三井住友・DC全海外株式インデックスファンドなどの全世界株式ファンドがオススメです。先進国・新興国の約50カ国に分散投資を行うことができます。
参考 全世界株式クラスのファンド・ETFの比較・詳細は、以下をご参照ください。
コストを抑えたお得なオススメ購入先
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資コスト(売買手数料)の安い証券会社を選び、パフォーマンス向上に努めましょう。以下、国内ETF・海外ETFの場合に分けて、お得な購入先を紹介します。
海外ETFの場合
ハンセン指数ETF(02833)などは、海外ETF(中国ETF)のためマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3ネット証券の取り扱いとなります。全ての証券会社で特定口座内で中国ETFを取り扱うことができます。
取引コストの安い証券会社は、売買する株式の代金によって異なります。以下、取引にかかるトータルコスト(売買手数料、および為替手数料)の安い証券会社を解説します。
まず、中国ETF売買手数料は、下表のようになっています。SBI証券とマネックス証券が同様の料金体系で、楽天証券が小価格で割安な料金体系となっています。
証券会社 \ 約定代金 | 10万円まで | 10万円〜100万円まで | 100万円以上 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 約定代金の0.26% 最低:47香港ドル 最高:470香港ドル |
||
マネックス証券 | 約定代金の0.26% 最低:47香港ドル 最高:470香港ドル |
||
楽天証券 | 500円 | 約定代金の0.50% | 一律5,000円 |
また、中国ETF購入に必要な香港ドルを日本円から両替するためにかかる為替手数料は、全ての証券会社で1香港ドルあたり15銭となります。しかし、SBI証券のみ住信SBIネット銀行で売買資金を香港ドルへ換えれば、7銭で済みます。そのため、為替手数料はSBI証券が最安となります。
SBI証券・住信SBIネット銀行の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今ならSBI証券の口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえるます(9月30日まで)。
⇒ SBI証券
⇒ 住信SBIネット銀行
また、SBI証券と住信SBIネット銀行の口座開設を、簡単に、同時開設する方法は、以下をご参照ください。
最後に、売買手数料と為替手数料のトータルコストについて解説します。このトータルコストの安い証券会社で中国ETFを売買することで、コストによるマイナスリターンを防ぐことができます。
楽天証券とSBI証券のトータルコスト比較を解説します。(マネックス証券は、SBI証券と同じ売買手数料だが為替手数料が割高、かつその他経費が別途かかるため、本比較からは除外。)
以下のグラフは、投資資金毎のトータルコストを楽天証券(青線)・SBI証券(赤線)で比較したグラフです。横軸が投資資金(中国ETFの約定代金)、縦軸が投資資金毎の為替・売買手数料のトータルコストです。(1香港ドル=16円で計算)
上のグラフからわかるように、5万円以下の金額で中国ETFを売買する場合は楽天証券がおトクとなります。逆に、5万円以上の金額での売買は、SBI証券がおトクになります。住信SBIネット銀行で換金する場合、ほとんどの価格帯でSBI証券を用いた売買がおトクとなります。
まとめると、中国ETF・株式売買の証券会社を選ぶ場合、
- 機動的な売買・積立・リバランス・配当金(分配金)の再投資など小資金(5万円程度)での売買をする方は楽天証券がオススメ。
- 約5万円以上の資金で中国ETFを買い付ける方はSBI証券がおすすめ。(住信ネットSBI銀行で両替しないなら約15万円以上)
SBI証券・楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら、SBI証券の無料口座開設で最大7万円の現金、楽天証券の無料口座開設で最大7万円相当のポイントがもらえるキャンペーンが行われています。
参考 中国ETF売買のためのその他比較情報は、以下の記事もご参照ください。
NISA口座ならSBI証券がお得!
上記の3ネット証券では、NISA口座内での海外ETFの買付手数料が無料です。そのため、NISA口座で本ETFや海外ETFを買い付ける場合、為替手数料が最も安いSBI証券が最もおトクなためオススメです。
参考 SBI証券NISA口座内の手数料に関しては、以下をご参照ください。
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また、本ブログでのSBI証券の解説・評価、以下をご参照ください。
国内ETFの場合
上場インデックスファンド中国H株(1548)などの国内ETFは、国内株式売買手数料が安い証券会社での売買が重要です。下表は、各証券会社の国内株式・ETFの売買手数料比較です。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 500万円 | 1000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 90 | 105 | 250 | 250 | 487 | 921 | 1152 | 1152 | 1152 |
GMOクリック証券 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 | 834 | 834 |
カブドットコム証券 | 90 | 180 | 250 | 250 | 990 | 1890 | 2790 | 3690 | 3690 |
ライブスター証券 | 80 | 97 | 180 | 180 | 340 | 600 | 600 | 800 | 800 |
松井証券 | 0 | 300 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 | 4500 | 7500 | 15000 |
楽天証券 | 139 | 185 | 272 | 487 | 921 | 921 | 921 | 921 | 921 |
表からわかるように、投資資金が10万円以下なら松井証券が、10万円以上ならライブスター証券が圧倒的にお得です。皆様の投資資金に合わせてお使い分けください。
参考 手数料最安の松井証券・ライブスター証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ ライブスター証券
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また、本ブログでの松井証券・ライブスター証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
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上表でご覧いただいたように、GMOクリック証券は全ての価格帯でNo2.の安さです。しかし、GMOインターネット(9449)などの株主優待を使うことで、売買手数料が実質無料となります。私は本方法を使って、国内ETF・株式を売買しています。
GMOクリック証券で売買手数料を実質無料にする方法は、以下をご参照ください。
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また、本ブログのGMOクリック証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。購入にかかる費用(売買手数料と為替手数料)が安い証券会社を選び、コストお抑えましょう。
参考 国内ETF購入のための証券会社で迷った方は、以下もご参照ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。