MSCIスイス20/35インデックスとは、スイス経済の動向を表す株価指数(インデックス)です。UBS ETFスイス株(1391)などの低コストETFのベンチマークに採用されています。
本記事では、MSCIスイス20/35インデックスの特徴、構成比、本指数をベンチマークとするETFを紹介・解説します。また、それらETFのオススメ購入先などを紹介・解説します。
MSCIスイス20/35インデックスの特徴・評価
MSCIスイス20/35インデックスとは、スイスの株式市場に上場している大型・中型株、39銘柄(2015年11月30日現在)、から構成される株価指数です。スイス株式時価総額の約85%をカバーしています。
本指数は構成銘柄の構成比に上限を設定しています。構成比率最大の銘柄に対して35%の上限、その他の銘柄に対して20%の上限です。この上限値こそが、指数名に「20/35」が入っている理由です。
以下、本指数の各種構成比、他指数との比較、また評価などを解説します。
業種別構成比
以下のグラフ・表は、MSCIスイス20/35インデックスの業種別構成比です。ヨーロッパ全体の株価指数であるFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスなどと比べると、ヘルスケアの割合が高い点が特徴です。
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組入上位10銘柄の構成比(全39構成銘柄中)
下表は、MSCIスイス20/35インデックスの組入上位10銘柄の構成比です。上位10銘柄で全体の%を占めています。スイス・ヨーロッパを代表する企業が上位を占めています。ネスレ、ノバルティス、ロシュなどは、先進国全体の株価指数であるMSCIコクサイの上位10銘柄にも顔を出します(ネスレは常連)。
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評価・解説
日本からスイスに絞った投資を行う場合、金融商品のベンチマークとなっている指数は、本指数「MSCIスイス20/35インデックス」です。構成銘柄が39銘柄と少なめですが、スイス株式市場の85%をカバーしています。
そのため、スイスに絞った投資を行いたい方は、本指数をベンチマークとするETF(後述)を用いて、投資を行うと良いでしょう。
また、スイス一国への集中投資ではなく、さらに分散性を高めたい場合、ヨーロッパ株式市場全体への投資を目的としたFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスや、全世界の先進国株式市場への投資を目的としたMSCIコクサイなども、ベンチマーク指数として検討することをオススメします。
参考 FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスやMSCIコクサイの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/ftse-developed-europe-all-cap-index/
http://investment-by-index-invest.com/index-mcsi-kokusai/
MSCIスイス20/35インデックスをベンチマークとするETF
MSCIスイス20/35インデックスをベンチマークとする低コスト金融商品には、UBS ETFスイス株(MSCIスイス20/35)(1391)があります。信託報酬0.20%(年率)と低コストで、本指数と同等の投資成果が得られます。また、外国での配当課税にメリットがあります。
UBS ETFスイス株(MSCIスイス20/35)の特徴:
- ベンチマーク:MSCIスイス20/35インデックス(ネットリターン)
- 売買手数料:証券会社毎(GMOクリック証券ならNISA口座で無料。優待で実質無料。)
- 信託報酬(税抜):0.20%
- 売買単位:1株毎
- 最低購入金額:1,990円(2015年12月3日現在)
- 決算:年2回(1月、7月)
- 信託期間:無期限(設定日:2013年11月28日)
- 純資産総額:約686億円
参考 UBS ETFスイス株(MSCIスイス20/35)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/ubs-etf-swiss-stock-1391/
コストを抑えたオススメ購入先
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本記事で紹介した、UBS ETFスイス株(MSCIスイス20/35)は、国内ETFのため、国内株式売買手数料が安い証券会社での売買が重要です。下表は、各証券会社の国内株式・ETFの売買手数料比較です。
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また、本ブログでの松井証券・ライブスター証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/matsui-merit-demerit/
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