皆さんは、どのような基準で証券会社を選んでいるでしょうか?私が証券会社を選ぶ際、最重要視するポイントは、コスト(売買手数料など)です。コストは、投資家にとって確実なマイナスリターンとなるためです。
カブドットコム証券 は、国内で唯一 売買手数料無料 でETFの売買が行える証券会社です。コストを重視する投資家にとっては最良の証券会社と言えます。
本記事では、フリーETFなど独自のサービスで人気のある、カブドットコム証券のメリット・デメリットを紹介します。口座開設などでお悩みの方は、以下を参考にしてみてください。
目次
カブドットコム証券の特徴・メリット
カブドットコム証券 は、三菱UFJグループの証券会社です。証券会社としては母体の規模が大きい部類です。株・FX・投資信託・CFDなど幅広い金融商品を取り扱っています。
カブドットコム証券の主な メリットは、以下の4つがあります。
- 売買手数料無料でETFを売買できる。(フリーETF)
- 毎月500円から自動積立ができる。
- 大手ネット証券で唯一i-mizuhoインデックスシリーズの低コストファンドが購入可能。(現在、SBI証券・マネックス証券・楽天証券でも買付可能に。)
- 地方市場の株式を売買できる。
- 一般制度信用取引のできる銘柄が多い。
→ 株価変動と追証を抑えた株主優待の売買が可能。
以下、それぞれのメリットについて解説します。
メリット1:フリーETF
カブドットコム証券は、国内証券会社で唯一国内ETFを売買手数料無料で提供しています。この売買手数料無料のETFをフリーETFと呼びます。
ETFは信託報酬がインデックスファンドと比べて2倍程度もしくはそれ以上安いことが一般的です。しかし売買手数料がかかるというデメリットがあります。このフリーETFを使えば、ETFのデメリットをなくすことができます。
参考 インデックスファンドとETFの違いに関しては、以下をご参照ください。
カブドットコム証券が取り扱っているフリーETF銘柄は、以下をご参照ください。先進国全体・日本・米国株式市場、アジア債券など13銘柄あります。
コストは、投資家への確実なマイナスリターンです。カブドットコム証券のフリーETFを使って、ETFのコストカットを行い、投資パフォーマンス向上を目指しましょう。
国内で唯一フリーETFの売買ができるカブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ カブドットコム証券
メリット2:毎月自動積立が500円からできる
長期で資産運用・投資を行うためには、長期間続ける仕組み作りが重要です。カブドットコム証券では、ファンドの自動積立ができます。その際、ファンドの積立最低額は500円です。
つまり、毎月500円から、インデックスファンドの積立投資ができることになります。主なネット証券では、SBI証券でも500円から自動積立が可能です。マネックス証券や楽天証券でも毎月1,000円から積立可能です。
参考 積立投資に関しては、以下の記事をご参照ください。
自動積立金額を銀行から自動引き落としできる
他の証券会社は、毎回手動で銀行から証券口座へ積立金額を入金しなければいけません。しかし、カブドットコム証券は、以下の銀行から積立金額などを自動引き落としできます。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- スルガ銀行
- 大垣共立銀行
- ジャパンネット銀行
- ゆうちょ銀行
投資の手間を省くため、銀行から自動引き落としできるカブドットコム証券を選びましょう。カブドットコム証券の詳細確認・無料口座解説は、以下の公式ページから行えます。
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メリット3:投資信託保有時のポイント還元率が業界最大クラス
インデックスファンドなどの投資信託を保有する場合も、カブドットコム証券がオススメです。各証券会社、投資信託の保有額に応じてポイント還元を行っていますが、カブドットコム証券の投信毎月ポイントの還元率は、SBI証券と並び最大クラスです。
保有金額100万円につき毎月1ポイントが貰え、100ポイントためると1万円と交換することができます。また、投資信託保有額が3,000万円を超えるとポイントが2倍になるのが特徴です。(最大還元率年率0.24%)
ただし、ポイント集計除外ファンドも多いので、SBI証券のポイント還元の方が使い勝手で良いです。
参考 投信毎月ポイントや他証券会社とのポイント還元の比較・詳細は、以下をご参照ください。
メリット4:i-mizuhoインデックスシリーズが売買できる
i-mizuhoインデックスシリーズが売買できます。みずほ銀行・みずほ証券以外では、カブドットコム証券のみの売買可能です。
i-mizuhoインデックスシリーズのインデックスファンドは、国内・先進国・新興国の株式・債券だけでなく、中国や東南アジアの株式市場に低コストでインデックス投資を行うことができます。
参考 i-mizuhoインデックスシリーズの詳細や商品一覧は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/i-mizuho-indexfunds/
追記 2015年8月以降、SBI証券・楽天証券・マネックス証券でも、i-mizuhoインデックスシリーズの売買が可能となりました。
- 楽天証券・SBI証券も販売手数料無料(ノーロード)でi-mizuhoインデックスシリーズを取り扱い開始!
- マネックス証券も販売手数料無料(ノーロード)でi-mizuhoインデックスシリーズを取り扱い開始!
メリット5:地方市場の株式が購入できる!
札幌証券取引所(札幌アンビシャス市場)や福岡証券取引所などの地方証券取引所の株式を売買することができます。カブドットコム証券以外に地方市場の株式が売買(取り扱い)できるネット証券は、以下の3社です。
(*)リンクをクリックすると、本ブログの各証券会社の評価・解説がご覧いただけます。
「地方市場の株式なんて売買することあるの?」と思われる方も多いかもしれませんが、実は地方市場は成長株の宝庫です。例えば、赤井英和さん・香取慎吾さんのテレビCMなどで注目のライザップ(RIZAP)を運営している健康コーポレーション(2928)は、札幌証券取引所に上場しています。
後述するように株式売買手数料を考えると、10万円以下の約定代金の場合、松井証券が、10万円以上の場合はSBI証券の手数料が最安となります。
参考 松井証券・SBI証券の詳細は、以下をご参照ください。
メリット6:一般信用取引を利用して、株主優待をローリスクで獲得できる
中級者向けのサービスとなりますが、カブドットコム証券は、一般信用が取引可能な株主優待銘柄を揃えています。他に、SBI証券や松井証券でも一般信用取引銘柄を揃えていますが、カブドットコム証券が最も多くの銘柄を揃えています。
クロス取引により、株価変動を抑えて株主優待を得る場合、逆日歩と呼ばれる追加料金が発生する可能性があります。しかし、一般信用取引を用いたクロス取引なら逆日歩を回避することができます。
参考クロス取引を利用して、株主優待をローリスクで獲得する方法は、以下をご参照ください。
信用取引などを使いますので、初心者の方はあまり必要ないかもしれません。ぜひ信用取引、クロス取引を使って株主優待をローリスクで獲得したいという方は、挑戦してみてください。
参考 信用取引の基本事項に関しては、以下をご参照ください。
たくさんのメリットをもつカブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
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カブドットコム証券のデメリット
デメリットは、以下の2点があります。
- 単純な株式売買手数料自体は他社よりも割高。
- 出金手数料がかかる。
デメリット1:単純な株式売買手数料自体は他社よりも割高
後で述べるように、株式売買手数料比較表を見てもわかるように、カブドットコム証券の単純な株式売買手数料は、他社と比べて割高です。そのため、カブドットコム証券の株式売買は、売買手数料無料のフリーETFに限定するのが良いでしょう。
単純な売買手数料比較だと、10万円以下なら松井証券、それ以上であればGMOクリック証券やライブスター証券がお得となっています。
参考 株式売買のための利便性・料金比較は、以下をご参照ください。
デメリット2:出金手数料がかかる
カブドットコム証券から株式を売却し、銀行へ出金する時に手数料がかかります。ただし以下の5行への出金時のみ出金手数料が無料となります。
- イオン銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 中京銀行
- じぶん銀行
- 池田泉州銀行
カブドットコム証券の出金用に、上のいずれかの銀行を開設しておくと良いでしょう。
参考 イオン銀行は、普通預金金利が最大0.12%と国内円預金で最高水準となるので、オススメです。詳しくは、以下をご参照ください。
カブドットコム証券の手数料
カブドットコム証券の現物・信用取引の株式売買手数料を他社と比較します。
現物株式売買手数料と他社比較
カブドットコム証券の現物手数料は、以下のようなシンプルな料金体系です。
現物手数料 約定代金×0.09%+90円(上限3,690円)
以下、他社の売買手数料と比較します。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 500万円 | 1000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カブドットコム証券 | 180 | 270 | 360 | 540 | 990 | 1890 | 2790 | 3690 | 3690 |
GMOクリック証券 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 | 834 | 834 |
ライブスター証券 | 80 | 97 | 180 | 180 | 340 | 600 | 600 | 800 | 800 |
松井証券 | 0 | 300 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 | 4500 | 7500 | 15000 |
楽天証券 | 139 | 185 | 272 | 487 | 921 | 921 | 921 | 921 | 921 |
SBI証券 | 139 | 185 | 341 | 341 | 609 | 1152 | 1152 | 1152 | 1152 |
株式の売買手数料自体は、他社と比べてそれほど安いとは言えません。
信用株式売買手数料と他社比較
カブドットコム証券の信用取引売買手数料は、約定代金にとって異なります。以下の表をご覧ください。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
カブドットコム証券 | 99 | 179 | 249 | 449 | 760 | 1100 |
GMOクリック証券 | 93 | |||||
ライブスター証券 | 80 | |||||
松井証券 | 0 | 300 | 500 | 1000 | 3000 | |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 |
SBI証券 | 143 | 191 | 360 | |||
楽天証券 | 250 | 450 |
こんな方は、カブドットコム証券で取引すべし!
売買手数料が割高なカブドットコム証券ですが、上にあげたメリットのため「長期投資を行う人」「株主優待銘柄を売買する人」には、大変おすすめです。ぜひ口座開設を行うべきです。
長期投資家におすすめの理由
以下の2つの理由から、カブドットコム証券は、長期投資家が持つべき証券口座の1つです。
- 売買手数料無料でETFが売買できる。(フリーETF)
- 500円から自動積立ができる。銀行から自動引き落としもできる。
ETFは長期投資家の必須ツールです。メリットでも触れたように、売買手数料のかからないフリーETFを提供するカブドットコム証券は魅力的です。また、積立に関しても銀行引き落としから自動化できるカブドットコム証券は、大変便利です。
株主優待売買におすすめの理由
一般信用取引を理由したクロス取引を行う方は、カブドットコム証券がおすすめです。カブドットコム証券では、一般信用取引できる銘柄を豊富に揃えているためです。
カブドットコム証券の口座開設
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口座開設・維持にかかる手数料はゼロです。一切の費用がかかりません。たとえ、口座開設後、ほったらかしてても無料で口座を持ち続けることができます。
私はフリーETFの売買のために、カブドットコム証券の口座をもっています。私の資産の30%程度がフリーETFなので、カブドットコム証券さんには、大変お世話になっています。皆様もぜひ、この機会にカブドットコム証券の口座開設をご検討ください。
カブドットコム証券のまとめ
- カブドットコム証券は売買手数料無料でETFが売買できる。
- 毎月500円から積立投資ができる。(銀行自動引き落としも可能)
- 一般信用取引銘柄が多く、クロス取引に向いている。
- 単純な株式売買手数料は割高なので、サービスを絞って利用する。
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