カブドットコム証券の提供するフリーETFは、ETFでありながら売買手数料が無料になるというお得な投資商品です。このフリーETFに、新たに2銘柄が加わることになりました。
本記事では、カブドットコム証券のフリーETFの特徴を簡単におさらいし、フリーETFに新たに加わる2銘柄について解説していきます。手数料無料のETFを利用して、投資効率を向上させていきましょう。
参考 ETFに関しての基礎事項・詳細は、以下をご参照ください。
目次
フリーETFとは?
はじめに、フリーETFに関して解説します。すでにご存知の方は読み飛ばしてください。
フリーETFとは、ETFでありながら売買手数料無料のETFのです。国内でカブドットコム証券が本サービスを提供しています(SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの国内証券会社では取り扱っていません!)。
ETFはインデックスファンドと比べて、保有時にかかるコスト(信託報酬)が極めて安いことが特徴ですが、株式同様の売買手数料がかかる点がデメリットです。しかし、フリーETFは売買手数料無料であるため、ETFのデメリットを無くした究極の金融商品となります。
参考 ETFとインデックスファンドの違い・比較は、以下をご参照ください。
現在、フリーETFには、下表のように全16銘柄があります。日本株式・先進国株式・債券・リート(REIT)など、さまざまな種類の投資クラスに超低コストETFを利用して投資できます。
銘柄 | コード | 信託報酬 (税抜) |
|
---|---|---|---|
日本株式 クラス | MAXIS トピックス・コア30上場投信 | 1344 | 0.19 % |
MAXIS日経225上場投信 | 1346 | 0.17% | |
MAXIS トピックス上場投信 | 1348 | 0.078% | |
MAXIS S&P東海上場投信 | 1553 | 0.50% | |
MAXISトピックスリスクコントロール(5%) | 1567 | 0.24% | |
MAXISトピックスリスクコントロール(10%) | 1574 | 0.24% | |
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 | 1593 | 0.078% | |
MAXIS JAPANクオリティ150上場投信 | 1460 | 0.24% | |
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信 | 1485 | 0.22% | |
MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信 | 1492 | 0.50% | |
J-REIT | MAXIS Jリート上場投信 | 1597 | 0.25% |
先進国株式 クラス | MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 1550 | 0.25% |
SPDR S&P 500 ETF | 1557 | 0.0945% | |
国際のETF VIX短期先物指数 | 1552 | 0.36% | |
国際のETF VIX中期先物指数 | 1561 | 0.36% | |
債券 | ABF汎アジア債券インデックス・ファンド | 1349 | 0.20% |
*2017/5/16現在
参考 フリーETFの詳細は、以下をご参照ください。
フリーETFに2銘柄が追加
上の紹介してきたフリーETFに、この度(2016年7月4日から)、以下の2銘柄が加わります。
以下、2本のETFを解説していきます。
MAXIS JAPANクオリティ150上場投信(1460)
MAXIS JAPANクオリティ150上場投信(コード:1460)は、iSTOXX MUTB JAPANクオリティ150インデックスをベンチマークとするETFです。iSTOXX MUTB JAPANクオリティ150インデックスとは、日本株式のうち、高ROEかつ、財務健全性・キャッシュフロー収益性・利益安定性の3点に着目し、高ROEの継続性を評価して150銘柄を選定し算出される株価指数(インデックス)です。
MAXIS JAPANクオリティ150上場投信(1460)の特徴:
- ベンチマーク:iSTOXX MUTB JAPANクオリティ150インデックス
- 売買手数料:証券会社毎の株式売買手数料。(カブドットコム証券なら無料。)
- 信託報酬(税抜):0.24%
- 売買単位:1株ごと
- 最低購入金額:14,040円(2016年6/30現在)
- 決算:年2回(1・7月の各16日。)
- 償還日:無期限(設定日:2016年3月16日)
- 信託財産留保額:なし
高ROEの持続性も考慮している点がJPX400との違いになります。同ベンチマークのファンドとしては、eMAXIS JAPANクオリティ150インデックスがありますが、コスト面で、本ETFの方が割安です。
参考 MAXIS JAPANクオリティ150上場投信(1460)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/maxis-japan-quality-150-free-etf-1460
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信(愛称:前向き日本)1485
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信(前向き日本)(コード:1485)は、iSTOXX MUTB Japan積極投資企業200インデックスをベンチマークとするETFです。iSTOXX MUTB Japan積極投資企業200インデックスとは、収益性スコア(ROEや財務基盤)・設備投資スコア(設備投資、研究開発費)・人材投資スコア(平均給与など)の3点を総合的に勘案した200銘柄から構成される株価指数です。
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信(1485)の特徴:
- ベンチマーク:iSTOXX MUTB Japan積極投資企業200インデックス
- 売買手数料:証券会社毎の株式売買手数料。(カブドットコム証券なら無料。)
- 信託報酬(税抜):0.22%
- 売買単位:1株ごと
- 最低購入金額:18,130円(2016年6月29日現在)
- 決算:年2回(1・7月の各16日。)
- 償還日:無期限(設定日:2016年6月29日)
- 信託財産留保額:なし
日銀の組み入れ報道以来、注目されている設備・人材投資型ETFです。同ETFとしては、DIAM設備人材投資ETF(1484)やiシェアーズ設備人材ETF(1483)などがありますが、売買手数料無料のフリーETFとなっているのは、本銘柄のみです。
参考 MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/maxis-positive-200-free-etf-1485
フリーETFはカブドットコム証券のみ
本記事で紹介したフリーETFは、カブドットコム証券のみの取り扱いです。その他の証券会社で購入する場合は、売買手数料がかかってしまいます。売買手数料が無料なので、小資金での積立なども可能となります。
カブドットコム証券は、フリーETFの他、毎月500円から積立が行えるノーロード投信、株主優待のつなぎ売り・クロス取引に活用される「一般信用取引銘柄」の豊富さ、便利なアプリサービス IPO・PO・TOB、自動売買、kabuステーションなどメリットが大きい証券会社です。
参考 カブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
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また、本ブログのカブドットコム証券の評価・解説は、以下の記事もご参照ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。