資産運用で重要な資産管理法:「モニタリングとリバランス」 | インデックス投資で資産運用

資産運用で重要な資産管理法:「モニタリングとリバランス」

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モニタリングとリバランス

インデックス投資を用いた資産運用は、その複利効果を最大限活かすため、長期間着実に継続することが重要です。

長期投資では、定期的に資産の状況を把握し、メンテナンスを続けていくことが重要で投資の成果をより高めることができます。本文記事では、資産管理法である「モニタリング」と「リバランス」についてその目的と方法を解説していきます

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目次

資産のメンテナンスの重要性

インデックス投資家育成塾シリーズ、前回は「積み立て」というテーマで毎月定額で積み立てを始めることに関して説明しました。たくさんの方が積み立てを用いてインデックス投資を始めていただけたと思います。

今回の記事のテーマは資産管理の方法です。インデックス投資を用いて資産運用を始めることは重要ですが、それ以上に資産運用を長期間着実に継続することが重要です。(長期の運用は我々に複利の効果をもたらします。)

フィナンシャルプランナーのカンチュンドさんのお言葉を借りれば「投資とは金融商品を選ぶこではなく、自分の決めたアセットアロケーションを継続し、管理することです」

また、定期的に資産の状況を把握し、メンテナンスを続けていくことが重要で投資の成果をより高めることができます。個人投資家の多くが、投資で成果を上げることができない理由の1つが、このメンテナンスを怠るためであると言われています。

本文記事では、資産管理法である「モニタリング」と「リバランス」についてその目的と方法を説明していきます。まず始めにそれぞれの言葉の意味や目的を説明し、最後に具体的な方法について説明していきます。

モニタリング・リバランスまとめ図

まずは無理の無い資産配分(アセットアロケーション)を作る

資産管理でまず重要なことは、資産配分や投資商品を複雑にしないことです。インデックス運用は基本的にはシンプルですが、あまり凝りすぎて管理が難しい資産配分やたくさんの金融商品を買わないように注意しましょう。

アセットアロケーションの決め方や金融商品の詳細は、以下の記事をご参照ください。

具体例を出すと最も資産管理が簡単な例はセゾン投信セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を毎月定額で自動積み立てをすることです。すでにファンド内で世界分散された資産配分がされていますので、以下説明する「リバランス」を基本的には自分にやる必要はないのですし、低コストですので、おすすめです。

参考 セゾン投信の詳細は、以下の記事をご参照ください。

セゾン投信の評価・解説。長期の資産形成を目的としたセゾン投信の特徴!
将来の資産設計のため投資・資産運用を始めたいという方にオススメしたいのが、本記事で紹介する セゾン投信 です。投資初心者の方にも...

また、セゾン投信は、以下の公式ページから詳細確認・無料資料請求・無料口座開設が行えます。大変分かりやすい資料なので、資料請求後資料をよく読んでから投資を行う判断をしても良いでしょう。
セゾン投信“セゾン投信”

しかし、自分で日本株、先進国株、新興国株などの資産配分を作りたい方々は、以下説明する「モニタリング」「リバランス」を継続的に行い、投資パフォーマンスの向上を心がけてください。

「モニタリング」と「リバランス」

資産運用管理はこの「モニタリング」と「リバランス」を中心に行います。リバランスとは資産の状況を定期的にチェックすることであり、リバランスとは自分の決めた資産配分比率と実際の資産配分比率のズレを修正することをいいます。

年に数回モニタリングをしよう

モニタリングの目的は、リスク状況の把握です。自分が許容できるリスク範囲で構築した資産配分が大きく変わっていないかを確認します。大きく崩れている場合リスクを思った以上に背負っている可能性があるので、モニタリングでしっかり注意しましょう。

ただ、株価、金利、為替等のマーケット指標は日々変動しますが、分散の効いた資産配分で運用を開始しいますし、長期の資産形成を目標としていますので、毎日モニタリングをする必要はありません。(もし、毎日モニタリングしないと不安という方はリスクを多く取ってしまっている可能性があるので、資産配分を見直してみてください。)

モニタリングは年4回程度が良いと思います。私は証券会社やファンドの決算に合わせて、3月、6月、9月、12月末の四半期毎にモニタリングを行っています。本ブログでもこちらで紹介しております。銀行等の他の金融機関の預貯金などと合わせて確認すると良いと思います。エクセルやWEB上のさまざまなサービスを使って資産を整理すると大変便利ですので使ってみてください。私は以下の2つを主に資産管理ツールとして使っています。

  • マネーフォワード

    インデックスファンドやETFだけではなく、銀行やクレジットカード、電子マネー等を一括で管理できる便利なアプリです。しかも無料です。家計トータルの資産管理に大変便利で私も長い間使っています。

  • モーニングスターのポートフォリオサービス

    購入ファンドと購入額、購入日付を登録するだけで、全体とまたファンドやETF別の評価額や損益などさまざまな指標をを自動で計算してくれます。私も評価額などはここで確認しております。無料です。ただし、ファンド購入日・金額など全て手動なので、マネーフォワードの方が便利かもしれません。

    登録は以下のリンクからできますので興味のある方はどうぞ。
    モーニングスター

参考 モニタリングのための便利ツールの使い方や詳細は、以下をご参照ください。

リスク管理に重要な資産のモニタリング方法
皆様は、どのような方法で資産を管理しているでしょうか? 資産の管理(モニタリング)は、自分の投資のリスク把握のため、また相...

1年に1度リバランスをしよう

前述のように、リバランスとは最初に決定した資産配分からのズレを修正する作業です。

例えば、下図のように、日本株30%、外国株40%、日本国債30%(図中左側)の資産配分を目標・スタート地点として資産運用を始めたとします。1年の運用後、日本株が下落し比率が20%となる一方、外国株が上昇して比率が50%となったとします(図中の真ん中)。このまま運用し続けると最初に自分で決定した資産配分よりも高リスクで運用されている可能性がありますので、リバランスします。

この例の場合、日本株を買い増しして、外国株を売却することで、資産運用スタート時点での資産配分比に戻すことができます。

詳細なデータの解析結果は以下の書籍をご参考ください。

リバランスの方法図解

リバランスの効用は二つあります。1つは背負うリスクのコントロールをすること。2つ目は投資パフォーマンスの向上です。リバランスをすることで、上の例のように、価格が上昇している資産を利益確定で売却し、下落した資産を割安に仕込むということを機械的にできます。実際に1970~2011年の長期期間のデータをもとにリバランス有りと無しで投資結果を比べてみるとリバランスをした方がリスクを抑えリターンを向上することが示されています。

リバランスの頻度は半年、1年、3年とさまざまな候補があります。しかし、半年毎にリバランスした結果よりも1年毎にリバランスした結果の方がリターンが良いこと、また3年毎のリバランスだとリーマンショックなどの大規模相場変動等が有った際に、資産配分が崩れたまま資産運用を続けてしまう恐れがあるので、1年毎のリバランスをおすすめします。

リバランスの手順と種類

実際のリバランスの手順をまとめると以下のようになります。

  1. 保有資産の配分比率を算出。
  2. 目標比率よりも大きくなった資産(アセットクラス)は売却。(*)
  3. 目標比率よりも小さくなった資産(アセットクラス)は積み増し。

一般的なリバランスのやり方は、1→2→3の手順です。しかし、資産売却時(実際にはインデックスファンドやETFの売却時)に発生する税金や売買手数料を節約するために、1→3の手順でリバランスを行うノーセルリバランスを行ってもよいと思います。私はノーセルリバランスでリバランスを行っています。実際に、ノーセルリバランスは、ボーナスなどの新規投資金で買い増しを行うことで資産配分を調整します。

自分の好みにあったリバランス手法で1年に一度リバランスをしてみてください。もちろん1年後の資産配分と目標配分にズレがなければ、リバランスをする必要はありません。また配分比をぴったり一致させる必要もないので、肩の力を抜いて必要な際にリバランスを行ってください。

モニタリング・リバランスのまとめ

  • 資産運用は始めることよりもしっかりと資産管理を行い長期間つづけることが重要。
  • モニタリングは定期的に資産状況を確認すること、年4回くらいを目安に行う。
  • リバランスとは、目標と現状の資産配分のズレを修正すること、年に1度行う。
    →投資パフォーマンスの向上につながる。
  • 資産配分を考えたり、モニタリングやリバランスなど面倒な場合、セゾン投信の低コストグローバルバランスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を購入する手もある。(これ1本購入するだけで世界に分散投資できる。)

また、本記事で紹介したセゾン投信は、以下の公式ページから詳細確認・無料資料請求・無料口座開設が行えます。大変分かりやすい資料なので、資料請求後資料をよく読んでから投資を行う判断をしても良いでしょう。
セゾン投信

参考文献: 以下の書籍等を参考に本記事を書かせていただきました。

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