ETFには、日経平均株価などベンチマークの2倍の動きをするレバレッジ(ブル2倍)型や逆の動きをするインバース(ベア)型があります。それらのETFを有効に使うことで、皆様の相場観に合わせた売買を行うことができます。
本記事では、日経平均株価・TOPIX・JPX日経400をベンチマークとするレバレッジ型・インバース型のETFを紹介します。コストを抑えたオススメ購入先やおすすめETFも紹介します。
目次
レバレッジ・インバース型の特徴
ETFの紹介に入る前に、まずレバレッジ型・インバース型について簡単に解説します。すでにご存知の方は、読み飛ばしていただいて構いません。
レバレッジ型ETFとは?
レバレッジ型ETFとは、レバレッジ(梃:てこ)が意味するように、指数の暴落率の2倍の値動きをするETFのことです。指数が5%上昇した場合ETFは10%上昇し、反対に5%下落した場合は10%下落ように設計されています。ブル2倍型とも呼ばれます。
レバレッジ型ETFを利用することで、相場上昇時に大きな投資成果を上げることができます。
インバース型とは?
インバース型ETFとは、インバース(反対)が意味するように、指数の暴落率の逆(-1倍)の値動きをするETFのことです。指数が-5%下落した場合ETFは5%上昇し、反対に5%上昇した場合は5%下落ように設計されています。ベア型とも呼ばれます。
インバース型ETFを利用することで、相場下落時にも利益を上げることができます。
日経平均株価型
以下、日経平均株価を対象とするレバレッジ型、インバース型、またダブルインバース型ETFを紹介します。
レバレッジ(ブル2倍)型
下表は、日経平均レバレッジ指数をベンチマークとするETFです。日経平均レバレッジ指数とは、日経平均株価の日々の騰落率の2倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 | 乖離率 |
---|---|---|---|
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458) | 0.35% | 6,290円 | 0.07% |
上場インデックスファンド日経レバレッジ指数(1358) | 0.75% | 10,610円 | 0.20% |
日経平均ブル2倍上場投信(1579) | 0.55% | 11,700円 | 0.14% |
日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570) | 0.80% | 11,190円 | 0.25% |
表中で最もオススメなETFは、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)です。ETF保有時にかかる手数料(信託報酬)が他ETFと比べて2倍程安く、さらに楽天証券で売買手数料無料で取引を行うことができます。
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資対象やベンチマークが同じ場合、コストの安い商品を選び、投資パフォーマンスの確実な向上に努めましょう。
参考 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/rakuten-nikkei-leverage-index-etf-1458/
また、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型を無料売買できる楽天証券は、以下の公式ページから詳細確認・無料口座開設が行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当がもらえます(9月30日まで)。
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インバース(ベア)型
下表は、日経平均レバレッジ指数をベンチマークとするETFです。日経平均インバース指数とは、日経平均株価の日々の騰落率の-1倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 (2016年1月21日時点) | 乖離率 |
---|---|---|---|
日経平均ベア上場投信(1580) | 0.75% | 72,800円 | -0.03% |
日経インバースインデックス連動型上場投信(1571) | 0.80% | 2,712円 | 0.15% |
オススメETFは、信託報酬が最も安い日経平均ベア上場投信(1580)です。しかし、小額から投資を行いたい方は、最低購入金額の低いを日経インバースインデックス連動型上場投信(1571)を利用してもよいでしょう。
ダブルインバース(ベア2倍)型
下表は、日経平均ダブルインバース指数をベンチマークとするETFです。日経平均ダブルインバース指数とは、日経平均株価の日々の騰落率の-2倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 | 乖離率 |
---|---|---|---|
楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459) | 0.35% | 13,560円 | -0.03% |
ダイワ上場投信-日経ダブルインバース指数(1366) | 0.75% | 9,220円 | -0.19% |
日経平均ベア2倍上場投信(1580) | 0.75% | 71,100円 | 0.10% |
日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357) | 0.80% | 3,560円 | 1.47% |
表中で最もオススメなETFは、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)です。ETF保有時にかかる手数料(信託報酬)が他ETFと比べて2倍程安く、さらに楽天証券で売買手数料無料で取引を行うことができます。
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資対象やベンチマークが同じ場合、コストの安い商品を選び、投資パフォーマンスの確実な向上に努めましょう。
参考 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/rakuten-nikkei-double-inverse-index-etf-1459/
また、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型を無料売買できる楽天証券は、以下の公式ページから詳細確認・無料口座開設が行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当がもらえます(9月30日まで)
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TOPIX
以下、TOPIXを対象とするレバレッジ型、ダブルインバース型ETFを紹介します。
レバレッジ(ブル2倍)型
下表は、TOPIXレバレッジ(2倍)指数をベンチマークとするETFです。TOPIXレバレッジ(2倍)指数とは、TOPIXの日々の騰落率の2倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 | 乖離率 |
---|---|---|---|
ダイワ上場投信TOPIXレバレッジ(2倍)指数(1367) | 0.75% | 9,270円 | 0.04% |
TOPIXブル2倍上場投信(1568) | 0.75% | 119,200円 | 0.20% |
コスト水準は同じですが、乖離率(ETFの基準価値と市場価値との差)や最低購入金額の低く利便性の高いダイワ上場投信TOPIXレバレッジ(2倍)指数(1367)がオススメです。
ただし、日経平均レバレッジ型ETFであれば、コストが本ETFと比べて2倍程度安い、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型が最もオススメです。ETFの基準価値と市場価値との差である乖離率も最も低いため、安心して売買が行えます。また、楽天証券で無料で売買できる点も他のETFには無い魅力です。
ダブルインバース(ベア2倍)型
下表は、TOPIXダブルインバース(-2倍)指数をベンチマークとするETFです。TOPIXダブルインバース(-2倍)指数とは、TOPIXの日々の騰落率の-2倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 | 乖離率 |
---|---|---|---|
ダイワ上場投信TOPIXダブルインバース(1368) | 0.75% | 8,540円 | -0.20% |
TOPIXベア2倍上場投信(1356) | 0.75% | 58,700円 | 0.06% |
コストは同水準ですが、ダイワ上場投信TOPIXダブルインバース(-2倍)指数(1368)の方が最低購入金額が低いため、小額で投資したい方は、こちらのETFがオススメです。
また、日経平均ダブルインバース型ETFであれば、コストが本ETFと比べて2倍程度安い、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)が最もオススメです。ETFの基準価値と市場価値との差である乖離率も最も低いため、安心して売買が行えます。また、楽天証券で無料で売買できる点も他のETFには無い魅力です。
JPX日経400インデックス
以下、JPX日経インデックス400を対象とするレバレッジ型、ダブルインバース型ETFを紹介します。
レバレッジ(ブル2倍)型
下表は、JPX日経400レバレッジをベンチマークとするETFです。JPX日経400レバレッジとは、JPX400の日々の騰落率の2倍として計算された株価指数です。
銘柄 | 信託報酬 | 最低購入金額 | 乖離率 |
---|---|---|---|
ダイワ上場投信JPX日経400レバレッジ・インデックス(1464) | 0.75% | 7,440円 | 0.16% |
JPX日経400ブル2倍上場投信レバレッジ(1467) | 0.75% | 74,500円 | 0.41% |
NEXT FUNDS JPX日経400レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1470) | 0.80% | 15,000円 | 0.03% |
コストは同水準ですが、ダイワ上場投信JPX日経400レバレッジ・インデックス(1464)の方が、最低購入金額が低いため利便性が高いためオススメです。
また、日経平均レバレッジ型ETFであれば、コストが本ETFと比べて2倍程度安い、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型が最もオススメです。ETFの基準価値と市場価値との差である乖離率も最も低いため、安心して売買が行えます。また、楽天証券で無料で売買できる点も他のETFには無い魅力です。
ダブルインバース(ベア2倍)型
JPX400のダブルインバース(ベア2倍)型ETFは、ダイワ上場投信JPX日経400ダブルインバース・インデックス(1466)が唯一のETFです。そのため、JPX400の下落局面で投資益を上げたい方は、本ETFが唯一の選択肢となります。
また、日経平均ベア2型ETFであれば、コストが本ETFと比べて2倍程度安い、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)があります。日本株式ベア2倍としては、信託報酬が最安で、かつETFの基準価値と市場価値との差である乖離率も最も低いため、安心して売買が行えます。また、楽天証券で無料で売買できる点も他のETFには無い魅力です。
ここまで紹介してきたレバレッジ型・インバース型を用いることで、相場上昇・下落時の両方で、投資益を出すことが可能となります。中長期の投資の場合、ニッセイTOPIXインデックスファンドや日経225インデックスe、たわらノーロード日経225を利用するのが王道ですが、短期の相場観をお持ちの方は、これらのレバレッジ・インバース型ETFを利用しても良いでしょう。
コストを抑えたオススメ購入先
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資コスト(売買手数料)の安い証券会社を選び、パフォーマンス向上に努めましょう。
レバレッジ型・ダブルインバース型で信託報酬が最安の、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型や楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型は、楽天証券での売買がオススメです。売買手数料が無料なため、取引回数を気にせず、売買することができます。
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本ブログでの楽天証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
また、楽天ETF以外のETFは、国内株式売買手数料が安い証券会社で売買しましょう。下表は、各証券会社の国内株式・ETFの売買手数料比較です。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 500万円 | 1000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 90 | 105 | 250 | 250 | 487 | 921 | 1152 | 1152 | 1152 |
GMOクリック証券 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 | 834 | 834 |
カブドットコム証券 | 90 | 180 | 250 | 250 | 990 | 1890 | 2790 | 3690 | 3690 |
ライブスター証券 | 80 | 97 | 180 | 180 | 340 | 600 | 600 | 800 | 800 |
松井証券 | 0 | 300 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 | 4500 | 7500 | 15000 |
楽天証券 | 139 | 185 | 272 | 487 | 921 | 921 | 921 | 921 | 921 |
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