日経平均株価とTOPIXの違いとNT率 | インデックス投資で資産運用

日経平均株価とTOPIXの違いとNT率

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国内株式クラスにインデックス投資する場合、主に2つのインデックス投資対象があります。「日経平均株価」と「TOPIX」です。インデックスファンドやETFを用いてどちらのインデックスに投資するのが良いのでしょうか?

本記事では、日経平均株価とTOPIXそれぞれのインデックスの説明とそれら二つの違いについて説明します。両者の違いを理解し、自分にあった投資を行いましょう。

参考 日経平均株価・TOPIXのそれぞれの指数に関しては、以下をご参照ください。

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目次

日経平均とTOPIXの違いは2つ

日経平均株価TOPIXの違いは、大きく以下にあげた2つの違いがあります。

  1. 採用銘柄数の違い
  2. インデックス算出方法の違い

違い1. 採用銘柄数の違い

日経平均株価は、東京証券取引所第一部(以下、東証一部)に株式を上場している約1700社から、日本経済新聞者が、業種や流動性を考慮して選出した225社が採用銘柄となっています。それに対してTOPIXは、東証一部すべての銘柄を採用しています。

違い2. 算出方法の違い

インデックスの算出方法が「株価ウェイト」であるか「時価総額ウェイト」の違いです。日経平均株価は株価ウェイトで算出されます。つまり採用銘柄の株価を足した合わせたようなインデックスです。それに対してTOPIXは時価総額ウェイトであり、株価と株の発行部数から計算される時価総額ベースの算出法になります。ただし、発行部数には、株を長期保有している銀行や大株主の株数は含まれません。このような算出方法を浮動指数株方式といいます。これはインデックス採用銘柄の株価の高騰を抑えるために用いいられています。

日経平均株価では、株価の大きい銘柄の動きがインデックスに大きく影響する。

上にあげた算出法の違いによりインデックスの性質に特徴がでてきます。以下の表をご覧ください。

日経平均とTOPIXにおける株価影響の違い

*こちらの表はSBI証券のデータをもとに管理人が作成(オリジナルリンクはこちら

上の表はファーストリテイリングと住友大阪セメントの2013年12月の値動きです。住友大阪はこの日株価が前日比+5.3%上昇しました。それに対してファーストリテイリングは+0.4%の上昇に留まりました。

しかし算出法の違いにより、ファーストリテイリングが日経平均株価に与えた影響は住友大阪セメントの7倍でした。一方でTOPIXに与えた影響は住友大阪セメントがファーストリテイリングを上回りました。

このように、日経平均株価は、株価が高い銘柄の値動きに大きく影響を受けるという特徴があります。ソフトバンクやファーストリテイリングなどのある一部の絶対株価の高い銘柄の影響を受けやすく、あまり分散されているとは言えません。

そのため、市場平均に投資するというインデックス投資の考えからすると、銘柄数も多く、時価総額ウェイトで算出されているTOPIXに投資するのが一般的です。

インデックス内の業種の違いとNT率

またインデックス算出方法の違いから、業種にも偏りがあります。日経平均株価は上述のように株価の絶対数が多い業種のウェイトが高くなるため、電気機器や情報通信のウェイトが高くなっています。それに対してTOPIXは銀行・証券・商社・電気ガス・鉄鋼などの伝統的内需の割合が多くなります。

またNT率と呼ばれる指標があります。これは単純に日経平均株価÷TOPIXで計算されます。日経平均株価は電気機や情報通信などの景気敏感銘柄が多く含まれているため、NT率の上昇が景気の拡大局面を表すと言われています。2015年2月現在NT率は上昇基調にあるので、日本の景気が上向いているのかもしれません。

先高感のある日経平均株価に今後TOPIX(伝統的内需業種)が追いつくという展開になれば、日経平均と比べてTOPIXが上昇率が高くなる局面があるかもしれません。

日経平均株価とTOPIXの違いを理解して、インデックス投資を行ってください。また業種の違いやNT率などを考慮して今後の日本経済を占うことも面白いかもしれません。

日経平均株価やTOPIXをベンチマークとするファンド

実際に日経平均株価やTOPIXと同等の投資成果を目標とする場合、インデックスファンドの利用が便利です。SBI証券なら最低500円から自動積立投資もできますし、運用コストが0.3%以下の水準と超低コストです。

以下、各インデックスをベンチマークとするインデックスを紹介します。

日経平均株価

下表は、日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンドの比較表です。

ファンド名信託報酬
(実質コスト)
配当取り扱いインデックスとの差異過去1年間のリターン
(2015/9/30)
純資産
[百万円]
日経225インデックスe0.19%----
たわらノーロード日経2250.195%----
ニッセイ日経225インデックスファンド0.25%
(0.26)
配当除く+1.6%9.1%103,553
SMT日経225インデックス・オープン0.37%
(0.38%)
配当除く+1.4%8.9%4,264
i-mizuho国内株式インデックス0.38%
(0.39%)
配当除く+1.4%8.9%2,936
野村インデックスファンド・日経2250.40%
( 0.41%)
配当除く+1.3%8.8%22,740
eMAXIS日経225インデックス0.40%
(0.42%)
配当除く+1.4%8.9%21,530

投資パフォーマンスを悪化させるコストが最も低いのは、たわらノーロード日経225です。コストが低いため、ファンドのパフォーマンスも全てのファンドの中で最高水準です。

全てのファンドがベンチマークから上方乖離している理由は、ベンチマークが分配金を除く指数となってますが、ファンド自体は分配金が再投資されているため、再投資分ファンドのパフォーマンスが良いように見えます。

日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンドの中で最もオススメするのは、たわらノーロード日経225です。投資対象やベンチマークが同じ場合、コスト分ファンドのパフォーマンスは悪化します。そのため、コストが安いファンドを利用することが投資成果を向上されるために重要です。

参考 たわらノーロード日経225の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tawara-noload-nikkei225-index-fund/

ただし、たわらノーロード日経225は設定間もないファンドなので、運用実績のあるファンドを利用したい場合は、ニッセイ日経225インデックスファンドがオススメです。Fund of the yearの上位常連ファンドと評価も高いファンドです。

参考 ニッセイ日経225インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-nikkei225-indexfund/

また、多くの投資クラスで最安コストを実現している、ニッセイインデックスファンドシリーズの商品一覧は、以下をご参照ください。

ニッセイインデックスファンドシリーズ一覧
ニッセイインデックスファンドシリーズ は、低コストで国内外の株式・債券・不動産市場に投資できるインデックスファンドを多数提供...

TOPIX

下表は、TOPIXをベンチマークとするインデックスファンドの比較表です。

ファンド名信託報酬
(実質コスト)
配当取り扱いインデックスとの差異過去1年間のリターン
(2015/9/30)
純資産
[百万円]
ニッセイTOPIXインデックスファンド0.29%
(初回決算待ち)
配当込み-0.1%-1,799
日本株式インデックスe0.37%
(0.38%)
配当込み-0.4%8.1%2,971
SMT TOPIXインデックス・オープン0.37%
(0.37%)
配当除く+1.6%8.0%9,779
eMAXIS TOPIXインデックスファンド0.40%
( 0.41%)
配当除く+1.6%8.0%25,282
野村インデックスファンド・TOPIX0.40%
(0.40%)
配当除く+1.6%8.0%1,650
インデックスファンドTOPIX(日本株式)0.62%
(0.63%)
配当除く+1.3%7.7%13,473

表からわかるように、日本株式クラスに分散投資できる最安コストのインデックスファンドは、ニッセイTOPIXインデックスファンドです。設定間もないため、今後も要チェックですが、現在のところ低コストなため、ベンチマークからの下方乖離は少なくなっています。

また、表をみると「配当除く」ベンチマークを採用するファンドのパフォーマンスが、ベンチマークよりも良い成績をあげているように見えますが、これはファンド内の日本企業から配当が出てくるため、当然ベンチマーク(配当除く)よりもファンドの成績が良くなるためです。

おすすめインデックスファンド

日本株式クラスおすすめインデックスファンドは、ニッセイTOPIXインデックスファンドです。設定から間もないですが、順調に純資産を増やしています。保有コストが最も安く配当込みベンチマークであり、低コストであるため下方乖離も最小限となっています(コストはベンチマークからの下方乖離要因)。

参考 ニッセイTOPIXインデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-topix-indexfund/

また、多くの投資クラスで最安コストを実現している、ニッセイインデックスファンドシリーズの商品一覧は、以下をご参照ください。

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コストを抑えたオススメ購入先

コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。売買手数料が安い、またはポイント還元などでお得にファンドを保有できる証券会社を選び、コストをお抑え、投資パフォーマンスの向上を目指しましょう。

以上のインデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社から購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での保有が最もオススメです。

SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(9月30日まで)
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また、本記事でのSBI証券の開設・評価は、以下の記事をご参照ください。

SBI証券口座開設のメリット・デメリット
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参照 SBI証券やその他証券会社のポイント還元の詳細は、以下の記事をご参照ください。

投資信託(投信)保有時にポイントが貯まるネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券)比較
証券会社のサービスに、クレジットカードのポイントのようなサービスがあることをご存知でしょうか?実は大手ネット証券では、投資信...

ただし、たわらノーロード日経225のみ、SBI証券でポイント付与対象外となります。そのため、楽天証券での購入・保有がオススメです。ポイント還元率は、0.048%ですが、他証券会社は全てポイント付与対象外のため、たわらノーロード日経225のみ楽天証券がオススメです。

参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当のポイントがもらえます。(9月30日まで)
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また、インデックスファンドのオススメ購入先で選んだ場合は、以下をご覧ください。

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