iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348:フリーETF)のコスト比較。どっちがお得? | インデックス投資で資産運用

iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348:フリーETF)のコスト比較。どっちがお得?

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iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348:フリーETF)のコスト比較。どっちがお得?

iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348:フリーETF)のコスト比較。どっちがお得?



10月20日に、iシェアーズから低コストETFが4本が新規上場します。

この4本には、信託報酬0.06%iシェアーズTOPIX ETF(1475)が含まれます。これまでTOPIX連動型ETFでは、信託報酬0.078%でフリーETFMAXISトピックス上場投信(1348)が最安ETFとして人気がありました。しかし、1475
上場によりその景色は大きく変わります。

本記事では、新規上場するiシェアーズTOPIX ETFとMAXISトピックス上場投信のコスト比較を行います。新規上場するETFのインパクトを確認します。

参考 iシェアーズの新規上場ETFに関しては、以下をご参照ください。

iシェアーズが東証に低コストETFなど4銘柄を新規上場!
iシェアーズが東証証券取引所に低コストETFなど4銘柄を新規上場しました。4銘柄の中には、TOPIXや国内リートクラスの最安...

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目次

iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348)

コスト比較を行う前に、両ETFの特徴をおさらいします。

iシェアーズTOPIX ETF(1475)とは?

iシェアーズTOPIX ETF(1475)は、東証株価指数(TOPIX)をベンチーマークとするETFです。2015年10月20日上場予定で、上場すれば信託報酬0.06%は、日本株式クラスとして最安コストのETFとなります。

iシェアーズTOPIX ETF(1475)の特徴:

  • ベンチマーク:TOPIX
  • 売買手数料:証券会社毎の売買手数料。(松井・GMOクリック証券なら無料の可能性。後述)
  • 信託報酬:0.06%(2016年8月9日まで0.025%
  • 売買単位:1株
  • 決算:年2回(原則として2・8月の各9日。)

参考 iシェアーズTOPIX ETF(1475)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/ishares-topix-etf-1475/

MAXISトピックス上場投信(1348)とは?

MAXISトピックス上場投信(1348)も、TOPIXをベンチーマークとするETFです。現在までの所信託報酬0.078%は、DIAM ETFトピックス(1473)と並び国内最安。また、カブドットコム証券売買手数料無料フリーETF)として取り扱える(私も日本株式クラスの全てを本銘柄で保有中)。

MAXIS トピックス上場投信(1348)の主な特徴:

  • ベンチマーク:TOPIX
  • 売買手数料:証券会社による。(カブドットコム証券のみ売買手数料無料。)
  • 信託報酬:0.078%
  • 売買単位:10株(2015年7月7日現在、10株あたり16,790円)
  • 決算:年2回(原則として1・7月の各16日。)
  • 償還日:無期限(設定日:2009年5月14日)
  • 信託財産留保額:なし

参考 MAXIS トピックス上場投信(1348)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/maxis-topic-free-etf-1348/

両者ともTOPIXをベンチーマークとしています。大きな違いとして投資コストがあります。iシェアーズTOPIX ETF(1475)は信託報酬が0.06%であるのに対し、MAXISトピックス上場投信(1348)は信託報酬が0.078%と若干高めですが、カブドットコム証券で売買手数料無料で取引できます。

以下、どちらのETFがトータルコスト(売買手数料と信託報酬の合計)的に安いか?お得か?を解説していきます。

コスト比較

以下、iシェアーズTOPIX ETF(1475)とMAXISトピックス上場投信(1348)のトータルコスト(売買手数料と信託報酬の合計)比較を行います。下表のように証券会社毎に国内株式売買手数料が違うため、証券会社別の比較となります。

証券会社名 \ 約定代金10万円20万円30万円50万円100万円200万円300万円500万円1000万円
SBI証券90105250250487921921921921
GMOクリック証券
優待で実質無料
8898241241436834834834834
ライブスター証券8097180180340600600800800
松井証券0300300500100020003000500010000
マネックス証券100180250450150030004500750015000
SMBC日興証券1251802504008001500200030004500
楽天証券1391853413416091152115211521152
カブドットコム証券901802502509901890279036903690
フィデリティ証券463(評価残高1,000万円未満)
1,389(評価残高1,000万円以上)
証券会社毎の現物売買手数料(税抜)比較:200万円以上では、フィデリティ証券が最安

以下のコスト比較では、MAXISトピックス上場投信(1348)はカブドットコム証券で売買手数料で購入したことを前提にします。また、TOPIXが年利3%で推移するものとします。

松井・GMOクリック証券ならiシェアーズTOPIX ETFがお得!

証券会社によっては、条件付きで国内ETF・株式が売買手数料無料となります。例えば、以下の2社が条件を満たした場合、売買手数料無料となります。

証券会社無料条件
GMOクリック証券GMOインターネット(9449)やGMOクリックホールディングス株の株主優待で、売買手数料キャッシュバック。⇒ 実質無料
松井証券一日の約定代金の合計が10万円以下なら無料

上表のように、GMO関連の株主優待ならGMOクリック証券で約定代金に関わらず売買手数料が実質無料となります。また、1日の約定代金が10万円以下なら松井証券でも売買手数料が無料となります。

iシェアーズTOPIX ETFの売買手数料が無料となれば、信託報酬のみがコストとなるため、確実に1348よりも1475がお得になります。

参考 松井証券・GMOクリック証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ご覧ください。
GMOクリック証券
松井証券

私自身は、他の国内ETF・株式と合わせて、GMOクリック証券で売買しています。

参考 GMOクリック証券で、株主優待を用いて、実質手数料を無料にする方法は、以下をご参照ください。

GMOクリック証券で株式売買手数料を実質0円(無料)にする方法。
株式やETFの売買手数料は、コストとして投資家の確実なマイナスリターンとなります。売買手数料分を投資で取り返す分のリターンが...

以下、大手ネット証券3社と比較的売買手数料の安いライブスター証券で売買した場合のトータルコストを紹介・解説します。皆様が使用中、または今後開設予定の証券会社におけるコストをご確認ください。

SBI証券の場合

以下、SBI証券でiシェアーズTOPIX ETFを売買する場合のコスト比較を行います。はじめに投資資金5万円(小資金)の場合の、保有期間別のコスト比較を行ったのが、以下のグラフです。横軸が投資(保有)期間、縦軸がその保有期間における投資コストです。

SBI証券でiシェアーズTOPIX ETF(1475)を売買した時のMAXISトピックス上場投信(1348)のコスト比較(投資金額:5万円)

SBI証券でiシェアーズTOPIX ETF(1475)を売買した時のMAXISトピックス上場投信(1348)のコスト比較(投資金額:5万円)

グラフからわかるように、小資金の投資の場合、投資資金あたりの売買手数料の比率が大きくなるため、売買手数料の安い1348(赤線)が投資期間22年までお得であることがわかります。投資期間22年を過ぎると1475のトータルコストがお得になります。

次に同様の比較を、投資資金100万円で行います。以下のグラフがその結果です。

SBI証券でiシェアーズTOPIX ETF(1475)を売買した時のMAXISトピックス上場投信(1348)のコスト比較(投資金額:100万円)

SBI証券でiシェアーズTOPIX ETF(1475)を売買した時のMAXISトピックス上場投信(1348)のコスト比較(投資金額:100万円)

投資資金100万円の場合、資金あたりの売買手数料の比率が小さくなるため、投資期間が短くても1475のトータルコストがお得になります。実際には、投資期間7年以上から1475がお得となり、30年後には7,000円以上お得となります。

最後に投資資金別の、1475がお得になる保有年数と、15年後・30年後のトータルコストの違いを、以下の表にまとめます。資金が多く、保有期間が長ければ、1475がお得になります。資金100万円で30年運用した場合、約7,000円もお得になります。

 10万円20万円30万円50万円100万円
1457がお得になる投資期間 [年]13年8年8年9年8年
15年後のコスト差 [円]81円363円744円854円1,819円
30年後のコスト差 [円]618円1,438円2356円3,540円7,192円

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SBI証券

また、本ブログのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

SBI証券口座開設のメリット・デメリット
SBI証券 は、ネット証券の中でも老舗の部類で、多くの投資家に使われている証券会社です。国内・海外株式(ETFを含む)、FX...

以下、他証券会社の投資資金別の、1475がお得になる保有年数と、15年後・30年後のトータルコストの違いを紹介します。皆様の利用中の証券会社の確認や、今後証券会社選びにお役立てください。

マネックス証券の場合

マネックス証券の場合の、投資資金別の1475がお得になる保有年数と、15年後・30年後のトータルコストの違いが、下表になります。マネックス証券の料金体系の特性上、資金50万円まではSBI証券よりもお得ですが、それ以上になるとSBI証券の方がお得になります。

 10万円20万円30万円50万円100万円
1457がお得になる投資期間 [年]9年8年8年8年13年
15年後のコスト差 [円]165円373円602円932円569円
30年後のコスト差 [円]702円1,447円2,214円3,618円5,940円

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また、本ブログでのマネックス証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

マネックス証券のメリット・デメリット
マネックス証券 は、ネット証券の中でも老舗の部類で、多くの方に使われている証券会社です。特に海外ETF・株式に強い証券会社で、海...

楽天証券の場合

楽天証券の場合の、投資資金別の1475がお得になる保有年数と、15年後・30年後のトータルコストの違いが、下表になります。楽天証券の料金体系の特性上、資金100万円以上の大資金で他ネット証券よりお得になります。

 10万円20万円30万円50万円100万円
1457がお得になる投資期間 [年]13年8年10年6年5年
15年後のコスト差 [円]81円363円406円1,168円2,493円
30年後のコスト差 [円]618円1,438円2018円3,854円7,866円

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また、本ブログでの楽天証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

楽天証券口座開設のメリット・デメリット
楽天証券</font size> は、1大経済圏を形成する楽天グループの証券会社です。サービス開始から多くの投資家に...

ライブスター証券の場合

ライブスター証券の場合の、投資資金別の1475がお得になる保有年数と、15年後・30年後のトータルコストの違いが、下表になります。ライブスター証券の料金体系の特性上、全ての資金帯で、大手ネット証券よりもお得に1475を購入・保有できます。

 10万円20万円30万円50万円100万円
1457がお得になる投資期間 [年]7年4年5年3年2年
15年後のコスト差 [円]208円552円754円1516円3,074円
30年後のコスト差 [円]745円1,627円2,366円4,202円8,447円

ライブスター証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで2ヶ月間売買手数料無料になります。(12月30日まで)
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コスト比較のまとめ

  • iシェアーズTOPIX ETF(1475)が上場すれば、これまで最安コストだったMAXISトピック上場投信(1348)を抜いて最安ETF
    となる。
  • 両ETFの特徴を振り返り、トータルコストの比較を行った。
  • GMOクリック証券や松井証券など売買手数料無料が可能な場合、1475がいかなる時もおトク!
  • 他ネット証券の場合、資金が多く、投資期間が長ければ、1475がお得になる。

参考 本記事で紹介した証券会社は、以下の公式ページから、詳細確認・無料口座開設が行えます。ご興味をもたれた方は、ご覧ください。

参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。

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コメント

  1. ETFファン より:

    1475と1348のコスト比較の記事についてですが、記事の途中から1475がずっと1457と誤記されているのが気になります。個人的に1475を応援してるので少し悲しい・・
    できれば訂正していただければ幸いです!

    それにしてもどちらのETFもついにここまできたかってぐらいの超低コストでワクワクしますね。これからもブログ記事を楽しみにしてます!

    • S.Ryotaro より:

      ETFファン様

      ご指摘ありがとうございました!
      途中で間違って脳内変換されていたようです。

      チャイナショック時にGMOクリック証券で1475に乗り換えました。
      1348の税金を抑え、かつ売買手数料実質無料なので、それなりにお得にできたかな?と思っております。
      GMOクリック証券を使わなくてもNISA口座買付で無料になる証券会社もあるので、そういうところを使えば
      1475の方がお得ですよね!これから売買高が最も増えることを期待です!

      今回は、ご指摘ありがとうございました。
      今後もぜひブログに遊びにきてください!