公開市場操作とは、中央銀行が国債などの有価証券を売買することによって、マネタリーベースの量を操作し、金利等を調整する金融政策の一つです。「オペレーション」または「オペ」とも呼ばれることがあります。
公開市場操作は目標を決めてから行うため、その影響が予測しやすいのが特徴あり、我々個人投資家の投資戦略において考慮すべき重要な材料となります。
実際の操作(オペレーション)の種類と方法
- 売りオペレーション
中央銀行が銀行に国債などを売ること等。代金が銀行から中央銀行に支払われるため、通貨量が減る。 - 買いオペレーション
中央銀行が銀行から国債などを買うこと等。代金が中央銀行から銀行に支払われ、通貨量が増える。最近の日銀やECBのように、景気の低迷により、金融市場への資金供給量が少なくなった時等に行われることが多い。
2015年に注目の公開市場操作
米・日・欧の公開市場操作(オペレーション)が注目されています。
- 欧州:量的緩和が決定・実施されており、ユーロ安、欧州株高が着々と進んでいます。
- 米国:連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げの実施時期や内容に大きな注目集まっています。
- 日本:日銀による追加緩和が行われるのかが焦点となっています。
公開市場操作(オペレーション)は、世界経済をガラリと変える可能性を秘めています。個人投資家は、こういった政策をきちんと理解し、アセットアロケーションや投資タイミング決定の際の判断材料とすることで、投資パフォーマンスの向上が可能です。
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