ハイブリッド・ドルコスト平均法 〜 相場観をつけて投資パフォーマンスを向上!〜 | インデックス投資で資産運用

ハイブリッド・ドルコスト平均法 〜 相場観をつけて投資パフォーマンスを向上!〜

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ハイブリッド・ドルコスト平均法 〜 相場観をつけて投資パフォーマンスを向上!〜

毎月一定額投資資金を積み立てていくドルコスト平均法は、我々個人投資家にとって合理的な投資手法といえます。プロでも難しい投資タイミングを個人投資家が時間をとって行うことは、合理的な投資手法と呼べないためです。

本記事では、ドルコスト平均法に一手間加え、投資パフォーマンス向上を狙ったハイブリット・ドルコスト平均法を紹介します。

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目次

ドルコスト平均法は合理的な手法であることは間違いないが。

インデック投資家育成塾シリーズで紹介したように、我々個人投資家にとって、最も合理的な金融商品(インデックスファンドやETF)の購入タイミング決定方法はドルコスト平均法です。手間がかからず、我々の心理面をコントロールした上で、それなりの投資パフォーマンスを期待ができます。

管理人自身も、ドルコスト平均法は、投資が職業でも趣味でもない方にとって、最も合理的な投資方法と思います。そのため、これから紹介するハイブリッド・ドルコスト平均法は、投資関連の勉強や情報法収集などの時間を取っても良いと思える方、世界経済に興味のある方のみにおすすめしたい投資方法です。

ハイブリッド・ドルコスト平均法とは?

以下、ハイブリッド・ドルコスト平均法のポイントを解説していきます。

ハイブリッド・ドルコスト平均法に重要な要素

ハイブリッド・ドルコスト平均法は、以下の二つの投資方法を組み合わせた方法です。

  1. 毎月定額をインデックスファンドやETFの購入する。(ドルコスト平均法)
  2. 年に数回、相場の転換期にまとまったお金でインデックスファンドやETFを購入する。

つまり、ハイブリッド・ドルコスト平均法とは、ドルコスト平均法によるタイミング自分の相場判断によるタイミング(以下、相場判断部)の2種類の投資タイミングを組み合わせた方法です。(下図参照)

ハイブリッドドルコスト平均法概念図

ドルコスト平均法で投資する金額と相場判断部で投資する金額の比率は、個々人のリスクの範囲、もしくは相場観の自信の度合いによって、決定してください。例えば、今年は相場が全然理解できないので、ドルコスト平均法で投資する金額を多くしようとかそういった具合です。

相場判断部の決定要素

相場判断には、主に以下の二つの要素を考慮しています。

  • 相場のアノマリー
  • 中長期の相場観

相場のアノマリーとは、相場の周期的な癖のようなもので、「ある月は相場が上がりやすい、もしくは下げやすい」などさまざまなアノマリーが相場には存在します。このアノマリーを頭にいれておくことで、割安な時期に投資を行える可能性が高まります。

最新の相場のアノマリーの結果は、以下の記事をご参照ください。

2015年上半期の相場のアノマリーを振り返る。新たに見つかったアノマリー、2015年後半注目のアノマリーも紹介!



 
2点目の「中長期の相場観」というのは、「世界経済全体の流れ」のようなものを自分の中で理解しておくということです。そして、さまざまな世界経済のシナリオを頭の中で作っておくというイメージです。

「現在の世界経済を牽引している要因は何か?」
「下落リスクとしてどのようなものが挙げられるか?」

こういったことを自分の頭の中で整理して、上昇・下落要因を理解し、さまざまなシナリオを用意しておきます。

もちろん、いつ、どこで、何が起こるかわかりませんので、短期の値動きや短期相場にしか聞いてこないような出来事で、相場感を作ることは、長期投資に置いてはほぼ無意味です。しかし、中長期のトレンドなどファンダメンタズ的な部分は、相場感を作る上で重要となります。

本ブログでも、私の素人なりの相場観を記事にしていきますので、興味をもたれた方は、ときたまご覧になってください。

2014年のハイブリッド・ドルコスト平均法の実施例

具体例を示すことで、ハイブリッド・平均法をイメージしやすくなると思うので、2014年の実施例を参考に、ハイブリッド・ドルコスト平均法を解説してみたいと思います。

以下のグラフは昨年の米国株式インデックスS&P500の値動きです。(私が投資を始めた2014年7月中旬から)
2014年のハイブリッド・ドルコスト平均法の実施例

グラフを見てお分かりのように、S&P500は2014年7月以降、3度急落局面を迎えました。それぞれグラフに示したように、「ウクライナ危機」、「エボラ・世界経済減速懸念」、「逆オイルショック・ギリシャ問題」などのためです。

私は7月中旬に口座開設以降、ハイブリッドドルコスト平均法として、これらの急落時(グラフ上の赤星印)にまとまった金額を投資しました。おかげさまでこの時期の中では、割安感のある時期に、投資を行うことができました。

このように、ハイブリッド・ドルコスト平均法を用いることで、中長期で強気な相場観を持っているけれど、一時的なリスクオフの相場で、株価が急落した局面では、その都度割安に仕込むことができます。

*2014年7月以前は、S&P500はさらに割安でしたので、ハイブリッドドルコスト平均法をしなくても、2014年前半に投資を行っていた方は、さらに良い成績を残せたと思います。

最後に〜ドルコスト平均法からの卒業を考えている方へ〜

冒頭でもお伝えしたように、ドルコスト平均法による投資法は、投資に時間をかけたくない方、投資期間中のマインドコントロールに不安のある方などにとって、手間を省き、着実に資産を築くことのできる優れた投資法です。繰り返しになりますが、投資が趣味では無い方、投資に時間をかけたくない方、相場に一喜一憂してしまう方等は、自動積み立てを用いてドルコスト平均法で投資する方法がベストです。

自動積立投資の方法は、以下の記事をご参照ください。

積み立て:「長期投資を行う仕組みづくりをしよう」


しかし、長期の相場観をもち、投資パフォーマンス向上のために時間のさける方は、ここで紹介したハイブリッド・ドルコスト平均法などを試してみるのも良いと思います。

また、投資とは実際関係ないかもしれませんが、より積極的に投資に関わることで、投資パフォーマンス以外にも、投資から得るものが多いはずです。

本記事のまとめ

  • ドルコスト平均法は、手間がかからずそれなりの投資パフォーマンスを期待できる、投資方法である。
  • 投資に時間をかけることができる場合、相場感を養い、その相場観を投資に活かすことで、投資パフォーマンス向上の可能性がある。その1つの可能性がハイブリッド・ドルコスト平均法である。
  • 毎月の積立金額とは別にまとまった投資資金を相場急落時などに、割安に仕込むことができる可能性。

参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。

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