国内ETFは、インデックスファンドと比べて割安な商品であり、また海外ETFと比べて為替や税金面での煩わしさがないため、国内投資家におすすめの金融商品です。
参考 ETFの特徴やインデックスファンドとの違いは、以下をご参照ください。
本記事では、その国内ETFを売買するためのおすすめ証券会社を紹介いたします。ETFは信託報酬が格安ですが、売買手数料がかかります。証券会社を賢く選んで、売買手数料を無料、もしくは格安に抑え、投資パフォーマンス向上を目指しましょう。
目次
売買手数料の比較
ETFは、インデックスファンドと比べて、信託報酬が格安であり、長期投資向きの金融商品です。しかし、株式売買の時と同様に、ETF売買時に手数料がかかります。そのため、証券会社を選ぶ際は、売買手数料の安さがポイントとなります。
参考 ETFとインデックスファンドの違いは、以下をご参照ください。
以下、各証券会社の国内ETFの売買手数料を比較します。これを参考に、次節でおすすめ証券会社をランキング形式で発表します。
国内ETF売買手数料比較
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資パフォーマンス向上のため、国内ETFを購入する場合、売買手数料の安い証券会社でコストを抑えた投資を行うことが重要です。
下表は、各証券会社の国内ETF・株式の売買手数料の比較表です。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 500万円 | 1000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 90 | 105 | 250 | 250 | 487 | 921 | 1152 | 1152 | 1152 |
GMOクリック証券 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 | 834 | 834 |
カブドットコム証券 | 90 | 180 | 250 | 250 | 990 | 1890 | 2790 | 3690 | 3690 |
ライブスター証券 | 80 | 97 | 180 | 180 | 340 | 600 | 600 | 800 | 800 |
松井証券 | 0 | 300 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 | 4500 | 7500 | 15000 |
楽天証券 | 139 | 185 | 272 | 487 | 921 | 921 | 921 | 921 | 921 |
上表からわかるように、ETFの買付金額が10万円以下なら松井証券、10万円以上ならライブスター証券が売買手数料が最も安いことがわかります。以下紹介するサービスを使わない場合、基本的には、松井証券かライブスター証券が、国内ETF売買のオススメ証券会社となります。
NISA口座なら売買手数料無料!
2014年に始まった小額非課税制度(NISA)ですが、SBI証券・楽天証券・松井証券・GMOクリック証券では、NISA口座内での国内ETF・株式の売買手数料が恒久的に無料となります。
つまり、上記の4社のNISA口座で、国内ETFを売買する場合、売買手数料が無料となります。(SBI証券・楽天証券なら海外ETFの買付手数料も無料となります。)
参考 SBI証券のNISA口座キャンペーン恒久化の詳細は、以下をご参照ください。
株主優待で実質手数料無料!
GMO系列の株式(GMOインターネットやGMOクリックHDなど)を保有していると、株主優待によりGMOクリック証券の売買手数料がキャッシュバックされます。例えば、GMOインターネット株なら年間1万円まで売買手数料をキャッシュバックできます。
参考 GMOクリック証券で売買手数料を実質無料にする方法は、以下をご参照ください。
個人投資家が、年間の売買手数料に1万円も使うことはほとんどないため、本株主優待でGMOクリック証券の売買手数料が実質無料となります。かなり、お得な優待ですね。
参考 GMOクリック証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大3ヶ月間売買手数料無料となります。
⇒GMOクリック証券
また、本ブログのGMOクリック証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
フリーETFなら売買手数料!
カブドットコム証券なら、以下の13銘柄の売買手数料無料(フリーETF)になります。MAXISトピックス上場投信(1348)ETFなど、優秀なETFもあるので、売買したいETFがフリーETFの場合、カブドットコム証券での売買がオススメです。
銘柄 | コード | 信託報酬 (税抜) |
|
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日本株式 クラス | MAXIS トピックス・コア30上場投信 | 1344 | 0.19 % |
MAXIS日経225上場投信 | 1346 | 0.17% | |
MAXIS トピックス上場投信 | 1348 | 0.078% | |
MAXIS S&P東海上場投信 | 1553 | 0.50% | |
MAXISトピックスリスクコントロール(5%) | 1567 | 0.24% | |
MAXISトピックスリスクコントロール(10%) | 1574 | 0.24% | |
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 | 1593 | 0.078% | |
MAXIS JAPANクオリティ150上場投信 | 1460 | 0.24% | |
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信 | 1485 | 0.22% | |
MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信 | 1492 | 0.50% | |
J-REIT | MAXIS Jリート上場投信 | 1597 | 0.25% |
先進国株式 クラス | MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 1550 | 0.25% |
SPDR S&P 500 ETF | 1557 | 0.0945% | |
国際のETF VIX短期先物指数 | 1552 | 0.36% | |
国際のETF VIX中期先物指数 | 1561 | 0.36% | |
債券 | ABF汎アジア債券インデックス・ファンド | 1349 | 0.20% |
参考 国内で唯一フリーETFを扱っているカブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ カブドットコム証券
また、本ブログのカブドットコム証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
iシェアーズ国内ETFは、分配金の課税に注意!
iシェアーズ国内ETFは、国内から低コストで全世界へ投資ができるため、おすすめのETFの一つです。iシェアーズエマージング株ETF(1582)やiシェアーズフロンティア株ETF(1583)などは、国内から新興国・フロンティア市場へ超低コストで投資できるETFです。
参考 iシェアーズ国内ETFの特徴や詳細、銘柄一覧は、以下をご参照ください。
ただし、注意点があります。以下のiシェアーズ国内ETFは、JDR形式で国内上場しているため日米の両国で課税されます。米国で30%の課税後、日本でも20.315%の課税がされるため、実質44.2%程度分、分配金が目減りすることになります。
- iシェアーズ先進国株ETF(1581)
- iシェアーズエマージング株ETF(1582)
- iシェアーズフロンティア株ETF(1583)
- iシェアーズ米国超大型株ETF(1587)
- iシェアーズ米国小型株ETF(1588)
- iシェアーズ米国高配当株ETF(1589)
- iシェアーズ米国リート・不動産株ETF(1590)
JDRとは、外国に上場するETFを信託財産として日本国内で発行される受益証券発行信託の受益証券で、海外ETFを国内にも重複上場できる仕組みです(特定口座にも対応)。
しかし、購入先(証券会社)によっては、分配金の米国課税分を軽減(30%⇒10%)できます。手数料の安いネット証券では、SBI証券・松井証券がすでに軽減税率適用サービスを行っています。そのため、軽減税率が適用できる証券会社を選び、課税コストを抑えましょう。
参考 SBI証券・松井証券の軽減税率適用に関しては、以下をご参照ください。
売買手数料の安さを考慮すると、ETFの購入(約定)代金が10万円以下なら松井証券、それ以上ならSBI証券がお得になります。(証券会社選びのポイント・詳細は、後述)
参考 SBI証券・松井証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今ならSBI証券の口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます(9月30日まで)。
⇒ SBI証券
⇒ 松井証券
おすすめ証券会社ランキング【国内ETF編】
以下、これまでの内容を考慮し、国内ETFを購入するためのオススメ証券会社をランキング形式で発表します。
第1位 SBI証券
SBI証券では、NISA口座内の国内株式・ETFが、恒久的に売買手数料無料である他、1日の約定代金の合計が10万円以下の場合、手数料無料になります。
また、iシェアーズ国内ETFの分配金課税が軽減されます。そのため、iシェアーズ国内ETFを購入する方は、SBI証券が良いでしょう。
参考 SBI証券・松井証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今ならSBI証券の口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます(1月31日まで)。
⇒ SBI証券の詳細確認・口座開設(無料)
本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
第2位 GMOクリック証券
そもそもの株式売買手数料が最安水準(業界2位)でありながら、株主優待やNISA口座で、株式売買手数料を無料にできます。国内ETF売買で、最もオススメできる証券会社です。
GMOクリック証券の魅力・注意点:
- GMO系列の株主優待で売買手数料が実質無料!
- NISA口座での売買手数料が恒久的に無料!
- 今なら口座開設から3ヶ月間、売買手数料無料。
- iシェアーズ国内ETFの場合は、軽減税率が適用できない。
→ SBI証券から松井証券を選ぶ。
参考 GMOクリック証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒GMOクリック証券
また、GMOクリック証券の評価は、以下の記事をご参照ください。
第3位 カブドットコム証券
株式売買手数料は割高ですが、カブドットコム証券独自のサービス「フリーETF」で、キャンペーンなどに関係なく、いつでも所定ETFを売買手数料無料で取り扱える点が、おすすめポイントです。購入したいETFがフリーETFである場合、カブドットコム証券で購入しましょう。
参考 カブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行うことができます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ カブドットコム証券
また、カブドットコム証券の詳細は、以下の記事をご参照ください。
口座開設について
口座の開設や管理には一切のお金が発生しません。全て無料です。そのため、様々な銘柄や売買方法に合わせて、口座を使い分ける方法も良いでしょう。また、各証券会社とも口座開設キャンペーンを実施していますので、そちらもうまく使って、お得に取引しましょう。
参考 最新の口座開設キャンペーンに関しては、以下をご参照ください。
本記事で紹介したおすすめ証券会社は、以下の公式ページから、無料で口座開設できます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧下さい。
参考 その他、投資商品別のオススメ購入先は、以下をご覧ください。
- おすすめ証券会社【個人向け国債編】
- おすすめ証券会社【インデックスファンド編】
- おすすめ証券会社【米国ETF編】
- おすすめ証券会社【中国ETF編】
- おすすめ証券会社【国内ETF編】
- おすすめ証券会社【国内株式編】
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。