突然ですが、皆さんがお金について、いつもより真剣に考える時期はあるでしょうか?
私は、給料日です!多くの方が給料日の前後に、お金について考えるのではないでしょうか?給料を家賃・生活費・子供の養育費にあてることや余った資金を娯楽に使うか、貯蓄するかなど、様々な思考を巡らせると思います。
本記事では、給料の余剰資金の使い道の選択肢の1つ投資について解説します。「余剰資金なんてない!」「投資で難しそうだし、手間がかかりそう。」など投資を始める際のハードルについて1つ1つ解説します。
給料日の今だからこそ、将来の資産形成のため、投資について考えてみましょう。
目次
投資・資産運用は、将来の資産形成において重要!
今後、超高齢化社会を世界で始めて経験する日本において、国(年金やそのた社会保障制度)に頼らず自分で将来設計をするために資産形成を真剣に考えることが重要です。
資産形成をするためには、以下の3つの方法があります。
- 収入を増やす。
- 支出を減らす(節約する)。
- 資産を運用する(投資する)。
収入を増やすためには、日々の仕事をがんばることが重要です。支出を減らすためには、日々の出費を見える化し効率的に節約することが重要となります。
投資をしている人としていない人で資産価値は2倍も違う!
短期の資産形成を考えると、投資・資産運用よりも節約することの効果の方が大きいですが、長期的な視点にたつと、投資をしている人としていない人で資産形成に大きな差がでます。
以下のグラフをご覧ください。こちらのグラフは、毎月1万円を投資をする場合としない場合の40年間の資産比較になります。投資の運用利回りは4%としています。グラフをみるとわかるように、投資の有無によって40年後(大学卒業から定年までの期間がだいたい40年間)の資産額が2倍以上違うことがわかります。
このように、毎月給料の一部をコツコツ積立投資していくことで、複利効果のおかげで大きな資産の増大が見込めます。複利効果は、あの天才アインシュタインに人類最大の発見と言わしめたほどのすばらいい効果です。
40年の長期投資を行わないしてもある程度、長期で投資を行うことで、大きな資産形成が見込めます。今後の日本の経済成長や高齢化社会を考えれば、投資をしていた人・していない人で、将来の資産形成に大きな差がつくことが予想されませう。
以下、投資を始めるために知っておくべきことを解説します。さっそく、皆さんも、今月の給料の一部を用いて投資を始めてみましょう。
投資を始めるためのハードルは高くない!
これまで投資に踏み切れなかった人は、以下のような投資へのハードルがあったのではないでしょうか?
- 投資って難しいんじゃない?
- 投資って手間がかかるんじゃない?
- 投資には、たくさんのお金(投資資金)が必要なんじゃない?
10年程前ならこのような心配もありましたが、証券会社等のサービスの普及などにより、一般人でも簡単に投資を始められる土壌が広がってきました。以下、上にあげた3つの疑問に答えていきます。
投資は難しくない!シンプルな投資が資産運用の王道
たしかに、企業の財務諸表などを読み取り、チャートなどを分析し株式を売買するなどの資産運用は、一般人には難しいでしょう。しかし、投資の世界にはシンプルな投資、その名もインデックス投資なるものがあります。
インデックス投資とは、個別株式を売買するような投資ではなく、株式や債券市場全体(市場平均)に投資するような投資方法です。市場平均というとなんだか難しそうですが、要は、TOPIXやS&P500のような市場全体の動きに連動する投資信託(インデックスファンド:後述)に投資するということです。
市場平均は、プロの投資家よりも投資パフォーマンスが良い!
驚かれるかもしれませんが、この市場平均に投資するという方を行うことによって、プロの投資家よりも良い投資成果を得ることができます。これは、経済理論的(現代ポートフォリオ理論:1990年ノーベル経済学賞受賞)にも正しいことが証明されています。また、過去の市場平均とプロの投資家の運用パフォーマンスを比較すると、7~8割型市場平均のパフォーマンスが良いことが実証されています。
参考 市場平均とプロ投資家の比較詳細は、以下の記事をご参照ください。
また、インデックス投資には、長期の資産形成において重要な、分散性と低コストである点も備えています。分散性は資産価値の変動リスクを抑えるために重要です。また投資コストは、確実なマイナスリターンとなるため、安いにこしたことはありません。
参考 長期の資産形成で重要な、分散性や低コストに関しては、以下の記事をご参照ください。
このように、私も含め一般人が長期の資産形成を行うためには、インデックス投資が最もオススメです。株式の個別銘柄投資のように一攫千金を狙う投資ではありませんが、長期で着実にコツコツ資産形成するには、インデックス投資は非常に優れた投資方法です。
参考 インデックス投資について、さらに詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。
投資に手間はかからない!バランスファンドならファンド1本で全世界に分散投資できる!
「投資って手間がかかるんじゃない?」という疑問もごもっともです。資産配分を自分で決めて、その資産配分通りにいくつかのファンドを選び、ファンドを買い付けることは手間です。
しかし、バランス型インデックスファンド(以下バランスファンド)を使えば、全世界の株式・債券・不動産市場にファンド1本で分散投資ができます。我々がやるべきことは、証券口座を開設(無料です)して、そこでバランスファンドを毎月積立すれば良いだけです。しかも毎月積立は、ボタン1つで自動積立を設定できるため、全く手間がかかりません!
投資には大きな資金は必要ない!毎月最低500円から始めることができる!
「投資には、たくさんのお金(投資資金)が必要なんじゃない?」という疑問もあると思いますが、実は最低500円から投資を始めることができます!ワンコインです!
毎月自動積立というシステムを使って、毎月最低500円から自動積立ができるので、毎月の給料の一部を用いて手軽に投資を始めることができます。また、この積立投資というのは、ドルコスト平均法という効率的な投資法を同時に実践していることになります。
参考 ドルコスト平均法など積立投資に関しては、以下をご参照ください。
インデックスファンド・バランスファンドで投資を始めるには?
このように、バランスファンドや現在の証券会社などの販売会社の自動積立システムなどを使うことによって、驚くべき程簡単に投資を行うことができます。これだけ手軽に投資を始められるのですから、将来の資産形成のため、投資を始めない手はありません。
それでは、実際にどのような手順で、インデックスファンド・バランスファンドを用いて投資を始めるか解説します。以下の3ステップで毎月の積立投資がスタートできます!
- ファンドを選ぶ。
- ファンドの購入できる販売会社(証券会社など)を選ぶ。
- 販売会社でファンドの毎月自動積立を設定する。
自分にあったファンドを選ぶ。
一口にバランスファンドと言っても株式や債券の配分比の違いで多様なファンドがあります。以下の表は、バランスファンドの資産配分およびコストの比較です。基本的には、株式はハイリスク・ハイリターンで、債券がローリスク・ローリターンのアセットクラスです。それらの配分比の違いによってバランスファンド全体のパフォーマンスが変わります。
資産配分 | ファンド名 | 信託報酬 (税抜) | 投資クラス |
---|---|---|---|
完全均等配分型 | ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) | 0.34% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券 |
eMAXISバランス(8資産均等型) | 0.5% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リート | |
eMAXISバランス(4資産均等型) | 0.5% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券 | |
eMAXIS債券バランス(2資産均等型) | 0.4% | 日本債券、ヘッジ付き先進国債券 | |
均等配分・ 市場規模統合型 | セゾン・バンガード・ グローバルバランスファンド | 0.69% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券 |
世界経済インデックスファンド | 0.5% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券 | |
均等配分・ 任意配分統合型 | 野村インデックスファンド・海外5資産バランス (Funds-i海外5資産バランス) | 0.6% | 先進国株式、新興国株式、日本債券、新興国債券、外国リート |
野村インデックスファンド・内外7資産バランス ・為替ヘッジ型 (Funds-i内外7資産バランス・為替ヘッジ型) | 0.5% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リート | |
三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型) | 0.22% | 日本債券、先進国債券 | |
三井住友・DC年金バランス50(標準型) | 0.23% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券 | |
任意配分・ 市場規模統合型 | SMTインデックスバランス・オープン | 0.5% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リート、新興国リート |
任意配分・ 均等配分統合型 | SBI資産設計オープン (資産成長型) | 0.68% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券、国内リート、先進国リート |
SBI資産設計オープン (分配型) | 0.68% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券、国内リート、先進国リート | |
完全任意配分型 | eMAXISバランス(波乗り型) | 0.5% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リート |
世界経済インデックスファンド(債券シフト型) | 0.45% | 日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券 | |
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 0.22% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券 | |
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) | 0.24% | 日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券 |
多種多様のファンドがありますが、オススメは「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」または「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」です。いずれも株式・債券を50%ずつ配合しているため、リスクを抑えてそれなりの投資効果が期待できます。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、セゾン投信で最低5,000円から毎月自動積立が設定できます。ニッセイ・インデックスバランスファンドは、SBI証券で最低500円から毎月自動積立が設定できます。
参考 各ファンドの詳細は、以下の記事をご参照ください。
ファンドの購入できる販売会社(証券会社など)を選ぶ。
次にバランスファンドを購入する販売会社を選びます。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはセゾン投信のみの販売となっています。
セゾン投信は、以下の公式ページから詳細確認・無料資料請求・無料口座開設が行えます。セゾン投信およびファンドの分かりやすい資料をご覧いただけます。本記事と合わせて読むことで理解が深まります。
⇒ セゾン投信
また、本ブログでのセゾン投信の評価・解説は、以下をご参照ください。
また、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)はSBI証券での購入がオススメです。毎月最低500円から投資が行え、またファンド保有時のポイント還元率が業界最大(最大0.24%)です。
参照 証券会社のポイント還元率の比較は、以下をご参照ください。
SBI証券の詳細確認・無料口座は、以下の公式ページから行えます。口座開設費・維持費ともに無料なので、口座を開設し、資料を読みいろいろ使い方などを試してみると良いでしょう!
⇒ SBI証券
また、本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
販売会社でファンドの毎月自動積立を設定する。
買い付けるファンドを選び、その販売会社を選んだら、最後に販売会社で自動積立投資の設定をしましょう。セゾン投信やSBI証券口座開設時に送られてきた資料を参考に、毎月積立設定をします。基本的には数クリックで購入したファンドの毎月自動積立設定が行えます。
セゾン投信とSBI証券の詳細確認・無料資料請求・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ぜひご覧ください。
⇒ セゾン投信
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インデックスファンドのおすすめ購入先
インデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社から購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での保有が最もオススメです。今なら無料口座開設で最大10万円がもらえます(9月30日まで)。
SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
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最低積立金額 | 国内ETF | 海外ETF | 特徴 | 口座開設・キャンペーン等 | |
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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを購入・保有する場合のみセゾン投信の評価の口座開設が必要です。セゾン投信は、以下の公式ページから、詳細確認・無料資料請求(かなり分かりやすい)・無料口座開設が行えます。
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また、本ブログでのセゾン投信の評価・解説は、以下をご参照ください。
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