iシェアーズシリーズのETFは、先進国・新興国・フロンティア諸国の幅広い投資を低コストで実現するETFです。日本(東京証券取引所)に上場しているため国内ETFとして日本の投資家にも扱い投資商品です。
非常に便利なiシェアーズETFですが、米国籍ETFであるため、分配金への課税が日米両国で行われ、米国での課税は30%と非常に大きいものでした。そのため、これまではその税金負担による投資パフォーマンスの低下から、敬遠されていました。
しかし、野村ネット&コールのお知らせ(詳細後述)によれば、軽減税率の適用で米国での課税が30%から10%へと変更されることになるようです。本記事では、iシェアーズETF分配金における米国課税の軽減税率適用と各ネット証券会社の軽減税率適用の予定を紹介します。
追記 SBI証券でも軽減税率適用サービスが始まりました。
追記 GMOクリック証券でも軽減税率の対応を始めました。売買手数料が優待で実質無料となるので、iシェアーズ国内ETFを購入する場合、GMOクリック証券が最もおトクです。
iシェアーズETF分配金の米国課税が30%から10%へ!
野村ネット&コールのお知らせによれば、iシェアーズETF分配金の米国課税分が、日米租税条約に基づく軽減税率の適用により、税率30%から10%へ引き下げられます。以下のお知らせように、2015年9月29日以降を基準日とする分配金について、日米租税条約に基づく軽減税率を適用するサービスを開始するとのことです。
現在、「iシェアーズETF東証上場シリーズ」のうち、米国籍の外国ETFを信託財産とするJDR(有価証券信託受益証券)の分配金は、米国で30%の源泉税が徴収されております。
このたび、当該JDRの受託者である三菱UFJ信託銀行(以下、「受託者」)が、2015年9月29日以降を基準日とする分配金について、米国での源泉税徴収時に日米租税条約に基づく軽減税率(10%)を適用するサービス(以下「本サービス」)を開始することとなりましたのでご案内いたします。
個人的には、以下の2銘柄に注目しているため、今後のネット証券会社の対応が気になります。新たに以下の銘柄を買い付けることがあれば、軽減税率の適用を行う証券会社を選ぶことになります。
- iシェアーズエマージング株ETF(MSCIエマージングIMI):経費率0.18%
- i シェアーズフロンティア株ETF(1583):経費率0.79%
ネット証券会社の今後の対応予定
iシェアーズETFの軽減税率を適用するのか各ネット証券に問い合わせてみた(ほったらかし投資のまにまに)の記事によれば、各ネット証券会社の軽減税率の適用予定は、以下のようになるようです。
2015年9月現在のものなので、今後対応予定の変更がされるかもしれませんが、現状では楽天証券・カブドットコム証券・松井証券が対応予定です。SBI証券も検討中ということです。
個人的には、フリーETF以外の国内ETF売買に使っているGMOクリック証券の対応がどうなるかが気になります。現在問い合わせ中ですので、何かわかりましたら追記いたします。
参考 GMOクリック証券で国内ETF・株式を売買する理由は、以下をご参照ください。
参考 本記事で紹介した証券会社は、以下の公式ページから、詳細確認・無料口座開設が可能です。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。
コメント
すみません。SBI証券対応しました。9/16付軽減税率適応募集あります。
ニシさん
ご情報ありがとうございます!