米バンガード社のETFは、インデックスファンドだけでなく国内ETFや他海外ETFと比べて管理費用(信託報酬・経費率)が格安のETFです。例えば、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は、経費率0.14%で世界の先進国・新興国株式市場に分散投資できるため、日本でも多くの投資家が保有しています。
しかし、豊富なバンガードETFを組み合わせることで、さらに低コスト(経費率0.094%程度)で全世界の先進国・新興国株式市場に分散投資する方法があります。
本記事では、2銘柄のバンガードETFを用いて、VTの経費率の半分程度のアセットアロケーションを構成する方法を紹介します。
バンガードのETF、VXUSとVTIを組み合わせて、経費率を半分に!
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)と同様の配分比で、経費率を半分程度には、以下の2種類のバンガードETFを使います。
それぞれの投資対象先や経費率は、下表のようになります。
[table id=287/]
2015/7/31現在、VT内の米国比率は51.9%なので、米国株式市場への投資を目的としたVTIを51.9%、米国を除く先進国・新興国株式市場への投資を目的としたVXUSを48.1%の比率で保有することで、VTと同等の資産配分で経費率を0.09329%にすることができます。
VTIとVXUSを用いることで、VTと比べて、45%のコストカットをすることができます。
VTとVXUS+VTIの構成比・パフォーマンスの比較
以下、VTとVXUS+VTIの合成ETFの構成比、またパフォーマンスなどを比較します。
構成銘柄数と銘柄種類の比較
下表は、VTとVXUS+VTIの合成ETFの銘柄数と銘柄構成比の比較です。評価からわかるようにVXUS+VTIの合成ETFの方が組入上位銘柄が多いため分散効果が高いことが期待されます。
[table id=288 /]
地域別構成比
以下の表とグラフは、VTとVXUS+VTIの地域別構成比の比較です。表・グラフからわかるように地域別の構成比には、ほとんど差がありません。
[table id=289 /]
参考 VTやVTXU+VTIの新興国配分が少ないと感じる方は、以下もご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/etf-vanguard-emerging/
国別構成比
以下の表とグラフは、VTとVXUS+VTIの国別構成比の比較です。表・グラフからわかるように国別構成比に、ほとんど差はありません。
[table id=290 /]
業種別構成比
以下の表とグラフは、VTとVXUS+VTIの業種別構成比の比較です。業種別構成比も国別や地域別の構成比同様、ほとんど差はありません。
[table id=291 /]
パフォーマンス比較
以下のグラフは、VTとVXUS+VTIの合成ETFの過去3年のパフォーマンス比較です。ほぼパフォーマンスは変わりませんが、VXUS+VTIの合成ETFの方が、1%程度パフォーマンスが良いことがわかります。VXUS+VTIの方が小型株が多いことがなどが理由として考えられます。
まとめと注意点
ここまでをまとめると、以下のようになります。
- VXUS+VTIなら、VTと比べて、経費率を約34%(0.14% → 0.09329%)安くできる!
- VXUS+VTIの方が、保有銘柄数多く(分散効果期待)、小型株の比率が若干高め。
- 国別、地域別、業種別構成比に大きな違いはない。
- 投資パフォーマンスは、過去3年でみると、VXUS+VTIが若干よい。
以上のように、VXUS+VTIの合成ETFは、VTに比べて経費率が劇的に安く、また保有銘柄が多いため分散性にも長けています。国別・地域別・業種別は、ほとんど変わらないので、低コスト長期分散投資には、VXUS+VTIがオススメです。
VXUS+VTIの合成ETFの注意点
ただし、1点注意事項があります。それは、売買手数料です。VXUSとVTIの2銘柄を買わなければいけないので、2倍の売買手数料がかかります。そのため、小資金を用いて売買する方にはこの方法はオススメできません。
例えば、10万円でVTを1銘柄購入するのと、VXUSとVTIを2銘柄購入した場合、経費率が初期の売買手数料のもとをとるのに20年かかかります。しかし、100万円の資金であれば、2年以上保有すればVXUS+VTIがお得になります。
そのため、VXUSとVTIの合計購入金額が100万円以上になる場合は、本方法(VXUS+VTI)がオススメですが、それ以下の金額の場合、VTを1銘柄だけ購入する方が手間も間がれば、オススメです。
本記事で紹介したバンガードETFのお得なオススメ購入先
コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。購入にかかる費用(売買手数料と為替手数料)が安い証券会社を選び、コストお抑えましょう。
バンガード社のETFは、海外ETFのためマネックス証券・SBI証券・楽天証券の3ネット証券の取り扱いとなります。以下、これらのネット証券の比較表です。
[table id=23 /]
上表の比較からわかるように、ETFの売買手数料最安はマネックス証券です。ただし、海外ETF購入には、売買手数料の他に日本円を外貨(米ドル)に両替する際の為替手数料がかかります。
為替手数料に関しては、SBI証券が最安です。提携先の住信SBIネット銀行で両替することで為替手数料を他社よりも節約できます。外貨特BUY日に両替すれば、両替コストは0円(無料)になります。また、外貨入出金サービスも充実しており、オススメです。
参考 SBI証券の外貨入出金サービスの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-foreign-currency-deposits-and-withdrawals-service/
トータルコスト(売買手数料+為替手数料)の比較
株式売買手数料最安のマネックス証券とSBI証券の株式売買にかかるトータルコスト(売買手数料と為替手数料の合計)を取引額毎に比較したグラフが以下の図です。横軸が取引金額、縦軸がトータルコストになります。SBI証券の為替手数料は1ドルあたり0.15円としています(外貨特BUY日を利用すれば、SBI証券のトータルコストはさらに下がります)。
グラフから、1回の取引金額が80万円以下ならマネックス証券がお得、80万円以上ならSBI証券がお得ということがわかります。投資金額に合わせて、マネックス証券かSBI証券を選ぶと良いでしょう。
参考 米国ETF売買のトータルコスト比較の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/fee-comparison-of-overseas-etf/
参照 マネックス証券・SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンでマネックス証券なら最大71,000円、SBI証券なら最大10万円もらえます(9月30日まで)。
⇒ マネックス証券
⇒ SBI証券
NISA口座で購入ならSBI証券がオススメ!
本ETFなど海外ETFをNISA口座で購入予定の方は、SBI証券がオススメです。SBI証券では、NISA口座での海外ETFの買付手数料が無料です。また、上述のように外貨特BUY日の利用で、為替手数料も無料になるので、買付時の投資コストを0円(無料)にすることができます。
参考SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、最大10万円もらえます(9月30日まで)。
⇒ SBI証券の詳細確認・無料口座開設
また、本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/sbi-merit-demerit/
参考 本記事で紹介した証券会社やサービスは、以下の公式ページから無料口座開設・無料登録が行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。
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