中国株式市場の暴落によって、世界の株式市場で同時株安が起こっています。ファンドを売却したり、逆に割安感からファンドを買い増す人、様々な方がいると思います。
私はと言いますと、この暴落時に、「低コストファンドへの乗り換え」と「割高な単一地域を投資対象としたファンドを売却し、複数国の低コストかつシンプルなファンドを買付」を行いました。
評価損益の関係からなかなか実現できませんでしたが、今回の株安と円高で、コストを抑えてより低コストかつシンプルなインデックス投資に移行することができました。本記事では、今回実際に行ったファンドの乗り換えや売買を紹介します。
目次
株安時にファンドの売買や乗り換えを行った理由
今回の株安時に、以下の2点を行い、低コストインデックス投資の強化を行いました。以下、これらを行った理由を解説します。
- 割高な単一国ファンドの売却 ⇒ 複数国ファンドの買い増し
- 同アセットクラスの低コストファンドへの乗り換え
割高単一国ファンドが低コストファンドに勝つことは難しい
私は、香港ハンセン指数ファンドをはじめ、中国・トルコ・メキシコ・ブラジルの単一国ファンドを保有しておりました。それらの国が今後発展し、大きなパフォーマンスをあげると、ファンド買付時に思っていたからです。
しかし、単一国ファンドは信託報酬が割高であり、たとえ良いパフォーマンスを残したとしても、コスト分パフォーマンスが悪化してしまいます。また、経済予測はプロの調査期間でも難しい点、自分で色々調べて投資決定をする時間に見合うパフォーマンスが得られない点から売却を決意しました。
そして、その売却分は新興国全体への投資を行うファンドへの投資に充てることにしました。
参照 投資コストとパフォーマンスの関係は、以下をご参照ください。
ぞくぞくと登場する低コストインデックスファンド
私が投資を始めて以来、様々な新しいファンドが設定されました。特に、ニッセイインデックスファンドシリーズやEXE-iシリーズの登場により、最安信託報酬を誇るファンドがここ数年で大きくかわりました。私が投資を始めた際に買い付けたファンドもニッセイの低コストファンドよりも信託報酬がずいぶんと高いものが多くなりました。
そのため、より低コストなファンドに乗り換えたいと考えていました。
参照 低コストファンドを提供するニッセイインデックスファンドシリーズは、以下をご参照ください。
売却益にかかる税金に注意
以上の2点をずっと行いたいと思っていましたが、売却益への課税がもったいなかったので、ずっと保留していました。しかし、今回の株安で、特定口座内の売却損益を少なく調整することが可能となったため、低コストインデックスファンドへの乗り換えと単一国ファンドの売却および新興国全体への投資を買付を行うことにしました。
参照 投資にかかる税金に関しては、以下をご参照ください。
ファンドの売買と乗り換え
上述のような理由から、今回の株安を利用して、「単一国のファンドから新興国全体への投資を目的としたファンドへの乗り換え」と「低コストファンドへの乗り換え」を行いました。以下、具体的な内容を紹介します。
新興国株式インデックスファンドの整理
割高な新興国単一国ファンド(香港ハンセン指数ファンドなど)の売却、eMAXIS 新興国株式インデックスの売却を行い、その売却分でEXE-i 新興国株式ファンドを買い増しました。
EXE-i 新興国株式ファンドは、新興国株式クラスで最安のインデックスファンドです。また、ベンチマークとしてFTSEエマージング・インデックスを採用している点も私にとっては魅力です。
FTSEエマージング・インデックスは構成国に韓国を含まないため、他新興国株式インデックスファンドで採用されているMSCIエマージング・マーケット・インデックスと比べて、中国・インドなどの他新興国の比率が高い点が特徴です。
参考 EXE-i 新興国株式ファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/fund-exei-emerging/
グローバルリートファンドの乗り換え
また、グローバルリートに関して、SMTグローバルREITインデックスとニッセイグローバルリートインデックスファンドを併用しておりましたが、ニッセイグローバルリートインデックスファンドへ完全移行しました。
参考 ニッセイグローバルリートインデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-global-reit-index-fund/
日経225ファンドからTOPIXファンドへの移行
一部保有し続けていた日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンドをより分散効果の高いTOPIXをベンチマークとするETFに全て切り替えました。具体的にはニッセイ日経225インデックスファンド」を全て売却し、カブドットコム証券でフリーETFとして売買できるMAXIS トピックス上場投信(1348)ETFへ切り替えました。
MAXIS トピックス上場投信(1348)は、TOPIXをベンチマークとするファンドで信託報酬が最安な上に、カブドットコム証券でフリー売買できる最安ETFです。
参考 MAXIS トピックス上場投信(1348)の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/maxis-topic-free-etf-1348/
まとめ
- ファンドの乗り換えや売却を行い、より低コストでシンプルなインデックス投資へ移行。
- 株安時は、売却益にかかる課税が少なくすむ。
参考 本記事で紹介したカブドットコム証券は、以下の公式ページから無料口座開設が可能です。ご興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。
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また、本ブログでのカブドットコム証券の評価・解説は、以下の記事をご参照ください。
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