我々個人投資家が、長期の資産運用・投資を行う場合、インデックスファンドは最も利便性の高い金融商品です。毎月小額積立や分配金の再投資が自動で行えるほか、ネット証券ならほとんど購入手数料が無料となるなど魅力的な商品です。
本記事では、インデックスファンドを購入・保有するのに適した証券会社を解説します。利便性・コスト面から最適のおすすめ証券会社を紹介します。
参考 インデックスファンドの選び方やオススメ商品は、以下をご参照ください。
目次
証券会社選びのポイント
インデックスファンド購入のため証券会社を選ぶポイントは以下の2点です。
- 利便性:ファンドの積立、分配金再投資の自動化など
- コスト:ファンド購入費、ファンド保有時のポイント還元など
以下、この2つの側面から、インデックスファンドが購入できる4つの証券会社(SBI証券・マネックス証券・楽天証券・カブドットコム証券)を比較していきます。
利便性
長期投資を行うためには、なるべく手間のかからない投資を行うことが重要です。そのため、インデックスファンドの購入・保有に手間のかからない証券会社を選ぶことが重要です。
手間を省く証券会社のサービスとして 毎月自動積立 や 分配金自動再投資 があります。このサービスは、全ての証券会社が導入しており、違う点は毎月自動積立の設定最低金額です。
以下は、各証券会社の毎月自動積立の設定最低金額とインデックスファンド以外に購入可能な金融商品の比較です。
最低積立金額 | 国内ETF | 海外ETF | |
---|---|---|---|
SBI証券 | 500円 | ○ | ○ |
カブドットコム証券 | 500円 | ○ | × |
マネックス証券 | 1000円 | ○ | ○ |
楽天証券 | 1000円 | ○ | ○ |
SBI証券・カブドットコム証券なら毎月500円から自動積立が設定できます。また、将来リレー投資などで海外ETFの購入も検討されている方は、カブドットコム証券以外の証券会社を選ぶのが良いでしょう。
参考 インデックスファンドとETFの違いは、以下をご参照ください。
コスト
各証券会社のコスト面の違いは、インデックスファンド保有時のキャッシュバックです。利便性、ファンド購入費用(ほとんど無料)は証券会社毎に変わりませんが、このキャッシュバックは証券会社毎にかなり違いがあるため、高還元率の証券会社を選ぶことが重要です。
以下の表は、各証券会社のファンド保有時のポイントキャッシュバックの比較です。
項目 | SBI証券 | カブドットコム証券 | マネックス証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|---|
名称 | Tポイント | 毎月投信ポイント | マネックスポイント | 楽天スーパーポイント |
レート | 1ポイント=1円 | 1ポイント=100円 | 1ポイント=5円 | 1ポイント=1円 |
還元率(年率) | 月平均保有額の0.1% | 月平均保有額100万円につき1ポイント | 月平均保有額の0.08% | 月平均保有額10万円につき1ポイント |
ポイントアップ条件 | 月平均保有額が1000万円以上で還元率2倍。 SBIカードで還元率1.2倍。 | 月平均保有額が3000万円以上でポイント2倍 | なし | なし |
最大ポイント還元率 | 0.24% | 0.24% | 0.08% | 0.04% |
最大還元率をもらうための条件 | 月平均保有額1,000万円以上 SBIカードの所有 | 月平均保有額3,000万円以上 | なし | なし |
ポイント還元のための最低保有残高 | なし | 100万円 | なし | 10万円 |
ポイント有効期限 | 最低2年間 (ポイント獲得日の翌々年度末(1月31日)) | 3年間 | 最低2年間 (ポイント獲得日の翌々年度末(3月31日)) | 実質なし (ポイント付与時に1年間自動延長される) |
対象外の投資信託 | EXE-iシリーズ、MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、ニッセイ外国株式インデックスファンド、ニッセイ国内債券インデックスファンド、ニッセイ外国債券インデックスファンド たわらノーロード先進国株式 たわらノーロード先進国債券 たわらノーロード国内債券 三井住友・DC年金バランスシリーズ 三井住友・日本債券インデックスファンド 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 三井住友・DC外国債券インデックスファンド | ポイント集計除外ファンド | MRF、MMF(※一部ポイント付与対象) / eMAXISシリーズ / ニッセイインデックスファンドシリーズ たわらノーロードシリーズ 三井住友旧DCシリーズ | MRF/外貨建てMMF |
必要手続き | SBI証券で口座開設 | カブドットコム証券で口座開設 | マネックス証券で口座開設 | 楽天証券で口座開設 |
表からわかるように、SBI証券・カブドットコム証券のポイント還元率が最高水準です。しかし、カブドットコム証券の場合、ほとんどのインデックスファンドでポイント対象外になってしまうため、SBI証券が最もお得にインデックスファンドを保有できます。
参考 証券会社のポイント還元の比較・詳細は、以下をご参照ください。
このように、利便性やファンド購入手数料で横一線の証券会社ですが、ファンド保有時のポイントキャッシュバックを考えるとSBI証券が最もオススメです。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
⇒ SBI証券
インデックスファンド購入のおすすめランキング
以下、インデックスファンド購入のためのオススメ証券会社をランキング形式で紹介します。
第1位 SBI証券
毎月最低500円から自動積立投資が設定でき、またポイント還元率が他証券会社よりも圧倒的に高いSBI証券が、インデックスファンド購入には最もオススメです。インデックスファンド購入ならSBI証券で、まず間違いないでしょう。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
⇒ SBI証券
また、本ブログのSBI証券の詳細は、以下をご参照ください。
第2位 楽天証券
毎月最低1,000円から自動積立投資が設定できる点は、良いのですがポイント還元率がかなり低い(年率0.048%)が残念です。ただし、他証券会社がポイント対象外としているEXE-i 新興国株式ファンドなどのEXE-iシリーズをポイント対象としてる点は、評価できます。
また、三井住友旧DCシリーズを唯一購入できる証券会社です。そのため、EXE-i・三井住友旧DCシリーズを購入したい場合は、楽天証券がオススメです。
参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
また、本ブログの楽天証券の詳細は、以下をご参照ください。
第3位 マネックス証券
毎月最低1,000円から自動積立投資が設定できますが、ファンド保有時のポイント還元率(年率0.08%)がそれほど高くありません。ただし、海外ETFの売買手数料は最安なので、将来海外ETFを購入予定の方は口座開設を行っておいても良いでしょう。
参考 マネックス証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大71,000円相当がもらえます(9月30日まで)。
⇒ マネックス証券
また、本ブログのマネックス証券の詳細は、以下をご参照ください。
第4位 カブドットコム証券
毎月最低500円から自動積立投資が設定できますし、ファンド保有時のポイント還元率も高い水準があります。しかし、残念なことにほとんどのインデックスファンドがポイント対象外となる点が残念です。フリーETFという独自のサービスを行っていますので、将来国内ETFなどを購入予定の方は、口座開設を行っておいても良いでしょう。
参考 カブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。特にキャンペーン等はありません。
⇒ カブドットコム証券
また、本ブログのカブドットコム証券の詳細は、以下をご参照ください。
参考 本記事で紹介した証券会社やサービスは、以下の公式ページから無料口座開設・無料登録が行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
参考 他金融商品のおすすめ購入先は、以下をご参照ください。