本ブログでも何度かお伝えしているように、iシェアーズETF東証上場シリーズの分配金に対して、米国課税分が軽減税率が適用されることがSBI証券などから発表されました。
参考 SBI証券で軽減税率を適用する方法は、以下をご参照ください。
前回の記事執筆時は、野村証券・SBI証券のみが軽減税率サービスを開始していましたが、1日の約定代金10万円以下の場合、手数料が無料になる松井証券でも軽減税率の適用を開始しました。本記事では、松井証券の軽減税率サービスに関して紹介・解説します。
追記 GMOクリック証券でも軽減税率の対応を始めました。売買手数料が優待で実質無料となるので、iシェアーズ国内ETFを購入する場合、GMOクリック証券が最もおトクです。
松井証券、iシェアーズETF東証上場シリーズ分配金へ軽減税率適用
これまでiシェアーズETF東証上場シリーズ(以下、iシェアーズ国内ETF)は、JDR形式で国内上場しているため日米の両国で課税されます。米国で30%の課税後、日本でも20.315%の課税がされるため、実質44.2%程度分、分配金が減ることになります。
JDRとは、外国に上場するETFを信託財産として日本国内で発行される受益証券発行信託の受益証券で、海外ETFを国内にも重複上場できる仕組みです(特定口座にも対応)。
しかし、この度の軽減税率の適用により米国での課税が30%から10%へと大幅に軽減されます。そして、野村証券、SBI証券に加えて松井証券でも軽減税率適用サービスを開始するとお知らせされました。
米国籍の外国ETFを信託財産とするJDR(有価証券信託受益証券)の受託者である三菱UFJ信託銀行が、2015年9月25日以降を権利確定日とする分配金または配当金について、米国での源泉税徴収時に日米租税条約に基づく軽減税率を適用するサービスを開始します。
コストは投資家への確実なマイナスリターンとなるので、iシェアーズ国内ETFを購入する場合、軽減税率適用サービスが受けられる証券会社を利用するようにしましょう。ちなみに、売買手数料の安さを考慮すると、ETFの購入(約定)代金が10万円以下なら松井証券、それ以上ならSBI証券がお得になります。
参考 SBI証券・松井証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今ならSBI証券の口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます(9月30日まで)。
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東証iシェアーズ軽減税率適用対象銘柄一覧
今回の軽減税率の適用は、以下のiシェアーズ国内ETF7銘柄が対象となっています。
コード | 銘柄名 | 信託報酬 (年率) | ベンチマーク |
---|---|---|---|
1581 | iシェアーズ先進国株ETF | 0.25% | MSCIコクサイ |
1582 | iシェアーズエマージング株ETF | 0.18% | MSCI エマージングIMI |
1583 | iシェアーズフロンティア株ETF | 0.79% | MSCIフロンティア100 |
1587 | iシェアーズ米国超大型株ETF | 0.2% | S&P100 |
1588 | iシェアーズ米国小型株ETF | 0.2% | ラッセル2000 |
1589 | iシェアーズ米国高配当株ETF | 0.12% | モーニングスター配当フォーカス |
1590 | iシェアーズ米国リート・不動産株ETF | 0.45% | ダウ・ジョーンズ米国不動産 |
個人的には、iシェアーズフロンティア株ETF(1583)を保有しています。また今回の軽減税率適用で、低コストで新興国へ分散投資ができるiシェアーズエマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)1582にも注目しています。
参考 iシェアーズエマージング株ETFの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/i-shares-mcsi-emerging-market-etf-1582/
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