たわらノーロードシリーズから、低ボラティリティ高配当戦略のファンドが販売開始されます!たわらノーロードシリーズは、最安コストのインデックスファンドとして人気ですが、この度 たわらノーロードplus として、スマートベータ戦略のファンドを3本を販売します。
本記事では、本日販売開始のたわらノーロードplusを解説します。また、たわらノーロードシリーズに関しても振り返ってみます。
目次
たわらノーロードplusの新規設定の低ボラティリティ高配当戦略ファンド
今回販売が開始された、たわらノーロードplusの新規設定の低ボラティリティ高配当戦略ファンドを紹介します。ファンド一覧、また低ボラティリティ高配当戦略について解説します。
たわらノーロードplusの新規設定ファンド一覧
先日のたわらノーロード新興国株式に続き、たわらノーロードシリーズから、低ボラティリティ高配当戦略の国内外のファンド3本が、本日(2016年3月31日)より、販売されます。
参考 たわらノーロードシリーズから新興国株式ファンド、ほか全4ファンドが登場!
新規設定ファンドは、下表にある、日本株式・先進国株式・新興国株式クラスの3本です。全て信託報酬1%を切る水準で、スマートベータ型やアクティブ型ファンドとしては、低水準となっています。販売手数料はもちろん無料です。
ファンド名 | 信託報酬 | 特徴 |
---|---|---|
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略 | 0.70% | 国内株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
たわらノーロードplus先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 | 0.85% | 先進国株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 | 0.90% | 新興国株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
日本株式⇒先進国株式⇒新興国株式の順に信託報酬が高くなります。株式市場へのアクセスしやすさが影響しているものと思われます。他のインデックスファンドと同様の傾向です。
参考 たわらノーロードplusのファンド情報は、以下をご参照ください。
低ボラティリティ高配当戦略とは?
低ボラティリティ高配当戦略は、以下の2つの特徴があります。
- 相対的に配当利回りが高い
- 低ボラティリティ(値動きのばらつきが小さい)
具体的には、日本・先進国・新興国、各市場の高配当利回りを銘柄を選び出し、その銘柄を数値モデル(過去の業種や銘柄間の相関係数を考慮)から値動き(リスク)が最小になるような構成比を実現する方法です。
低ボラティリティ高配当戦略のインデックス(スマートベータ)には、MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数がありますが、過去のパフォーマンスにおいては、以下のように、伝統的なインデックスと比べて、良好なパフォーマンスを示しています。
2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | 2010年 | 2009年 | 2008年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数 | 14.36 | 49.07 | 14.34 | -4.92 | 4.47 | 28.10 | -33.97 |
MSCIジャパンインデックス | 10.45 | 54.65 | 21.06 | -17.12 | 1.22 | 9.12 | -41.58 |
基本的に、高配当銘柄は財務が強く相場下落時に強い傾向があります。また、低ボラティリティ戦略もバックテストすると相対的に良好なパフォーマンスを出しています。値動きが相対的に小さくなるので、心理的にも良いかもしれません。ただし,全て過去のパフォーマンスですので、今後どうなるか?は保証していません。
まだ、具体的な運用手法やベンチマークは公表されていませんが、概ね以上のような思想のファンドとなることが予想されます。具体的な情報が出ましたら、またブログで紹介致します。iTrustシリーズの登場以降、低コストスマートベータ型・アクティブ型ファンドの登場が相次いでおり、我々個人投資家にとって、うれしい状況が続きますね。
参考 低ボラティリティ高配当戦略の詳細は、以下をご参照ください。
これまで、様々なスマートベータ型ファンドが登場していますが、低ボラティリティ高配当戦略型は上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(1399)のみとなっていました。海外株式市場は扱ったスマートベータ型ファンドは珍しいので、たわらノーロード先進国株式やたわらノーロード新興国株式では物足りないと思っている方やポートフォリオへ味付けをしたい方などの需要があるでしょう。
参考 スマートベータ型ファンドの比較は、以下をご参照ください。
たわらノーロードplusの購入先
たわらノーロードplusの3本は、SBI証券、楽天証券で、無料購入ができます。個人的なオススメはSBI証券です。ファンド保有時のポイント還元が年率0.1%~0.24%です。楽天証券の0.048%のポイント還元と比べると圧倒的におトクになります。
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(9月30日まで)
⇒ SBI証券
また、本記事でのSBI証券の開設・評価は、以下の記事をご参照ください。
たわらノーロードシリーズの超低コストファンド
昨年末より販売が始まり、人気を集めているたわらノーロードシリーズのファンドをまとめておきます。次々に販売が開始されるたわらノーロードシリーズのファンドを一度振り返ってみましょう。
ファンド一覧・特徴
たわらノーロードシリーズの最大の特徴は、投資コストの安さです。コストは、投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資先が同じ場合、コストの安いたわらノーロードシリーズのファンドがオススメです。
下表は、たわらノーロードシリーズのベンチマークと信託報酬をまとめた表です。各資産クラスで最安のものは、色付き太字となっています。ほぼ全てのファンドが最安インデックスファンドとなっています。
銘柄名 | 信託報酬 (年率) | ベンチマーク |
---|---|---|
たわらノーロード日経225 | 0.195% | 日経平均株価(日経225) |
たわらノーロード国内債券 | 0.150% | NOMURA-BPI総合指数 |
たわらノーロード国内リート | 0.300% | 東証REIT指数 |
たわらノーロード先進国株式 | 0.225% | MSCIコクサイ |
たわらノーロード先進国債券 | 0.200% | シティ世界国債インデックス |
たわらノーロード先進国リート | 0.350% | S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み) |
たわらノーロード新興国株式 | 0.495% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
ニッセイ外国株式インデックスファンドなどを要するニッセイインデックスファンドシリーズと共に、低コスト競争を行っています。
新興国株式クラスに関しては、EXE-i新興国株式ファンドの方が安いですが、SBI証券でたわらノーロード新興国株式を保有することで、トータルで安くできる可能性があります(参考:SBI証券でたわらノーロード新興国株式へ乗り換え!)。
参考 たわらノーロードシリーズの詳細は、以下をご参照ください。
おトクな販売会社
たわらノーロードシリーズの全てのファンドが、無料購入可能なのは、SBI証券、楽天証券の2社です。利便性や手数料はほとんど変わらないので、ファンド保有時のポイント還元サービスで、購入先を選択すると、おトクにファンドを保有できます。
参考 各証券会社のポイント付与率の比較は、以下をご参照ください。
ポイント還元率が圧倒的に良いのはSBI証券です。ただし、国内リート・先進国リート・新興国株式以外のファンドは、ポイント付与対象外なので、以下のように購入ファンドによって、お得な購入先が違います。
ちなみに、私の場合は、両方の証券会社の口座開設を行い、ファンドやポイントプログラムのお得度によって、証券会社を使い分けています。
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また、両証券会社の評価・解説は、以下をご参照ください。
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