我々日本人が抑えておくべき投資先(投資クラス)に、日本株式クラスがあります。日本株式市場への投資は、日経平均株価・TOPIX・JPX400などの日本を代表する株価指数(インデックス)をベンチマークとするファンドを購入・保有することで、投資が行えます。
本記事ではJPX日経インデックス400(JPX400)に注目します。JPX400をベンチマークとするインデックスファンド・ETFを一挙紹介し、おすすめや比較などを行います。
参考 他の日本株価指数をベンチマークとするファンドについては、以下をご参照ください。
目次
インデックスファンドとETFの復習・違い
JPX400をベンチマークとするインデックスファンド・ETFの紹介の前に、インデックスファンドとETFの特徴や違いについて、簡単に解説いたします。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、市場平均(ベンチマーク)と同等の投資成果を目指すファンドです。日経平均株価・TOPIX・S&P500などの株価指数の値動きに連動した金融商品がインデックスファンドです。インデックスファンドの特徴は、コストの安さと利便性です。
インデックスファンドの特徴・メリット:
- 購入手数料無料(ノーロード)の商品がほとんど。
- 小額から売買できる。(1万円から購入可能。SBI証券・カブドットコム証券なら500円から自動積立可能。)
- 金額指定で売買できる。(株式は株数指定の購入)
- 分配金の再投資が自動でできる。
- 自動積立サービスで、小額で積立投資できる。
参考 インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
ETF(上場投資信託)
ETFとは、証券取引所に上場しているインデックスファンドです。インデックスファンド同様、株価指数に連動する金融商品です。別名「上場投資信託」とも呼ばれています。
ETFの特徴・メリット:
- 株式同様、証券取引所が開いている時間にいつでも売買できる。
- 保有時にかかるコスト(信託報酬)が、インデックスファンドより割安!
参考 ETFの詳細は、以下をご参照ください。
インデックスファンドとETFの違い
インデックスファンドとETFの違いは、コストと購入・保有時の利便性の2点です。以下、コスト・利便性2つの側面から両者の違いを解説します。
コスト面の比較
下表は、インデックスファンドとETFのコスト面の違いをまとめたものです。一般的に、購入コストはインデックスファンドが、保有コストはETFが割安となっています。
インデックスファンド | ETF | |
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初期コスト (売買手数料) |
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継続コスト (信託報酬) |
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参考 ただし、最近では、フリーETFやNISA口座、株主優待などで、ETFや株式の売買手数料が無料になります。ETFの売買手数料を無料にする方法は、以下をご参照ください。
利便性の比較
下表は、インデックスファンドとETFの利便性の違いをまとめたものです。自動積立や分配金自動再投資など、一般的に、インデックスファンドの利便性の方が優れています。
インデックスファンド | ETF | |
---|---|---|
買付 |
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分配金 |
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インデックスファンドとETFのまとめ
一般的に、投資の利便性を重視する場合はインデックスファンド、投資コストを重視する場合はETFがおすすめです。以下、日本株式クラスについて、インデックスファンド・ETFをそれぞれ紹介するので、皆様の投資方法や重視する点に合わせて商品をお選びください。
参考 インデックスファンドとETFの選び方、比較・詳細は、以下をご参照ください。
JPX400をベンチマークとするインデックスファンド
はじめに、JPX400をベンチマークとするインデックスファンドを紹介します。主なファンドの一覧、おすすめ商品、またコストを抑えたおトクな購入先を解説します。
参考 JPX400の詳細は、以下をご参照ください。
JPX400をベンチマークとするインデックスファンド
下表は、JPX400をベンチマークとするインデックスファンドの比較表です。
ファンド名 | 信託報酬 (実質コスト) | 配当取り扱い | インデックスとの差異 | 過去1年間のリターン (2015/9/30) | 純資産 [百万円] |
---|---|---|---|---|---|
ニッセイJPX日経400インデックスファンド | 0.31% (初回決算待ち) | 配当込み | -1% (参考:6ヶ月) | - | 900 |
SMT JPX日経インデックス400・オープン | 0.37% (0.37%) | 配当込み | -0.6% | 6.2% | 5,410 |
野村インデックスファンド・JPX日経400 | 0.40% ( 0.41%) | 配当除く | +1.1% | 5.9% | 6,050 |
eMAXIS JPX日経400インデックス | 0.40% (0.45%) | 配当除く | +1.6% | 6.3% | 9,491 |
コストが最も安いのは、ニッセイJPX日経400インデックスファンドです。しかし、ファンド設定から1年も経っていないので、今後のファンドパフォーマンスをよく確認する必要があります。ニッセイJPX日経400インデックスファンドを除くとSMT JPX日経インデックス400・オープンが最安コストとなります。パフォーマンスも悪くありません。
ファンドによってベンチマークから上方乖離しているものがありますが、これはファンドのパフォーマンスが良いのではなく、単にベンチマークに配当が含まれていないため起こる現象です。ファンドは、原資となる株式の配当が含まれます。
おすすめインデックスファンド
JPX400をベンチマークとするインデックスファンドの中で最もオススメするのは、ニッセイJPX日経400インデックスファンドです。まだ、設定からそれほど時間が経っていませんが、低コストニッセイインデックスファンドシリーズとして信頼や人気があります。
参考 ニッセイ日経225インデックスファンドの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/nissay-nikkei225-indexfund/
また、多くの投資クラスで最安コストを実現している、ニッセイインデックスファンドシリーズの商品一覧は、以下をご参照ください。
ただし、ファンド設定からもう少しパフォーマンスを見てから判断したいという方は、コスト2番手でパフォーマンスも悪くないSMT JPX日経インデックス400・オープンが良いでしょう。
コストを抑えたオススメ購入先
コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。売買手数料が安い、またはポイント還元などでお得にファンドを保有できる証券会社を選び、コストをお抑え、投資パフォーマンスの向上を目指しましょう。
以上のインデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社から購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での保有が最もオススメです。
SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大10万円がもらえます。(9月30日まで)
⇒ SBI証券
また、本記事でのSBI証券の開設・評価は、以下の記事をご参照ください。
最低積立金額 | 国内ETF | 海外ETF | 特徴 | 口座開設・キャンペーン等 | |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 100円 | ○ | ○ |
| 口座開設等で最大10万円プレゼント 口座開設はこちら ⇒ SBI証券 |
カブドットコム証券 | 100円 | ○ | × |
| 口座開設等で500円プレゼント 口座開設はこちら ⇒ カブドットコム証券 |
マネックス証券 | 100円 | ○ | ○ |
| 口座開設で最大31,000円プレゼント 口座開設はこちら ⇒ マネックス証券 |
楽天証券 | 100円 | ○ | ○ |
| 口座開設で最大75,200円相当のポイントプレゼント 口座開設はこちら ⇒ 楽天証券 |
参照 SBI証券やその他証券会社のポイント還元の詳細は、以下の記事をご参照ください。
また、インデックスファンドのオススメ購入先で選んだ場合は、以下をご覧ください。
JPX400をベンチマークとするETF
JPX400をベンチマークとするETFを紹介します。主なファンドの一覧、おすすめ商品、またコストを抑えたおトクな購入先を解説します。
JPX400をベンチマークとするETF
下表は、JPX400をベンチマークとするETFの比較表です。ETFの場合、出来高がそれなりにないと実際のファンドの基準価値と市場で売買される価格に乖離が生じてしまうため、出来高の大きさも重要です。
コード | 銘柄 | 信託報酬(年率) | 最低購入金額 (2015年10月28日時点) |
---|---|---|---|
1364 | iシェアーズJPX日経400ETF | 0.17% | 14,010円 |
1474 | DIAM ETF JPX日経400 | 0.17% | 14,010 |
1591 | JPX日経インデックス400連動型上場投信 | 0.20% | 13,880円 |
1592 | 上場インデックスファンドJPX日経インデックス400 | 0.10% | 1,268円 |
1593 | MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 | 0.08% | 14,100円 |
1599 | ダイワ上場投信JPX日経400 | 0.18% | 14,040円 |
おすすめETF
JPX400をベンチマークとするオススメETFは、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信です。信託報酬が最安(年率:0.078%)でありながら、なんとカブドットコム証券で売買手数料無料(フリーETF)で取引できます。初期費用・保有費用が最安の最強ETFです。
参考 MAXIS JPX日経インデックス400上場投信の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/maxis-jpx400-free-etf-1593/
コストを抑えたオススメ購入先
MAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)のおすすめ購入先は、カブドットコム証券です。SBI証券、マネックス証券、楽天証券などのネット証券でも売買可能ですが、売買手数料無料となるのはカブドットコム証券のみです。売買手数料が無料なので、小口で積立も可能です。
参考 カブドットコム証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
ご興味をもたれた方は、ぜひご覧になってみてください。
⇒ カブドットコム証券
また、本ブログでのカブドットコム証券の評価は、以下の記事をご参照ください。
参考 その他国内ETFの購入先選びは、以下をご参照ください。
まとめ
- インデックスファンドなら、ニッセイJPX日経400インデックスファンドがおすすめ!SBI証券のポイント還元でさらにおトク!
- ETFなら、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)がおすすめ!カブドットコム証券なら売買手数料無料!
- 利便性ならニッセイJPX日経400インデックスファンド、コストの安さならMAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)がオススメ!個人の投資スタイルに合わせてチョイス!
参考 本記事で紹介した証券会社やサービスは、以下の公式ページから無料口座開設・無料登録が行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。