S&P新興国REIT指数(リート・インデックス)とは? | インデックス投資で資産運用

S&P新興国REIT指数(リート・インデックス)とは?

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S&P新興国REIT指数(リート・インデックス)とは?

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S&P新興国REIT指数 とは、南アフリカ、メキシコなどの不動産市場の動向を表す代表的な指数(インデックス)です。eMAXIS新興国リートインデックスなどの低コストインデックスファンドのベンチマークに採用されています。

本記事では、S&P新興国REIT指数の特徴、構成比、本指数をベンチマークとするインデックスファンドを紹介・解説します。また、それら金融商品のお得なオススメ購入先などを紹介・解説します。

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目次

S&P新興国REIT指数の特徴・評価

S&P新興国REIT指数とは、南アフリカ、メキシコ、マレーシアなど新興国(7カ国)に上場している不動産投資信託(REIT:リート)の広範なベンチマークです。約40のREIT銘柄から構成されています。

オフィスや商業施設、ホテル、マンション、物流施設、ヘルスケア施設など多種多様なREIT銘柄から構成されています。以下、本指数の各種構成比、他指数との比較、また評価などを解説します。(S&P DOW JONES INDICESのデータを基に作成)

国別構成比

以下のグラフ・表は、S&P新興国REIT指数の用途別構成比です。南アフリカ、メキシコで全体の約7割を占めています。その他、東欧や東南アジアの国々で構成されています。

構成比
南アフリカ42.17%
メキシコ33.12%
マレーシア7.28%
タイ6.97%
トルコ6.94%
台湾2.57%
ギリシャ0.94%

用途・セクター別構成比

以下のグラフ・表は、S&P新興国REIT指数の用途別構成比です。各種分散型REITの割合が高くなっており、バランスが良い構成比となっています。

用途・セクター構成比
各種・分散投資型56.19%
店舗用24.47%
工業用7.71%
住宅用5.59%
ホテル・リゾート2.44%
専門・その他投資型2.20%
オフィス1.41%

組入上位10銘柄の構成比(全37銘柄中)

下表は、S&P新興国REIT指数の組入上位10銘柄の構成比です。上位銘柄は、メキシコや南アフリカのREITが多めに配分されています。(構成比は、eMAXIS新興国リートインデックスから抜粋)

銘柄構成比
FIBRA UNO ADMINISTRACION SA17.26%メキシコ
REDEFINE PROPERTIES LTD10.31%南アフリカ
GROWTHPOINT PROPERTIES LTD10.20%南アフリカ
RESILIENT REIT LTD8.94%南アフリカ
EMLAK KONUT GAYRIMENKUL YATI5.45%トルコ
HYPROP INVESTMENTS LTD-UTS4.67%南アフリカ
CONCENTRADORA FIBRA DANHOS S4.46%メキシコ
PLA ADMINISTRADORA INDUSTRIA3.16%メキシコ
MACQUARIE MEXICO REAL ESTATE3.04%メキシコ
CPN RETAIL GROWTH LEASEHOLD2.48%タイ

評価・解説

本指数の構成銘柄は37銘柄と少ないように感じますが、1銘柄が不動産投資信託(REIT)として、たくさんの不動産に投資を行っています。また、セクター比率は、各種分散型の割合が高い上、その他のセクターもバランスよく組まれているため、十分に分散効果が期待できます。

日本から新興国の不動産を保有する場合、莫大な資金や調査力等、非常にハードルが高いものとなります。しかし、本指数をベンチマークとする金融商品を利用(購入・保有)することで、低コストで新興国不動産へ分散投資を行うことができます。以下、本指数をベンチマークとするインデックスファンドを紹介します。

S&P新興国REIT指数をベンチマークとするインデックスファンド

新興国不動産市場への投資を目的としたインデックスファンド、およびファンドを保有する時におトクなオススメ購入先を紹介します。

インデックスファンドの特徴・解説

下表は、S&P新興国REIT指数をベンチマークとするインデックスファンドの比較です。eMAXISシリーズおよびSMTシリーズから2つの低コストファンドが販売されています。

ファンド名信託報酬信託財産留保額
eMAXIS新興国リートインデックス0.6%0.3%
SMT新興国REITインデックス・オープン0.6%0.3%

両ファンドとも、SBI証券などのネット証券で手数料無料(ノーロード)で購入可能です。また、投資コストである信託報酬なども同水準です。しかし、ファンドの管理費なども含めた実質コストは、SMT新興国REITインデックス・オープンよりもeMAXIS新興国リートインデックスが割安です。

コストは投資家へのマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。そのため、ベンチマークが同じ場合、コストの安いファンドを選ぶ方が良いでしょう。

参考 eMAXIS新興国リートインデックスの詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/emaxis-emerging-reit-index-fund/

分散性を高めるために

アメリカ不動産市場は、世界不動産市場の約6割を占める市場です。そのため、海外不動産市場への投資は、本ETFをメインに、下表にあるようなオーストラリアやシンガポールのリート型ETFを使い分散性を高める手もあります。

銘柄信託報酬ベンチマーク
SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF0.25%ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
iシェアーズ米国リート・不動産株ETF0.45%ダウ・ジョーンズ米国不動産指数
上場インデックスファンド豪州リート0.45%S&P/ASX200 A-REIT指数
NEXT NOTES S&PシンガポールリートETN0.95%S&PシンガポールREIT指数

また、低コストで全世界の不動産市場へ分散投資できるたわらノーロード先進国リート(信託報酬:0.35%)やニッセイグローバルリートインデックスファンド(同:0.40%)があります。より分散効果を高めて海外不動産投資を行いたいという方は、これらがオススメです。

参考 海外不動産市場を投資目的とするファンド・ETFは、以下をご参照ください。

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コストを抑えたオススメ購入先

コストは投資家の確実なマイナスリターンとなります。売買手数料が安い、またはポイント還元などでお得にファンドを保有できる証券会社を選び、コストをお抑え、投資パフォーマンスの向上を目指しましょう。

本記事で紹介したインデックスファンドは、以下の大手ネット証券会社で手数料無料で購入可能ですが、利便性が良く、投資信託保有時のポイント還元率が最も高いSBI証券での購入・保有がオススメです。今なら無料口座開設で最大10万円がもらえます。(9月30日まで)

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また、本記事でのSBI証券の解説・評価は、以下の記事をご参照ください。

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