楽天証券</font size> は、1大経済圏を形成する楽天グループの証券会社です。サービス開始から多くの投資家に愛用されており、SBI証券と並ぶ2大ネット証券となっています。
楽天銀行・楽天市場などの他楽天サービスと連携して、さまざまなお得なサービスを提供しています。口座開設・維持費ともに無料で楽天ポイントや銀行金利優遇などが受けられるため、楽天ユーザーなら開設しておきたい証券会社です。
本記事では、楽天証券を利用することでどのような メリット</font size> があるのか?使う際に頭にいれておくべき デメリット</font size> について紹介します。また、他楽天サービスと連携したお得なサービスを紹介します。
参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
目次
楽天証券の特徴とメリット
楽天証券</font size> は、SBI証券と並ぶ2大ネット証券会社として、多くの投資家に使われ続けいている証券会社です。一大経済圏を構築する楽天グループの証券会社として、他楽天サービスと提携し、さまざまな優待が受けられます。
楽天証券の特徴【早見表】 | |
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楽天証券口座のメリットは、以下が上げられます。
- 国内最大クラス証券会社としての安心・安定感
- 主要商品(株式、債券、投資信託、国内ETF、海外ETFなど)が全て揃う。
(主要ネット証券では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券のみ。) - 楽天銀行とのマネーブリッジで普通金利が0.1%!
- 楽ラップで簡単低コスト資産運用ができる!
- 投資信託を保有しているだけで、資産に応じて楽天ポイントがもらえる!
- 海外ETFを特定口座で売買することができる。
- 中国ETF売買手数料が最安クラス
- 三井住友旧DCインデックスファンドシリーズが購入可能。
- 最安コストのレバレッジ・インバース型ETFが売買手数料無料となる!
- 国内で唯一外貨出金可能。
- 毎月最低1,000円から自動積立の設定ができる!
- 各種お得なキャンペーン開催中!
- 取引実績に応じて当選確率が上がるIPO抽選
- トレーダーに大人気の楽天マーケットスピードが使える。
以下、上記の中から太字のメリットについて解説します。
メリット1:楽天銀行とのマネーブリッジで普通金利が5倍の0.1%に!
楽天銀行の普通預金金利は通常0.02%ですが、楽天証券とマネーブリッジすることで、ノーリスクで普通預金金利が5倍の0.1%にできます。他の金融機関(ゆうちょ:0.001%、メガバンク:0.001%)と比べても、マネーブリッジ後の楽天銀行普通預金金利はかなり高金利です。
SBI証券と住信SBIネット銀行も似たようなサービスとして「SBIハイブリッド預金」を行っていますが、こちらの金利は0.02%のため、楽天マネーブリッジの方がおトクということになります。
銀行名 | 普通預金金利 |
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イオン銀行 (イオンカードセレクト) | 0.02% (0.12%) |
楽天銀行 (マネーブリッジ) | 0.02% (0.1%) |
SBJ銀行 | 0.02% |
東京スター銀行 | 0.02% |
オリックス銀行 | 0.02% |
じぶん銀行 | 0.001% |
ソニー銀行 | 0.001% |
セブン銀行 | 0.001% |
住信SBIネット銀行 (SBIハイブリッド預金) | 0.015% (0.001%) |
ゆうちょ銀行 | 0.001% |
三菱東京UFJ銀行 | 0.001% |
三井住友銀行 | 0.001% |
みずほ銀行 | 0.001% |
マネーブリッジ後の楽天銀行普通預金の金利は国内最大金利となるため、生活費、生活防衛金、無リスク資産、投資待機金などは、かなりオススメです。
参考 マネーブリッジの開設や提携までの方法は、以下をご参照ください。
また、マネーブリッジ登録には、楽天銀行の口座開設が必要です。以下の公式ページから無料口座開設ができます。
⇒ 楽天銀行
参考 本ブログでの楽天銀行の評価・解説は、以下をご参照ください。
メリット2:投資信託を保有しているだけで、楽天ポイントがもらえる!(他証券より好条件)
楽天証券では、投資信託を保有しているだけで楽天ポイントによるポイント還元が受けられます。実際には、投資信託の月平均残高10万円毎に毎月4ポイントがもらえます(還元率年率:0.048%)。
SBI証券やカブドットコム証券の還元率(最大0.24%)と比べると低還元率ですが、他証券会社でポイント還元対象外の低コストインデックスファンドが楽天証券ではポイント対象となります。
他ネット証券でポイント付与対象外だが、楽天証券でポイントが付与されるファンド:
- ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬:0.25%、先進国株式クラスで最安)
- ニッセイ国内債券インデックスファンド(信託報酬:0.15%、国内債券クラスで最安)
- ニッセイ外国債券インデックスファンド(信託報酬:0.20%、外国債券クラスで最安)
- EXE-iインデックスファンドシリーズ
- 三井住友・旧DCインデックスシリーズ
- たわらノーロード日経225
- たわらノーロード国内債券
- たわらノーロード先進国株式
- たわらノーロード先進国債券
例えば、新興国株式クラスインデックスとして最低コストのEXE-i 新興国株式ファンドをはじめほとんどの最安ファンドが、楽天証券でのみポイント付与対象となっています。そのため、他ファンドでポイント還元対象外の低コストインデックスファンドの買付は楽天証券が良いでしょう。
参考 投資信託のポイント還元率の詳細や比較は、以下の記事をご参照ください。
メリット3:楽ラップで全世界へ低コスト分散投資ができる
楽ラップとは、楽天証券が提供する低コストラップ口座サービスです。ラップ口座とは、投資する商品選びから商品の管理・運用、そして口座管理に至る全てを証券会社側が行うサービスです。昨今、手間をかけずに投資・資産運用を行いたい方から注目を集めています。
楽ラップは、従来のラップ口座のデメリットとなっていた手数料の高さを克服した画期的なラップ口座サービスです。また、最低10万円と小資金から始められる点も、投資のハードルを下げる意味で評価されています。
初心者の方には難しい資産配分の設定やファンドの買付を、ロボバイザーにより、簡単な質問に答えるだけで誰でも運用を始めることができます。今なら楽ラップ申込みキャンペーンで、最大25,000円相当のポイントももらえます。
⇒ 楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)は、コチラから行なえます。
参考 楽ラップの詳細は、以下をご参照ください。
メリット4:海外ETFを特定口座で売買できる
海外ETF・株式の譲渡益や配当金・分配金に関わる課税は、個人が確定申告する場合、非常にめんどうです。しかし、楽天証券なら、海外ETF・株式を特定口座内で扱うことができます。
2015年9月現在、日本の証券会社で海外ETF・株式を特定口座内で扱えるのは、マネックス証券と楽天証券のみです。(2015年内にSBI証券も対応予定)
参考 特定口座の詳細は、以下の記事をご参照ください。
メリット5:楽天ポイント・楽天カードで投資信託の購入・積立ができる
楽天証券では、楽天市場や楽天カードで貯まった楽天ポイントで、投資信託の購入や積立が行えます。
ポイントやクレジットカードで、投信が買えるサービスは、他のネット証券や証券会社にはありません。ポイントの運用や現金化ができる点は、かなり大きなメリットと言えます。
- ポイントの運用ができる
- ポイントの現金化ができる
- 他の投資と比べてストレスが少ない
- 節約意識が高まる
ポイントは100pt(100円)から利用できます。また、投資信託は、株式などと比べて分散性が高いため、中長期の積立投資に最適な商品で、ポイント購入に非常に相性が良い金融商品と言えます。
メリット6:三井住友旧DCインデックスファンドシリーズが購入可能。
三井住友旧DCインデックスファンドシリーズが購入可能です。三井住友旧DCインデックスファンドシリーズは、信託報酬が0.1%~0.2%台の株式・債券ファンドを提供しています。ニッセイインデックスファンドシリーズと並ぶ国内最安ファンドです。
三井住友旧DCインデックスファンドシリーズは、楽天証券のみ売買可能です。SBI証券・マネックス証券・カブドットコム証券などでは、購入できません。(2015年9月15日現在)
参考 三井住友旧DCインデックスファンドシリーズの詳細は、以下をご参照ください。
メリット7:最安コストのレバレッジ・インバース型ETFが売買手数料無料!
楽天証券なら、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459)や楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458)などのレバレッジ・インバース型ETFを無料売買できます。
下表のように、楽天のレバレッジ・インバース型ETFは、信託報酬が2倍程度安く、最もオススメできるETF です。そのETFが楽天証券であれば無料売買できます。短期の相場観を見抜いてのトレードとなるため、売買手数料無料はありがたいです。
レバレッジ型ETFのコスト比較</font size>
銘柄 信託報酬 最低購入金額 乖離率
楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型(1458) 0.35% 6,290円 0.07%
上場インデックスファンド日経レバレッジ指数(1358) 0.75% 10,610円 0.20%
日経平均ブル2倍上場投信(1579) 0.55% 11,700円 0.14%
日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570) 0.80% 11,190円 0.25%
ダブルインバース型ETFのコスト比較</font size>
銘柄 信託報酬 最低購入金額 乖離率
楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型(1459) 0.35% 13,560円 -0.03%
ダイワ上場投信-日経ダブルインバース指数(1366) 0.75% 9,220円 -0.19%
日経平均ベア2倍上場投信(1580) 0.75% 71,100円 0.10%
日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357) 0.80% 3,560円 1.47%
メリット8:国内で唯一外貨出金可能。
楽天証券独自のサービスに外貨入出金可能というものがあります。国内唯一楽天証券だけできるサービスです。将来外貨ベースの生活を考えている方や海外株式・ETFの為替手数料を安くしたい方には、オススメです。(*為替両替に関しては、検証後追記いたします、)
参考 海外ETFの手数料や利便性の比較は、以下の記事をご参照ください。
メリット9:個人向け国債の購入でポイント還元される!
個人向け国債の購入時に、購入額に応じてポイント還元がされます。SBI証券なども同様のサービスを行っていますが、他ネット証券は50万円以上の購入時のみ現金還元されます。それに対して、楽天証券では、10万円以上の購入からポイント還元がされます。
そのため、小資金で個人向け国債の購入を考えている方は、楽天証券を利用してポイント還元を積極的にとっていく方が良いでしょう。
参考 個人向け国債のポイントバックについては、以下をご参照ください。
メリット10:トレーダーに大人気の楽天マーケットスピードが使える。
私は、インデックス投資家なので使ったことがありませんが、個別株式の売買を行う方に人気のツールに「楽天マーケットスピード」があります。個別投資を考えている方は、楽天証券を開設すれば「楽天マーケットスピード」を使うことができます。
メリット11:取引実績に応じて当選確率が上がるIPO抽選
楽天証券のIPO抽選では、投資信託などの保有資産や取引実績に応じて、当選確率が最大5倍になるステージ制を導入しています。そのため、楽天証券でよく取引をされる方は、IPOに当たりやすい抽選ルールになっています。
参考 楽天証券IPOのメリット・デメリットは?抽選方法(ルール)・実績など解説!
メリット12:各種お得なキャンペーン開催中
楽天ならではサービスに各社おトクな現金・ポイントのキャッシュバックキャンペーンがあります。現在、口座開設キャンペーンで最大17万円相当のポイントがもらえます。(11月30日まで)
たくさんのメリットがある楽天証券の無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
⇒ 楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)
楽天証券のデメリット
たくさんのメリットをもつ楽天証券ですが、以下2つのデメリットがあります。
- 株式や海外ETFが全ての価格で最安というわけではない。また、株式売買手数料は、GMOクリック証券などの新興証券会社と比べると割高。
- キャンペーン情報をキャッチするのが少々大変!
株式売買手数料が業界最安ではない。
後で述べるように、楽天証券の単純な株式売買手数料は割安水準ではありますが、新興証券会社と比べると割高です。そのため、楽天証券の株式売買は、海外ETFなどに限定すると良いでしょう。
単純な売買手数料比較だと、10万円以下なら松井証券、それ以上であればGMOクリック証券やライブスター証券がお得となっています。
株式売買のための利便性・料金比較は、以下の記事をご参照ください。
キャンペーン情報をキャッチするのが少々大変。
楽天証券は、楽天銀行など他楽天サービスとの連携により、お得に金融商品の取引や保有ができます。しかし、さまざまなサービスや連携キャンペーンがあるためその情報を随時キャッチするのが若干大変です。
メールを確認したり、本ブログなどの更新情報を読むことで、それらの情報をキャッチしましょう。本ブログ更新情報は、feedlyや本ブログソーシャルメディアからご覧いただけます。
楽天証券の株式売買手数料と他社比較
楽天証券の現物・信用取引の株式売買手数料を他社と比較します。
現物株式売買手数料と他社比較
他社の売買手数料と比較します。10万円以下では松井証券、それ以上ではライブスター証券が最安です。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 500万円 | 1000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天証券 | 139 | 185 | 272 | 487 | 921 | 921 | 921 | 921 | 921 |
SBI証券 | 139 | 185 | 341 | 341 | 609 | 1152 | 1152 | 1152 | 1152 |
カブドットコム証券 | 180 | 270 | 360 | 540 | 990 | 1890 | 2790 | 3690 | 3690 |
GMOクリック証券 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 | 834 | 834 |
ライブスター証券 | 80 | 97 | 180 | 180 | 340 | 600 | 600 | 800 | 800 |
松井証券 | 0 | 300 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 | 4500 | 7500 | 15000 |
株式の売買手数料自体は、他社と比べてそれほど安いとは言えません。
信用株式売買手数料と他社比較
他社の売買手数料と比較します。現物売買手数料同様、10万円以下では松井証券、それ以上ではライブスター証券が最安です。
証券会社名 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天証券 | 250 | 450 | ||||
カブドットコム証券 | 99 | 179 | 249 | 449 | 760 | 1100 |
GMOクリック証券 | 93 | |||||
ライブスター証券 | 80 | |||||
松井証券 | 0 | 300 | 500 | 1000 | 3000 | |
マネックス証券 | 100 | 180 | 250 | 450 | 1500 | 3000 |
SBI証券 | 143 | 191 | 360 |
こんな方は、楽天証券を使うべし!
メリット・デメリットを総合すると、以下のような方々は楽天証券で取引を行うべきです。
- 楽天サービスを愛用している方
- インデックスファンドを用いた長期投資家
- 海外ETFを用いた長期投資家
- 生活防衛金・無リスク資産・投資対基金を効率よく運用したい方
楽天サービスを愛用している方
各種サービスで楽天ポイントがおトクにもらえます。
また、メリット1で述べたように、楽天銀行との連携(マネーブリッジ)で、普通預金金利も国内最高水準となります。
そのため、楽天市場、楽天銀行など楽天サービスを普段からお使いの方は、楽天証券の口座開設をオススメします。
参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当のポイントがもらえます(11月30日まで)。。
⇒ 楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)
インデックスファンドを用いた長期投資家
低コストインデックスファンドを用いた投資を行う方は、ファンド保有時にポイント還元のある楽天証券がオススメです。
単純なポイント還元率は、SBI証券が最も良いため、一般のインデックスファンドはSBI証券で買い付けましょう。しかし、EXE-i新興国株式ファンドなどは、SBI証券ではポイント対象外なので、そのような商品は楽天証券で買い付けましょう。
参考 投資信託のポイント還元率の詳細や比較は、以下の記事をご参照ください。
海外ETFを用いた長期投資家
メリット3・4で述べたように、楽天証券は海外ETFを特定口座で扱える数少ない証券口座です。米国ETFのコストに関しては、マネックス証券・SBI証券のコストと比べて割高ですが、中国ETFに関しては、5万円以下の売買をする場合、楽天証券がおトクになります。
参考 中国ETF売買にかかるトータルコストの比較や詳細は、以下をご参照ください。
生活防衛金・無リスク資産・投資待機金を効率よく運用したい方
2015年8月末現在、マネーブリッジ後の楽天銀行普通金利は、国内最高水準です。生活防衛金・無リスク資産・投資待機金などの普通預金に預け入れする資金を、楽天証券とマネーブリッジを結んだ楽天銀行に預けて効率的に運用しましょう。
参考 マネーブリッジの開設や提携までの方法は、以下の記事をご参照ください。
また、マネーブリッジ登録には、楽天銀行の口座開設が必要です。以下の公式ページから無料口座開設ができます。
⇒ 楽天銀行
参考 本ブログでの楽天銀行の評価・解説は、以下をご参照ください。
楽天証券の口座開設とキャンペーン
参考 楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで最大17万円相当がもらえます(9月30日まで)。。
⇒ 楽天証券の詳細確認・口座開設(無料)
また、マネーブリッジなど各種連携で必要な楽天銀行も、以下の公式ページから無料口座開設が行えます。合わせてご覧ください。
⇒ 楽天銀行
口座開設・維持にかかる手数料はゼロです。一切の費用がかかりません。たとえ、口座開設後、ほったらかしてても無料で口座を持ち続けることができます。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。
コメント
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