確定拠出年金(DC)で最適・おすすめな運用方法、また投資商品は? | インデックス投資で資産運用

確定拠出年金(DC)で最適・おすすめな運用方法、また投資商品は?

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確定拠出年金(DC)で最適・おすすめな運用方法、また投資商品は?

確定拠出年金(DC)で最適・おすすめな運用方法、また投資商品は?



確定拠出年金(DC、日本版401k)とは、絶大な節税効果を得つつ、将来の資産を運用できる、非常に美味しい制度です。所得税・住民税を大きく減税することができ、また年金の運用益が非課税となるなど、メリットが非常に大きいです。

DC法の改正により、今後、公務員・主婦の方など全てのビジネスパーソンが、DCを利用することが可能になります。

本記事では、確定拠出年金(DC)に最適な運用方法や投資商品などを解説します。制度の概要やメリット・デメリットを振り返りつつ、DCの制度にあった運用方法を解説します。また、運用の上で重要な金融機関の選び方なども解説します。

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目次

確定拠出年金(DC)の特徴、メリット・デメリット

はじめに、確定拠出年金(DC)の特徴、またメリット・デメリットをおさらいします。最適な運用方法や金融商品を選ぶ上で、抑えておきたいポイントなので、理解しておきまましょう。

確定拠出年金とは?

確定拠出年金とは、我々加入者が掛金を拠出し、将来リタイア・退職した際に、その金額が自分に給付されるという仕組みです。

一般的に、年金というと、加入者が支払った掛金を年金事務局が集約・運用し、リタイアした人に給付するという仕組みというイメージです。しかし、確定拠出年金は、自分専用の口座に掛け金を積み立て、将来リタイアしたら引き出す(正確には給付される)という仕組みです。

自分で掛け金を積み立てるのは少々大変に感じる方もしるかもしれませんが、確定拠出年金には、その煩わしさを大きく上回る、絶大なメリットがあります。

メリット

確定拠出年金制度(DC)には、大きく、以下のメリットがあります。

  • 運用益が非課税
  • 掛金が全額所得控除
  • 年金受給時の税制優遇

NISA同様、運用益が非課税となるメリットの他、掛け金分が全額所得税になるなど、税制面で絶大な優遇を受けることができます

参考 DCとNISAの違いは、以下をご参照ください。

NISAと確定拠出年金(DC)どっちがお得?使い分け方は?
税優遇のある投資制度に「NISA」と「確定拠出年金(DC)」があります。いずれも、投資益が非課税となる制度で、両制度の特性を...

例えば、30歳の方が60歳まで(30年間)、毎月23,000円を積み立てた場合(利回り2%と控えめに設定)、以下のような節税の結果となります。利回り2%は、かなり控えめな数字ですが、所得によって約300~600万円の節税が行えることとなります(会社で源泉徴収されている方は、この額が戻ってくるイメージ)。

所得税所得控除による節税メリットの合計運用益の非課税(再投資)によるメリット合計合計
300万円2,169,360675,2262,844,586
500万円3,254,040675,2263,929,266
800万円3,579,444675,2264,254,670
1000万円4,664,124675,2265,339,350
2000万円5,423,400675,2266,098,626

絶大なる節税効果であり、今すぐにでも加入したい制度ですね。これほど美味しい制度にしている理由は、国民の貯金を投資に回してほしいことなどがあるでしょう。

参考 以下のリンクから、皆様の年齢や掛け金に合わせて、節税シミュレーションが行えます。詳しい資料も無料請求できます。
SBI証券 個人型確定拠出年金

現在、SBI証券では口座開設キャンペーンで最大10万円の現金がもらえます。まだ口座開設を行っていない方は、この機会に口座開設をすると良いしょう。口座開設費・維持費はいずれも無料です。

SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、コチラから行えます。

デメリット

デメリットとしては、年金給付まで資金を回収できない点があります。しかし、将来の年金を強制的に積み立てることができるため、むしろメリットと捉えることもできます。

参考 確定拠出年金の制度概要、メリット・デメリットの詳細は、以下をご参照ください。

確定拠出年金(DC)とは?制度の概要、メリット・デメリット等【まとめ】
確定拠出年金(DC、日本版401k)とは、絶大な節税効果を得つつ、将来の資産を運用できる、非常に美味しい制度です。所得税・住...

どのような運用方法・金融商品が最適か?

ここまで紹介した確定拠出年金(DC)の特徴、メリット・デメリットを考えると、どのような投資商品が有力な投資商品となるか?見えてきます。以下、DCの運用商品を選ぶ上で、ポイントとなる点、またオススメの資産クラスや商品を解説します。

運用資産全体の中でリターンが高いものをDCへ!

将来のための資産形成は、DCだけで考えるべきではありません。先に紹介したNISAでの運用、また定期預金や国債などトータルの運用を考えて、DCに資産を割り振るべきです。

例えば、DC内で100万円、他の運用で100万円を行う場合を考えます。

ローリスク・ローリターンの運用商品(国債、定期預金など)とミドルリスク・ミドルリターンの運用商品(先進国、新興国株式など)を合わせて、トータルの運用利回りを5%とする場合、DCが値上がり益が非課税である点を考えると、DC内にミドルリスク・ミドルリターンを重点的に配分する方が、税制上の優遇策を受けることができます。

このように、資産配分全体の中で、リターンが高いものをDC内で重点的に運用することで、DCの非課税メリットを得ることができます

参考 資産配分(アセットアロケーション)の考え方は、以下をご参照ください。

資産運用の肝「資産配分(アセットアロケーション)の決め方」
本記事は、インデックス投資家育成塾シリーズの記事となります。本記事単体でも、読むことができますので、ぜひご覧下さい。 本記事で...

バランスファンドは、DCに不向きな場合も

上述した内容を考えれば、株式や債券を組み合わせたバランスファンドは、DCの運用ではベストな商品とは言えません。債券のようなローリターン商品よりも、株式のような高リターン商品をDCに重点的にいれた方が、非課税メリットを大きく活かせるためです。

参考 バランスファンドの特徴・詳細は、以下をご参照ください。

バランスファンドとは?メリット・デメリットと各ファンドの比較。
バランスファンドとは、ファンド1本で、世界中の株式・債券・不動産などの多様な投資対象に投資できるファンドです。 ファン...

低コスト分散投資が可能なインデックスファンドが基本!

私達のような投資の素人でも、投資パフォーマンスを確実に向上できる方法があります。それは、手数料の安い運用商品を選ぶことです

投資コストは、確実なマイナスリターンとなり投資パフォーマンスを悪化さます。できるだけコストの安い運用商品を選ぶことが、投資パフォーマンス向上のため、重要となります。

また、確定拠出年金(DC)は、基本的に60歳まで投資資金が引き出せないため、長期投資となります。そのため、分散効果が高い運用商品を利用し、長期で安定した運用を行うことも重要となります。

投資コスト、また長期の資産運用を考えると、分散効果の高いインデックスファンドを選ぶのが良いでしょう。インデックスファンドを利用するこで、日本や先進国、新興国の株式市場に、低コストで分散投資が行えます。

参考 インデックスファンドの特徴や解説は、以下をご参照ください。

インデックスファンド解説!特徴・おすすめファンド・比較・一覧など
インデックスファンドとは、市場平均と同じ投資パフォーマンスを目指す金融商品です。我々投資家は、日経平均株価・TOPIX・S&...

DCは外国株式のインデックスファンドがオススメ!

おすすめ商品の具体例をあげると、インデックスファンドの中でも、先進国・新興国など外国(株式)市場への投資を目的とした運用商品がオススメとなります。

理由は、投資商品のコストです。日本株式の商品は、DC内の日本株投資商品よりもiシェアーズTOPIX ETF(1475)MAXISトピックス上場投信(1348)などのETFの方が低コストです。つまり、DC内でわざわざコストの高い日本株式を購入するよりも、NISAや一般口座で低コストETFを買う方が、投資コストが安く済みます。

一方、外国株式のインデックスファンドは、一般に売り出されている商品と同程度かそれよりも安い商品が多くあります。例えば、SBI証券のDCで購入できるDCニッセイ外国株式インデックスは、信託報酬(年率)0.2268%と超低コストで、先進国株式市場へ分散投資を行うことができます。

まとめると、DC内では、国債などのローリスク・ローリターン商品よりも、株式などリスク・リターンが高めの運用商品が税制面のメリットを存分に享受できます。具体的な資産クラス・商品は、外国株式インデックスファンドなど、低コストなインデックスファンドを活用するのが良いでしょう。

以下は、DCの運用を行う金融機関の紹介を行います。コストや運用商品に違いがあるため、その辺を十分に考慮し、金融機関を選ぶことが、DC成功のカギとなります。

DC用おすすめ金融機関

確定拠出年金(DC)運用のためには、そのための金融機関を選ぶ必要があります。金融機関毎に取り利扱い商品や手数料が違います。

そのため、金融商品の品揃えが豊富(投資したい商品がある)、また手数料が安い金融機関を選ぶことが重要です。以下、これらの点からオススメの金融機関を紹介します。

下表は、確定拠出年金を行える主要金融機関の手数料と金融商品を比較した表です。

手数料SBI証券野村証券りそな銀行スルガ銀行琉球銀行
運営管理手数料無料(3,888円)4,094円3,792円無料4,648円
口座維持手数料2,004円(5,892円)6,108円5,796円2,004円6,652円
投資信託別SBI証券野村証券りそな銀行スルガ銀行琉球銀行
日本株式0.2592%(TOPIX100)
0.27%(日経平均)
0.2052%(TOPIX)0.1944%(TOPIX)0.5616%(日経平均)0.2052%(TOPIX)
日本債券0.13%0.1728%0.162%0.4860%0.1728%
先進国株式0.23%0.2376%0.27%0.7560%0.2376%
先進国債券0.23%0.2268% 0.2484%0.7020%0.2268%
新興国株式0.3924%0.6048%-0.5940%0.6048%
新興国債券0.56%0.5940%-0.5617%0.5940%
世界中小型株式0.3724%----
国内REIT0.59%----
海外REIT0.3864%0.5724%0.5724%0.5724%0.5724%

個人型確定拠出年金の運用は、運営管理手数料が安く、低コストインデックス投信が多数揃っており、世界中小型株式ファンドもあるSBI証券が最有力候補です。

新興国株式・債券については、スルガ銀行の投信も信託報酬が低めですが、これまでの数年間の運用では、信託報酬以外のコスト(実質コスト)が高めとなっています。

リスクをとった運用は全く行わないならスルガ銀行、安全資産中心でリスク運用も行う可能性があるならSBI銀行が有力候補です。SBI証券なら比較的安定している先進国株式・債券ファンドを低コストで積み立てられます。

参考 SBI証券の確定拠出年金の詳細や無料資料請求は、以下をご参照ください。
SBI証券 個人型確定拠出年金

また、おすすめ金融機関の詳しい解説は、以下をご参照ください。

個人型確定拠出年金(DC)のおすすめ金融機関【まとめ・2016年】
確定拠出年金(DC)という制度があります。毎年大きな節税を行いながら、資産運用を行い、将来の資産形成をするための制度です。 ...

SBI証券は、確定拠出年金だけなく、PTS取引投信マイレージよるポイント還元、IPO・PO・立会外分売、海外ETF、一般信用取引、単元未満株(S株)、SBIハイブリッド預金SBI債など、他証券会社と比べて、メリットが多いネット証券です。まだ口座開設(無料)を行っていない方は、口座開設を検討するとよいでしょう。

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また、本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。

SBI証券口座開設のメリット・デメリット
SBI証券 は、ネット証券の中でも老舗の部類で、多くの投資家に使われている証券会社です。国内・海外株式(ETFを含む)、FX...

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