日銀の金融緩和・マイナス金利の影響により、日本円と比べて利回りが高い外貨への投資が注目を集めています。円預金が年率0.001%近辺の金利水準の中、外貨投資なら通貨によって、数%以上の利回りが期待できます。
本記事では、外貨投資の中でも人気の高い外貨MMFについて紹介します。外貨MMFのメリット・デメリットの解説・評価、また外貨MMFを超える低コストで人気を集めている積立FXについても紹介します。
参考 2016年おすすめの外貨投資は、以下をご参照ください。
目次
外貨MMF(エムエムエフ)とは?
外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド:エムエムエフ)とは、商品の正確は外貨預金に似ていますが、名前の通りファンド(投資信託)の一種です。以下、外貨MMFの解説を、外貨預金と比べながら行います。
外貨MMFのメリット
外貨MMFは、他の外貨投資商品同様、以下の2つのメリットがあります。
- 円預金よりも高金利
- 円安が進めば、為替差益が見込める
マイナス金利導入後、メガバンクやゆうちょ銀行などの普通預金金利は0.001%程度の水準となる中、数%程度の高金利で運用ができる点は、外貨投資商品の魅力と言えます。
参考 外貨投資特有のメリット・デメリットなどの詳細は、以下をご参照ください。
また、外貨MMFは、外貨預金と比べて以下の点にメリットがあります。
- 資産の安全性(ペイオフ対象)
- 為替手数料が安い
- 一般的に、外貨預金より高利回り
- 少額から投資ができる
- 購入や解約がすぐにできる(流動性がある)
資産の安全性(ペイオフ対象)
外貨MMFは、預金保険制度(ペイオフ)対象商品です。外貨MMFを購入している証券会社が、万が一破綻しても、外貨建てMMF資産は全額保護されます。資産の安全性が高い商品と言えます。
それに対して、意外かもしれませんが、外貨預金はペイオフ対象外です。銀行が破綻した場合、元本が保護されません。そのため、外貨MMFの方が、資産の安全性は高いと言えます。
為替手数料が安い
一般的に、外貨MMFの為替手数料(円と外貨の取引を行う際にかかるコスト)は、外貨預金と比べて安いケースがほとんです。もちろん、証券会社や銀行によって違いますが、ざっと5倍程度の違いがあります。
- 外貨MMF:1米ドルあたり20銭(0.2円)程度
- 外貨預金:1米ドルあたり1円程度
*任意抽出したデータとなっております。あくまで目安とお考えください。
ただし、後述する積立FXの方が、為替手数料はさらに安くなります。1米ドルあたり5銭(0.05円)程度で取引が行えます(私は積立FXを利用中)。
一般的に、外貨預金より高利回り
外貨建てMMFの投資対象は、国債等の格付けの高い短期金融商品です。安全性が高く、外貨預金以上の利回りが期待できる商品です。いくつかの商品を確認した限り、ほとんどのケースで外貨MMFの金利が、外貨預金の金利よりも高くなっていました。
少額から投資ができる
外貨MMFは、1,000円など小額から投資が行える点も魅力の一つです。
外貨定期預金は、10万円以上〜などの銀行が多いので、はじめて投資を行う方などには、ハードル高いでしょう。それに対して、外貨MMFは、お小遣い程度の小額で投資を行えるため、経験の浅い方や外貨投資に不安を感じる人でも、気軽に始めることができます。
購入や解約がすぐにできる(流動性がある)
外貨MMFは、外貨預金と比べて、流動性が高い点もメリットの一つです。
外貨定期預金の場合、出し入れの時期や期間に制限があるため、急に資金が必要になった時など、不便を感じることがあります(外貨普通預金は出し入れは簡単ですが、基本利回りがとても低い)。それに対して、外貨MMFは、好きな時にいつでも購入や解約の申込みを行うことができます。
外貨MMFのデメリット
外貨MMFは、外貨投資型の商品として、優等生と言えます。「元本保証がない」「為替リスク」がある等の外貨投資特有のデメリットはありますが、資産の安全性(ペイオフ対象)やコスト、利便性などは、外貨預金と比べて、良い商品となっています。
ただし、後述する積立FXと比べると、コスト面で見劣りします。通貨によって異なりますが、外貨MMFの方が、数倍程度コストが割高になっています。
商品 | 為替手数料(スプレッド) *1米ドルあたり |
---|---|
定期外貨取引(レバレッジ付) | 5銭 |
外貨建てMMF | 20銭以上 |
外貨預金(一般) | 1円程度 |
コストは、投資家への確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスを悪化させます。投資コストの安い商品を選び、確実なパフォーマンスの向上を目指しましょう。
投資コストがさらに安い「積立FX」とは?
外貨MMFよりも、さらに投資コストが安い外貨投資商品が、積立FXです。1米ドルあたり5銭程度で外貨積立が可能です。外貨MMFと比べて、約4倍も投資コストを安く抑えて、外貨投資を行うことができます。
また、外貨MMFのメリットも全て兼ね備えています。金利水準も高く、いつでも取引ができるため流動性も高くなっています。さらに、ペイオフの対象となっているため、資産面の安全性もあります。皆様の生活スタイルに合わせて、小額自動積立も可能ですので、長期の外貨運用に最適の外貨投資商品と言えます。
参考 ドルコスト平均法を用いた外貨積立の詳細は、以下をご参照ください。
このように、積立FXを活用することで、ビジネスパーソンの方でも、便利に超低コストで、小資金から外貨積立を行うことができます。ぜひ活用してみてください。
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