超低コストインデックスファンドで御馴染みのたわらノーロードシリーズから新たに、新興国株式クラスのインデックスファンドが追加されます。また、「たわらノーロードプラス」という新たなブランドから、スマートベータの低コストファンドが新たに3本追加されます。
本記事では、たわらノーロードシリーズの特徴やその魅力、また3月14日より新規設置予定の上記4ファンドについて解説します。
目次
たわらノーロードシリーズとは?
今回新規設定されるファンドの紹介の前に、たわらノーロードシリーズに関して、簡単に紹介します。すでに、ご存知の方は、読み飛ばしていただいて構いません。
たわらノーロードシリーズの特徴
たわらノーロードシリーズは、DIAMアセットマネジメントが運用するインデックスファンドのシリーズです。国内・海外の株式・債券・REIT市場、多種多様な資産クラスに超低コストで分散投資ができます。
低コストインデックスファンドとしては、ニッセイインデックスファンドシリーズ・三井住友・DCインデックスファンドシリーズなども有名ですが、たわらノーロードはそれらのシリーズと同程度かそれを上回る低コスト水準を実現しています。
参考 インデックスファンドの基本事項、特徴などは、以下をご参照ください。
たわらノーロードシリーズのファンド
下表は、たわらノーロードシリーズの銘柄と信託報酬、ベンチマーク一覧です。国内・海外の株式・債券・不動産投資信託(REIT)に分散投資が可能です。
銘柄名 | 信託報酬 (年率) | ベンチマーク |
---|---|---|
たわらノーロード日経225 | 0.195% | 日経平均株価(日経225) |
たわらノーロード国内債券 | 0.150% | NOMURA-BPI総合指数 |
たわらノーロード国内リート | 0.300% | 東証REIT指数 |
たわらノーロード先進国株式 | 0.225% | MSCIコクサイ |
たわらノーロード先進国債券 | 0.200% | シティ世界国債インデックス |
たわらノーロード先進国リート | 0.350% | S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み) |
たわらノーロード新興国株式 | 0.495% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
*資産クラス内で最安ファンドの場合、色付き太字。
全ての投資クラスでコスト最安となっています。日本株式・先進国株式・国内リート・先進国リートは、単独最安ファンドです。また、国内債券・先進国債券は、ニッセイインデックスファンドシリーズと並び最安コストとなっています。
コストは投資家の確実なマイナスリターンとなり、投資パフォーマンスは悪化させます。そのため、投資クラスやベンチマークが同じ場合、コスト最安のファンドを選びパフォーマンスの向上につなげましょう。
参考 たわらノーロードシリーズのファンド詳細は、以下をご参照ください。
たわらノーロードシリーズの新規設定4ファンド
今回、たわらノーロードシリーズから、新規設定されたファンドは、以下の4本です。待望の新興国株式ファンドの他、たわらノーロードプラスとして、国内株式・先進国株式・新興国株式のスマートベータファンドを3本投入しました。
ファンド名 | 信託報酬 | 特徴 |
---|---|---|
たわらノーロード新興国株式 | 0.495% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算)をベンチマークとする新興株式ファンド |
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略 | 0.70% | 国内株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
たわらノーロードplus先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 | 0.85% | 先進国株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 | 0.90% | 新興国株式市場へ高配当最小分散戦略を用いた投資を行うファンド |
待望の新興国株式インデックスファンドでは、ライバルの三井住友・DC新興国株式インデックスファンド(信託報酬:0.56%)よりも安い信託報酬となりました。
また、伝統的な株価指数よりも優れたパフォーマンスを目指すスマートベータのファンドを国内外3本を新規設定しました。スマートベータ型ファンドとして安いことはもちろん、先進国・新興国株式市場のスマートベター型ファンドという新しい市場を開拓している点も見逃せません。
たわらノーロード新興国株式
たわらノーロード新興国株式は、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算、配当除く)をベンチマークとするインデックスファンドです。MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、新興国23カ国、約830銘柄からなる株価指数です。
たわらノーロード新興国株式の特徴:
- ベンチマーク:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算)
- 購入手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.495%(保管費用なども含めた実質コスト:初回決算待ち)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券で最低500円から積立投資可能)
- 決算:年1回(決算日は、毎年10月12日。休業日の場合、翌営業日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2016年3月14日)
- 信託財産留保額:0.3%
- 販売会社:SBI証券 ←オススメ!、楽天証券
参考 たわらノーロード新興国株式の詳細は、以下をご参照ください。
http://investment-by-index-invest.com/tawara-noload-emerging-country-stock
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略は、成長力があり割安な企業の中から高配当銘柄を抽出し、最小分散ポートフォリオ戦略を基に価格変動の低いポートフォリオを構成することで、投資収益を得ることを目的としたスマートベータ型ファンドです。
参考 最小分散法を用いた株価指数の詳細は、以下をご参照ください。
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略の特徴:
- ベンチマーク:不明
- 購入手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.70%(保管費用なども含めた実質コスト:初回決算待ち)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券で最低500円から積立投資可能)
- 決算:年1回(決算日は、毎年12月16日。休業日の場合、翌営業日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2016年3月31日)
- 信託財産留保額:0.1%
- 販売会社:SBI証券 ←オススメ!、楽天証券
最小分散法や高配当型のスマートベータファンドの中では、iシェアーズMSCI日本株最小分散ETF(信託報酬:0.19%)、iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF(同:0.19%)、また上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(同:0.35%)のETFと比べて、割高です。
たわらノーロードplus先進国株式低ボラティリティ高配当戦略
たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略は、成長力があり割安な企業の中から高配当銘柄を抽出し、最小分散ポートフォリオ戦略を基に価格変動の低いポートフォリオを構成することで、投資収益を得ることを目的としたスマートベータ型ファンドです。
たわらノーロードplus先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の特徴:
- ベンチマーク:不明
- 購入手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.85%(保管費用なども含めた実質コスト:初回決算待ち)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券で最低500円から積立投資可能)
- 決算:年1回(決算日は、毎年12月16日。休業日の場合、翌営業日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2016年3月31日)
- 信託財産留保額:0.1%
- 販売会社:SBI証券 ←オススメ!、楽天証券
先進国株式市場のスマートベータ型ファンドとして国内初のインデックスファンドとなります。iTrust世界株式(信託報酬:0.87%)と共に今後の運用成績など、大変興味深いファンドです。
たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略
たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略は、成長力があり割安な企業の中から高配当銘柄を抽出し、最小分散ポートフォリオ戦略を基に価格変動の低いポートフォリオを構成することで、投資収益を得ることを目的としたスマートベータ型ファンドです。
たわらノーロードplus新興国株式低ボラティリティ高配当戦略の特徴:
- ベンチマーク:不明
- 購入手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.95%(保管費用なども含めた実質コスト:初回決算待ち)
- 売買単位:1万円から1円単位(SBI証券で最低500円から積立投資可能)
- 決算:年1回(決算日は、毎年12月16日。休業日の場合、翌営業日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2016年3月31日)
- 信託財産留保額:0.3%
- 販売会社:SBI証券 ←オススメ!、楽天証券
新興国株式市場のスマートベータ型ファンドとして国内初のインデックスファンドとなります。コストはやや高めですが、新興国株式市場の中でも、収益力や割安度、配当などを加味して銘柄選択が行えるため、大変興味深いファンドです。今後の運用成果をチェックしたいと思います。
コストを抑えたおトクな購入先
たわらノーロードシリーズのファンドは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券で、無料購入可能です。利便性や手数料はほとんど変わらないので、ファンド保有時のポイント還元サービスで、購入先を選択すると、おトクにファンドを保有できます(3月2日現在、新規設定4ファンドはSBI証券・楽天証券のみ取り扱い予定)。
参考 各証券会社のポイント付与率の比較は、以下をご参照ください。
ポイント付与対象外のファンドやポイント還元率を考慮すると、たわらノーロード国内リートおよび先進国リートは、ポイント還元率の高いSBI証券で、またその他のファンドはポイント還元が唯一行われる楽天証券で購入・保有することがオススメです。
参考 SBI証券・楽天証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、SBI証券で最大10万円の現金が、楽天証券で最大17万円相当のポイント(9月30日まで)がもらえます。
⇒ SBI証券の詳細確認・無料口座開設(公式ページへ)
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また、両証券会社の評価・解説は、以下をご参照ください。
ちなみに、私は両方の証券会社の口座開設を行い、ポイントプログラムによって使い分けています。
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