本日(2015年12月18日)よりSBI証券で、三井住友旧DCシリーズおよびたわらノーロードシリーズが販売開始です。本日一斉販売のたわらシリーズに加えて、三井住友シリーズも販売開始となりました。個人的には、サプライズ発表でした。
本記事では、たわらノーロードシリーズ、三井住友・DCインデックスシリーズの特徴を解説し、またSBI証券の特徴やこの度の新規ファンド販売開始の詳細を解説します。
目次
超低コストシリーズ、たわらノーロード、三井住友・DCインデックスについて
はじめに、この度SBI証券で販売が開始されることになった、2つのファンドシリーズについて簡単に解説致します。すでに、ご存知の方は、読み飛ばしてくください。
たわらノーロードシリーズ
たわらノーロードシリーズは、DIAMアセットマネジメントが運用するインデックスファンドのシリーズです。国内・海外の株式・債券・REIT市場、多種多様な資産クラスに超低コストで分散投資ができます。
低コストインデックスファンドとしては、ニッセイインデックスファンドシリーズ・三井住友・DCインデックスファンドシリーズなども有名ですが、たわらノーロードはそれらのシリーズと同程度かそれを上回る低コスト水準を実現しています。
参考 ニッセイインデックスファンドシリーズの詳細は、以下をご参照ください。
下表は、たわらノーロードシリーズの銘柄と信託報酬、ベンチマーク一覧です。国内・海外の株式・債券・不動産投資信託(REIT)に分散投資が可能です。
銘柄名 | 信託報酬 (年率) | ベンチマーク |
---|---|---|
たわらノーロード日経225 | 0.195% | 日経平均株価(日経225) |
たわらノーロード国内債券 | 0.150% | NOMURA-BPI総合指数 |
たわらノーロード国内リート | 0.300% | 東証REIT指数 |
たわらノーロード先進国株式 | 0.225% | MSCIコクサイ |
たわらノーロード先進国債券 | 0.200% | シティ世界国債インデックス |
たわらノーロード先進国リート | 0.350% | S&P先進国REIT指数(除く日本)(配当込み) |
たわらノーロード新興国株式 | 0.495% | MSCIエマージング・マーケット・インデックス |
*資産クラス内で最安ファンドの場合、色付き太字。
ほぼ、全ての投資クラスでコスト最安となっています。先進国株式・国内リート・先進国リートは、単独最安ファンドです。また、国内債券・先進国債券は、ニッセイインデックスファンドシリーズと並び最安コストとなっています。日本株式クラスは、1月8日より設定される日経225インデックスe(信託報酬:0.19%)に次ぐ水準です。
参考 たわらノーロードシリーズの詳細・銘柄解説などは、以下をご参照ください。
三井住友旧DCインデックスファンドシリーズ
三井住友・DCインデックスファンドシリーズは、三井住友アセットマネジメントが運用する旧DC専用インデックスファンドです。2015年より一般向けに販売が開始されています。本シリーズのファンドの信託報酬は、そのほとんどが0.1%~0.2%と超低コストとなっています。
本シリーズには、国内外の株式・債券に分散投資するバランス型ファンド「三井住友・DC年金バランス(マイパッケージ)シリーズ」、また各投資クラス別のインデックスファンドがそれぞれ4ファンド、計8ファンドがあります。
今回、SBI証券では、各資産クラス別の4ファンド、およびマイパッケージシリーズの4ファンド、いずれも販売開始されます。
各資産クラス
ファンド名 | ベンチマーク | 信託報酬 | 実質コスト (信託報酬+諸経費) | 信託財産留保額 | 純資産 |
---|---|---|---|---|---|
三井住友・日本債券インデックスファンド | NOMURA-BPI総合 | 0.16% | 0.16% | なし | 29.74 億円 |
三井住友・DC外国債券インデックスファンド | シティ世界国債インデックス(除く日本) | 0.21% | 0.24% | 0.2% (購入時0.1%、解約時0.1%) | 506.8 億円 |
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本) | 0.25% | 0.36% | なし | 4.21 億円 |
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | 0.56% | 0.89 | なし | 1.16 億円 |
国内外の債券クラスは、たわらノーロードシリーズやニッセイ国内債券インデックスファンド・ニッセイ外国債券インデックスファンドのコストと比べ割高ですが、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドは、海外全株式クラスで最安ファンドとなります。
マイパッケージシリーズ
信託報酬 | 国内株式 | 外国株式 | 国内債券 | 外国債券 | 短期資産 | |
---|---|---|---|---|---|---|
三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型) | 0.22% | 0% | 0% | 75% | 25% | 5% |
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 0.22% | 20% | 10% | 55% | 10% | 5% |
三井住友・DC年金バランス50(標準型) | 0.23% | 35% | 15% | 35% | 10% | 5% |
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) | 0.24% | 50% | 20% | 15% | 10% | 5% |
国内外の債券・株式市場への投資を目的とした超低コストのバランスファンドシリーズです。株式の比率(0%、30%、50%、70%)に合わせて、以下4本のファンドが用意されています。我々投資家は、好みに合わせて資産配分を選ぶことができます。
参考 三井住友旧DCインデックスシリーズの詳細・銘柄解説などは、以下をご参照ください。
SBI証券、たわらノーロード・三井住友旧DCシリーズの販売開始!
はじめに、SBI証券の特徴を振り返ります。その後で、この度の新規ファンドの販売開始に関して解説致します。
SBI証券の特徴
SBI証券は、大手ネット証券会社として多くの投資家に使われ続けいている証券会社です。オリコンの顧客満足度口座総合ランキングでは、2014年度まで8年連続で1位となっています。
SBI証券口座のメリットは、以下が上げられます。かなりたくさんあります。要するに全ての取引が利便性よく、リーズナブルにできるということです。本日紹介するファンドもSBI投信マイレージサービスを使うことおトクに保有することができます。
- 国内最大証券会社としての安定感
- 主要商品(株式、債券、投資信託、国内ETF、海外ETFなど)が全て揃う。
(主要ネット証券では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のみ。) - 投信マイレージサービスで投資信託を最もお得に保有できる!
- 米国ETFのトータルコスト(為替手数料と売買手数料の合計)が最安水準!
- 中国ETFのトータルコストが最安水準!
- 住信SBIネット銀行とのハイブリッド預金で普通金利が0.02%
- iシェアーズETFの分配金に軽減税率が適用される。
- 毎月最低500円から自動積立の設定ができる!
- 地方市場の株式が購入できる!
- 株価変動を抑えて株主優待を獲得できる!
- 株主優待検索用のツールが充実している!
- PTSで夜間取引ができる!
- 各種お得なキャンペーン開催中(口座開設で最大7万円!)
非常に利便性良く、投資コストが安いため、私もメイン口座としてSBI証券を利用させていただいており、今回の新規ファンド取り扱いのニュースは大変朗報でした!
参考 SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、最大10万円がもらえます(9月30日まで)。
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また、本ブログでのSBI証券の評価・解説は、以下をご参照ください。
SBI証券の新規取り扱い
冒頭でもお伝えしたように、上述した超低コストファンドの新興勢力として人気・知名度ともに上昇中のインデックスファンドシリーズの取り扱いを開始します。先日のカブドットコム証券の取り扱い開始に続く、両シリーズの販売取り扱いとなります。
参考 カブドットコム証券の新規ファンド取り扱いの詳細は、以下をご参照ください。
本ニュースは、SBI証券の新着ファンド一覧コーナーから見つけました。SBI証券の本シリーズの取り扱いにより、両シリーズの取り扱い証券会社は、以下のようになります。
たわらノーロードシリーズ:
三井住友・旧DCシリーズ:
- SBI証券
- 楽天証券
- カブドットコム証券
SBI投信マイレージは一部適用可能!
今回の超低コスト新規設定ファンドの投信マイレージ適用は、下表のようになります。一部ファンドで0.1%(最大0.24%)のポイント還元が適用されます。
適用可能 | 適用外 |
---|---|
たわらノーロード先進国リート たわらノーロード国内リート 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド | たわらノーロード先進国株式 たわらノーロード先進国債券 たわらノーロード国内債券 三井住友・日本債券インデックスファンド 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 三井住友・DC外国債券インデックスファンド |
このようなポイントプログラムとなるため、SBI証券でポイント適用なファンドは、還元率の高さからSBI証券での購入・保有がお得になります。ただし、適用外のファンドに関しては、楽天証券での購入・保有がおトクになります。年率0.048%のポイントキャッシュバックを受けることができます。ポイントキャッシュバックによりファンドの実質コストを下げることができます。
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⇒ SBI証券
⇒ 楽天証券
また、両証券会社の評価・解説は、以下をご参照ください。
ちなみに、私は両方の証券会社の口座開設を行い、ポイントプログラムによって使い分けています。
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