クリスマス期間ですので、ほとんどの市場が休場でした。
そのため、主要市場で取引が行われていた日本、および中国市場に関してのみの点検記事です。
1. 日本市場
為替: 円高ドル安方向に動きました。昨日の欧州・米国市場の利益確定によるドル売りの流れを組んだ形だと思います。しかしドル売り一巡後の値動きは限定的でした。クリスマス休暇のため外国人からの売買が少ないためだと思います。
株価: 日本株のインデックスである日経平均株価・トピックスともに小反落でした。前日までに日経平均で1100円と急ピッチで上げているため、いったん利益確定売りが入りました。しかし、押し目買い等も目立ち日本株インデックスは底固い印象を受けました。
NISA枠の駆け込みアノーマリーは現れず!
本日は、受け渡しを考慮すると年内最終取引日でした。先日の記事で紹介したNISA非課税枠を使い切るための駆け込み買いという新たなアノーマリーが現れるか、楽しみにしておりましたが、特にそのような影響はなさそうでした。まだ一年目ですし、今後もチェックしていこうと思います。
＊アノーマリーの解説はこちら
その他
日銀がJ-REITを13億円買い入れました。（モーニングスター）
2. 中国本土市場
大幅上昇しました。具体的には機会関連、銀行関連の株価が大きく値を上げました。中国政府が機械輸出支援を表明したことや、銀行への融資拡大を促す措置を講じるとの見解が広がったことが理由として挙げられます。
昨日は中国特有の閉じた市場のお話をしました。昨日の記事では中国本土市場の特性とそのマイナス面の懸念を取り上げましたが、本日はプラスの側面が出ました。クリスマス休暇中であるにも関わらず、中国政府の政策に個人投資家が素早く対応し、株価を押し上げました。
参考・関連記事:
なぜ中国株は世界経済の影響を受けにくいか？
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