個人向け国債 は、安全・無リスク資産の代表です。銀行よりも信用リスクが小さく、株式などリスク資産との相関も低い(もしくは逆相関)ため、資産全体のリスク軽減を行うことができます。そのため、必ず資産配分に組み入れるべき金融商品です。
本記事では、個人向け国債の2016年3月の募集内容、またキャッシュバックをうけることができる証券会社を紹介します。マイナス金利の中、金利水準同等のキャッシュバックを受けることができます。キャンペーンを有効活用し、国債をお得に運用しましょう。
参考 国債など無リスク資産で、リスク軽減する方法・考え方は、以下をご参照ください。
目次
そもそも個人向け国債とは?
個人向け国債とは、個人が国にお金を貸して、年2回金利が得られる金融商品です。満期には元本が返ってきます。以下、個人向け国債の特徴です。
- 一万円単位で始められる。
- 満期前でも、購入から1年後以降、過去1年分の利子を払うことで元本で償還できる。
- 毎月購入可能 → 積立に便利。
- 最低金利0.05%を保証
小額から買付可能ですし、満期前でも1年後以降であれば元本保証があるなど、大変有利な金融商品となっています。また、最低金利0.05%が保証されているため、マイナス金利が導入され銀行預金が0.001%台で推移する中、圧倒的に優位な金利水準となります。
参考 マイナス金利導入後の資産運用に関しては、以下をご参照ください。
2016年3月募集内容
個人向け国債には、満期や金利条件によって、以下の3種類があります。
- 個人向け利付国庫債券(変動・10年)
- 個人向け利付国庫債券(固定・5年)
- 個人向け利付国庫債券(固定・3年)
2016年3月の国債募集は、各種国債、以下のような内容になります。マイナス金利導入により、全ての国債が利回り下限の0.05%となっています。
項目 | 変動10年 | 固定5年 | 固定3年 |
---|---|---|---|
募集期間 | 2016年3月3日(木)~2016年3月31日(木)16時まで | ||
発行日 | 2016年4月15日(金) | ||
利払い日 | 年2回(4月15日・10月15日) | ||
償還日 | 2026年4月15日 | 2021年4月15日 | 2019年4月15日 |
申込単位 | 額面1万円単位 |
個人的には、個人向け利付国庫債券(変動・10年)がオススメです。変動金利なので、長期金利の変動にもついてこれます。また上述のように必要なら購入から1年後以降元本保証がされます。私自身アセットアロケーションの10%を本国債に充てています。
個人向け国債のキャンペーンまとめ
それでは、個人向け国債の購入を行う場合、どの証券会社で国債を購入するのが良いでしょうか?昨今の低金利時代にあっては、特に国債購入時のキャッシュバックが高還元率の証券会社を選ぶことがポイントとなります。
以下、証券会社毎のキャッシュバックキャンペーンの情報をまとめます。
ネット証券
ネット証券の個人向け国債キャッシュバック金額を以下にまとめます。ネット証券では、SBI証券・マネックス証券・楽天証券がキャッシュバックキャンペーンを行っています。
購入額 [円] | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
10万 | 200pt | - | - |
11万 | 220pt | - | - |
50万 | 1,000pt | 1,000円 | 1,000円 (新規口座開設なら +500円) |
100万 | 2,000pt | 2,000円 | 2,000円 (新規口座開設なら +3,000円) |
200万 | 4,000pt | 4,000円 | 4,000円 (新規口座開設なら +5,000円) |
300万 | 6,000pt | 6,000円 | 6,000円 |
400万 | 8,000pt | 8,000円 | 8,000円 |
500万 | 10,000pt | 10,000円 | 10,000円 |
600万 | 12,000pt | 12,000円 | 12,000円 |
700万 | 14,000pt | 14,000円 | 14,000円 |
800万 | 16,000pt | 16,000円 | 16,000円 |
900万 | 18,000pt | 18,000円 | 18,000円 |
1000万 | 20,000pt 以降、購入金額が1万円増える毎に+200pt(最大50万ptまで) | 20,000円 以降、購入金額が100万円増える毎に+2,000円 (最大50万円まで) | 20,000円 以降、購入金額が100万円増える毎に+2,000円 |
SBI証券、およびマネックス証券のキャッシュバック額が同額です。50万円以上、国債を購入する場合は、いずれかの証券会社がオススメです。私の場合、ファンド保有時のポイント還元率の高さやETFの売買コストの安さからSBI証券をメイン口座としているため、SBI証券で個人向け国債のキャンペーンに参加しています。
ただし、購入金額が50万円未満の場合、ポイントによる還元が行われるのは、楽天証券のみです。そのため、小額購入される方は、楽天証券がオススメとなります。
ネット証券は、わざわざ店舗に行く時間・手間を省くことができます。私は、個人向け国債をネット証券(その中でもSBI証券)で購入・保有しています。
参考 個人向け国債をお得に購入できるネット証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、SBI証券で最大10万円の現金、楽天証券で最大17万円相当のポイント、マネックス証券で最大71,000円の現金(9月30日まで)がもらえます。
その他証券
以下は、ネット証券以外の大手証券のキャッシュバック額です。
野村証券が多少違いますが各社横並びです。ネット証券と比べて還元率が高い点も特徴です。手間や時間を割いて個人向け国債を購入する場合、これらの証券会社も選択肢になります。ただし、野村証券のキャンペーンは、毎月行われているわけではないのでご注意ください。
購入額 [円] | 野村証券 | 大和証券 | みずほ銀行 | SMBC日興証券 |
---|---|---|---|---|
50万 | 1,000円 | - | - | 今月はなし! (3月4日現在) |
100万 | 3,000円 | |||
200万 | 6,000円 | |||
300万 | 9,000円 | |||
400万 | 12,000円 | |||
500万 | 20,000円 | |||
600万 | 24,000円 | |||
700万 | 28,000円 | |||
800万 | 32,000円 | |||
900万 | 36,000円 | |||
1000万 | 50,000円 100万円増額ごとに+5,000円 (*)野村証券ホームトレードなら+500円 |
個人向け国債キャンペーンの得技・裏技
上述のように、個人向け国債は直近2回分の利息を支払えば中途換金できます。そのため、個人向け国債を購入し1年後に解約すると、キャッシュバック額だけがゲットできます。
この技を使うと、SBI証券の場合、1年で0.2%程度の利回りとなります。長期投資を前提としている方には、あまりオススメはできませんが、このような技もあります。
個人向け国債キャンペーンのまとめ
単純なキャッシュバック額では、ネット証券よりもその他の大手証券会社の方が良いという特徴があります。ただし、個人向け国債を購入する手間や時間、またキャッシュバックキャンペーンを行う頻度を考慮するとネット証券(SBI証券)がオススメです。
参考 本記事で紹介した証券会社やサービスは、以下の公式ページから無料口座開設・無料登録が行えます。ご興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。
参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。