インデックス投資家育成塾シリーズ前回の記事(安定した投資型資産運用を行う鉄則:「長期・分散投資」)で、我々一般人が投資型資産運用を行う際のポイントについて解説しました。また、それらのポイントの中でも、安定した投資型資産運用を行うために不可欠な「長期」「分散」の二つのキーワードについて詳しく解説しました。
今回の記事では、前回の記事で上げた、投資型資産運用を行う際のポイント「手間がかからないこと」「低コストでの運用」に関して詳しく解説していきます。
目次
長期間続けるためになるべく手間をかけない!
まず、前回の記事を簡単におさらいすると、投資型資産運用で重要なことは長期間投資を行うことでした。理由は以下の2点でした。
- 複利効果を最大限活かすため(参考:そもそも資産運用とは何か?)
- 安定した資産運用を行うため(参考:安定した投資型資産運用を行う鉄則:「長期・分散投資」)
万が一途中で投資をやめてしまった場合、複利効果による恩恵も受けないばかりか、大きな元本割れの可能性も高まります。そのため、長期で運用することを肝に銘じましょう。
しかし、肝に銘じたところで、資産運用の「めんどくささ」からなかなか実行できない場合があります。そのため、長期間の運用を可能にする工夫が重要になります。
長期間運用する工夫とは、いったいなんでしょうか?答えは簡単です。
「手間をかけないこと」です。
できることなら、タイムカプセルのように一度投資したら何もせず、30〜40年後に解約、取り崩しをするといった、いわゆる「ほったらかし運用」ができるような仕組みを作ることが重要です。
インデックス投資育成シリーズ第2章3節:一般人のための最強の投資型資産運用法「インデックス投資(運用)」では、そのような「ほったらかし」運用のできる「インデックス投資」について説明します。
資産運用でなるべくお金をかけない!「低コスト」運用を心がける。
投資型資産運用には一般にコストがかかります。不動産であれば、不動産購入費・不動産管理費などがかかります。株式等でも売買手数料がかかりますし、投資信託、ETFなどには管理維持費がかかります。(詳細は後ほどの金融商品紹介の記事で説明します。)
以下のグラフをご覧ください。こちらのグラフは、100万円を用いて30年間資産運用した際の、資産評価額の推移です。
- 青が5%の運用利回りの場合です。複利の効果により30年で資産は増大します。
- それに対して、赤グラフは運用利回りが5%ですが、毎年1%の資産管理費用がかかる場合の評価額の推移になります。グラフからもわかるように、管理コストにより複利効果が抑えられ、パフォーマンスが低下します。
このように、複利効果を最大限活かすため、長期資産運用では、低コストの運用を行うことが重要になります。
本記事のまとめ
- 投資型資産運用では、安定な運用を行うために「長期」「分散」が基本。
- 長期間資産運用を行うための仕組み作りが重要。手間のかからない投資法がよい。
- 低コストの管理費用で、複利効果を最大限活かす!
- 安定的な運用→「長期・分散」
- 手間がかからない
- 低コスト
前回・今回と我々一般人の資産運用にとって重要なことをお伝えしました。
それは以下の3点でした。
次回はいよいよ、資産運用で重要な3つのポイント「長期・分散」「低コスト」「手間がかからない」を抑えた、一般人(サラリーマン、主婦、学生、誰でも)にとって最強の投資型資産運用法「インデックス投資」に関して説明していきます。
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