日々の生活費、無リスク資産や生活防衛金の有用な運用先に、短期定期預金(預け入れ期間1・2週間)があります。
本記事では、短期定期預金だからこそできる節税方法を紹介します。本方法を使うと、楽天銀行が行っている1週間定期預金金利の税引き後実質金利が0.398%から0.462%へとアップします(16%お得)。この方法を知っていれば、短期定期預金をお得に運用することができます。
参考 生活防衛金やその運用法の詳細は、以下の記事をご参照ください。
目次
定期預金にかかる税金の復習
節税方法を紹介する前に、前提知識として必要な税金の復習をします。定期預金の利子には、以下の二種類の税金がかかります。
税種 | 税率 |
---|---|
所得税 | 15.315% |
住民税 | 5.000% |
二つの税率を足し合わせて、20.315%の税金が、定期預金の利子に対してかかります。つまり金利0.5%の場合、税引後の金利は0.398%となります。
- 0.398% (税引後の金利)= 0.5%(金利) – 0.5×0.20315%(税金で引かれる分)
- 100万円を1年預けた場合:
3980円(税引後の利子)= 100万円×0.5%(利子)ー100万円×0.5×0.20315%(税金で引かれる分)
短期定期預金で節税する方法
結論から申し上げると、短期定期預金でお得に運用する方法(節税方法)は、
⇒「楽天銀行の1週間定期預金(年率0.50%)で、135,572円預ける」です。
参考 楽天銀行の特徴や評価は、以下の記事をご参照ください。
この節税方法を説明していきます。短期定期預金で節税するポイントは、以下の3点です。
- 所得税、住民税は別個に計算される。
- 税金は、小数点以下切り捨てられる。
- 預金が1週間と超短期であり利子が小さい。
1週間の短期定期預金の利子に対する地方税が0円になる!?
先に示した135,572円を年利0.5%の1週間定期預金に預ける際の税金を計算してみます。まず利子です。
【利子】13円 =【元本】135,572円 ×【年利】0.5% × 【1週間】7日 / 365 日
ポイント1:所得税、住民税は別個に計算される
利子に対して、所得税15.315%、住民税5%がかかります。それぞれ税金は以下のようになります。
- 所得税:1.991円
- 住民税:0.65円
ポイント2:税金は小数点以下切り捨て
税金の小数点以下は切り捨てなので、上に示した税金はそれぞれ、以下のようになります。
- 所得税:1円
- 住民税:0円
このように、所得税・住民税が別々に計算されること、小数点以下が切り捨てられることなどから、本ケースでは、税金は所得税・住民税合わせて1円だけとなります。つまり12円(= 利子:13円 – 税金:1円)を受け取れることになり、税引き後の金利は0.462% = ( 税引き後利子:12円 / 元本:135,572円)となります。
金利0.5%の定期預金は、本来税引後の実質金利は0.398%となりますが、本方法を用いることで実質金利を0.462%まで上げることができます。本方法はいろいろと応用が可能です。短期預金を小分けにして申し込んでみたり、他の利率の短期預金にも応用できます。本方法を使って、短期定期預金で積極的に、無リスク資産や生活防衛金を運用しましょう。
楽天銀行で1週間定期預金を申込方法やその注意点は、以下の記事をご参照ください。
また、2015年5月現在、短期定期預金で最も高い利率は、楽天銀行の0.5%(SBI銀行は0.25%)です。そのため、私も楽天銀行の短期定期預金を利用して、生活防衛金などを運用しています。ぜひぜひ楽天銀行を活用してみてください。
楽天銀行の口座開設は、以下の楽天銀行公式ページから行えます。
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参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。