2016年5月発行の個人向け国債の金利が、財務省より発表になりました。変動10年、固定3年、固定5年の全てで年率0.05%です。マイナス金利で銀行預金金利が0.01%以下の水準になる中、安全資産の中で個人向け国債は、相対的に高金利です。
また、個人向け国債は、各証券会社で高還元率の国債購入キャンペーンを行っています。キャンペーンをうまく活用し国債を購入することで、キャッシュバックと合わせたトータルで、高い運用効率を実現することができます。
本記事では、各証券会社の個人向け国債キャンペーンのキャッシュバック額・還元率を比較します。また、個人向け国債の簡単な商品解説を行います。高還元率のおトクな証券会社を利用し、確実な運用パフォーマンス向上を行いましょう。
目次
個人向け国債の特徴と2016年7月の募集内容
はじめに個人向け国債を復習します。個人向け国債とは、個人が国にお金を貸して、年2回金利が得られる金融商品です。満期には元本が返ってきます。以下、個人向け国債の特徴です。
- 一万円単位で始められる。
- 満期前でも、購入から1年後以降、過去1年分の利子を払うことで元本で償還できる。
- 毎月購入可能 → 積立に便利。
また、個人向け国債には、以下の3種類があります。
- 個人向け利付国庫債券(変動・10年)
- 個人向け利付国庫債券(固定・5年)
- 個人向け利付国庫債券(固定・3年)
2016年7月の国債募集は、各種国債、以下のような内容になっています。利率は、最低保証の0.05%となっています。大手メガバンクやゆうちょ銀行の普通・定期預金と比べれば、大分高い水準ですね。ただし、普通預金金利最高水準のイオン銀行と比べると、物足りなさを感じます(参照:イオン銀行普通預金金利を0.12%(国内最高水準)にする方法)。
項目 | 変動10年 | 固定5年 | 固定3年 |
---|---|---|---|
募集期間 | 2016/7/7(木)~2016/7/29(金) | ||
利率 | 年率0.05% | ||
発行日 | 2016年8月15日 | ||
利払い日 | 年2回(2月15日・8月15日) | ||
償還日 | 2026年8月15日 | 2021年8月15日 | 2019年8月15日 |
申込単位 | 額面1万円単位 |
個人的には、個人向け利付国庫債券(変動・10年)がオススメです。変動金利なので、長期金利の変動にもついてこれます。また上述のように必要なら購入から1年後以降元本保証がされます。私自身アセットアロケーションの10%を本国債に充てています。
参考 マイナス金利導入による普通預金金利の低下により、国債の優位性が高まっています。マイナス金利の資産運用に関しては、以下をご参照ください。
個人向け国債のキャッシュバックキャンペーン比較
以下、個人向け国債の購入金額に応じて、現金または現金相応のポイント還元キャンペーンを行っている証券会社の比較を行います。
小額の購入なら楽天証券がオススメ!
まずは、小額(10万円〜100万円)での国債購入を行った場合のキャンペーン還元額(率)を比較します。以下の表をご覧ください。
下表は、国債の購入金額毎の各証券会社のキャッシュ・ポイント還元額の比較表です。
証券会社 | 10万円以上 | 20万円以上 | 50万円以上 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 200円相当 *1万円増える毎に+20円相当のpt | 400円相当 | 1,000円相当 |
SBI証券口座 | - | - | 1,000円 |
マネックス証券 | - | 500円 (新規のみ) | 500円 (新規のみ) |
SMBC日興証券 | - | - | - |
10万円程度の国債購入がキャンペーン対象となっているのは、楽天証券のみとなっています。1ポイント1円相当の楽天スーパーポイントをもらうことができます。他証券会社は、50万円未満の購入に対してキャッシュバックを行っていないため、小額(50万円未満)の国債購入は楽天証券がお得になります。還元率0.2%と国債の金利を大きく上回る水準です。
参考 楽天証券の個人向け国債キャンペーンの詳細は、以下をご参照ください。
ただし、新規口座開設を行う方であれば、マネックス証券もお得な場合があります。また、ポイントではなく現金キャッシュバックが良い方は、SBI証券を選ぶと良いでしょう。
参考 楽天証券、マネックス証券、SBI証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、SBI証券で最大10万円、楽天証券で最大17万円相当のポイント、マネックス証券で最大71,000円がもらえます(9月30日まで)。
数百万円以上ならSMBC日興証券かマネックス証券がおトク!
下表は、数万円以上の購入を行う場合のキャッシュ・ポイント還元額を比較したものです。
証券会社 \ 購入額 | 100万円以上 | 150万円以上 | 200万円以上 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 2,000円相当 | 3,000円相当 | 4,000円相当 |
SBI証券口座 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
マネックス証券 | 3,000円 (新規口座開設者のみ) | 5,000円 (新規口座開設者のみ) | 5,000円 (新規口座開設者のみ) |
SMBC日興証券 | 2,000円 | 2,000円 | 4,000円 |
購入額が高くなると、SMBC日興証券などの還元率が高くなってきます。ただし、100万円〜400万円の購入金額の場合、新規口座開設者のみマネックス証券が、最もおトクになります。
参考 SMBC日興証券およびマネックス証券の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。
また、SMBC日興証券やマネックス証券のキャンペーンの詳細は、以下をご参照ください。
ここまで紹介したように、国債キャンペーンを利用することで、金利水準以上のポイントやキャッシュバック還元をもらうことができます。皆様の購入金額に合わせて、証券会社を選ぶことで、お得に個人向け国債を購入することができます。私の場合、小額買付は楽天証券を、資金が大きいときはSMBC日興証券を利用しています。
ただし、マネックス証券の口座を開設していない方は、マネックス証券で国債を購入することで、おトクになる場合があります。そのため、この機会にマネックス証券の口座開設を行うのも良い選択肢です。
各証券会社の個人向け国債購入キャンペーンの詳細は、以下をご参照ください。
- SMBC日興証券、7月の個人向け国債キャンペーン【プレゼント上限なし】
- SBI証券、7月の個人向け国債キャッシュバックキャンペーン!
- 楽天証券、7月の個人向け国債ポイントバックキャンペーン!
- 野村証券、個人向け国債キャッシュバックキャンペーン!(2016年7月募集)
参考 個人向け国債をお得に購入できるSMBC日興証券や他証券会社の詳細確認・無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。今なら口座開設キャンペーンで、SBI証券なら最大7万円、マネックス証券なら最大71,000円がもらえます。
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