昨日に引き続き、まさかの2夜続けての、日本人ノーベル受賞ニュースです。本当に誇らしいことです。投資とは全く関係ありませんが、本日は日本人の快挙ということで、再び号外を出させていただきます!
本記事も昨日同様、素人なりに、今回のノーベル賞に関して紹介・解説を行います。
参考 昨日の大村先生のノーベル賞生理学・医学賞に関しては、以下をご参照ください。
目次
2015年ノーベル物理学賞梶田隆章さんの研究
今回、梶田隆章さんは、素粒子(原子よりも小さい物質の最小単位)の中でも謎が多いとされるニュートリノに関しての研究でノーベル賞を受賞しました。ニュートリノ分野では、2002年小柴昌俊以来の受賞となります。
バックトゥー・ザ・フュチャー世代としては、宇宙や時空の謎に迫る素粒子の研究は大変興味深い分野です。実は、個人的に趣味で、素粒子や宇宙に関しての本は読んだり、一般講演などに行くこともあるので、素人なりその知識を総動員して、今回の研究について紹介したいと思います。
ニュートリノに質量があることを発見!
今回のノーベル物理学賞受賞理由は、ニュートリノに質量があることを発見したことだそうです。素粒子物理学の世界では、ニュートリノは質量が無い(=0)とされてきたそうですが、梶田さん手動の実験で、ニュートリノに微小ながら質量があることを突き止めたそうです。
質量解明の原理
質量を突き止めるといっても、体重計などにのせて重さをはかることはできません。この研究では、質量をもつ素粒子の振動という性質を使ったようです。
もし、ニュートリノが質量をもつとすると、ある一定時間毎にニュートリノの種類が変わるようです。そのため、我々が種類を特定しているニュートリノを検出装置に向けて発射し、検出装置で検出されるニュートリノの種類がそのままだったら質量なし、種類が変わっていたら振動した。ということになるようです。
ちなみに、このような実験を行う施設は、日本の茨城県つくば市にあるようです。つくば市で作ったニュートリノを小柴昌俊さん手動のもと、開発した岐阜県のカミオカンデへ向けて飛ばしているそうです。なんとも壮大な実験です。
また、ニュートリノの実験は、精密機器と奇麗な水が必要条件らしく、そのため日本でニュートリノの研究が盛んかつ、たくさんのすばらしい実験結果が出ているそうです。
今後も日本人科学者の研究、また日本の自然・教育・企業が一体となり、世界をあっと脅かす研究結果を出してほしいと思います。
参考 本記事は私が趣味で読んだことのある以下の書籍を参考に書きました。著者は、2002年に同ニュートリノでノーベル賞を受賞した小柴昌俊さんです。ご興味をもたれた方は、ご覧になってみてください。ブルーバックスなので、中高生向けの平易な本です。
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