相場点検: 12/23 | インデックス投資で資産運用

相場点検: 12/23

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主なできことと相場:
– 中国本土で大幅下落、他のアジア市場への影響は少ない。
– ギリシャ大統領選出選挙2回目
– 米国GDP確報値
->確報値の上ブレからドル高円安が進む。

以下詳しく:
前回記事「12/22週の予定確認」で確認したように、23日は二つの大事なイベントがありました。
・ギリシャ大統領選出選挙2回目
・米国GDP確報値発表
以下これらのイベントを含め、タイムゾーンを区切って、23日の相場を振り返ります。
1. アジア時間
中国本土: 世界が逆オイルショックによる世界経済調整期においても、中国本土では利下げなど政策期待により、堅調にインデックスを上げていきました。しかし、今週に入り利益確定売り(特に利下げや政策期待で値を上げていた銀行、インフラ関連)により大幅に値を下げました。この流れはまだ続きそうです。
香港: ハンセン指数は、世界経済の堅調ぶりを好感し、前場は値を上げましたが、中国本土の影響から後場では、値を下げました。
東南アジア: 原油価格の不安定さからエネルギー関連に売りが入りましたが、小幅高でひけました。
昨日心配していた(記事はこちら)原油価格の下落もアジア時間で持ち直しはじめており、原油輸入国(インドなど)のインデックスは順調に推移しております。
2. ヨーロッパ時間
世界経済の回復を好感し、ヨーロッパ市場はほぼすべての国のインデックスが続伸しました。しかし後述するギリシャ政局不安から上げ幅は限定的でした。
ギリシャ大統領選出選挙日経: 第二回目の選出選挙が行われました。
賛成票は168票と前回から8票伸ばしたものの200票には届きませんでした。最終第3回の選挙(12/29)では必要得票が180票に切り下げられますが、選挙までに与党以外の表をかき集めなければいけません。
22日の記事でもお伝えしたように、もし与党から大統領が選出されなければ、憲法規定により解散総選挙となります。その場合、非緊縮派の野党が選挙でかつ見込みです。財政再建へ向け、緊縮政策が必要なギリシャでのこのような動きは世界経済のリスクの一つであると考えます。
すでに債券は昨日の結果を受け3年物の短期国債ですら、69bp上昇の10.34%となっており、ギリシャは短期の資金のやりくりに苦労が必要であると思われます。
ヨーロッパの要人からのさまざまな牽制発言はあるものの、原油価格と合わせて本ギリシャ政権問題は要点検で項目です。
3. アメリカ時間
GDP確報値の大幅上ブレ(1.1ポイントの大幅上方修正)を好感し、円やユーロ等の主要通貨に対してドル高が進みました。(国内投資ファンドや国内ETFを用いてインデックス投資を行っている人は、それぞれのインデックスの上昇に上乗せされた形で、円安による上昇も組されているので要注意です)
米国債券・株価(NYダウ、S&P500などのインデックス): GDP確報値の大幅な上方修正により、債券から株価へマネーが移動しました。これにより米インデックスは続伸、債券の利回りが上昇しました。
私は、タクティカル・アセットアロケーション戦略(後日解説)をとっています。その中でインデックス投資額のなかの米国株の比率が大変高い状態です。すでに仕込みは終わっているので米国の経済成長、および株価の上昇はうれしいばかりです。
ただし、浮かれてばかりもいられません。2015年の利上げを期に相場が一変する可能性もあるので、ポートフォリオの比率を高くしている分、米株インデックス・米経済関連の情報には常にアンテナを張り、共有していくつもりです。少しでもブログを閲覧されている方にお役立ちできたらと思います。

参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。

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