2015年2月の運用結果と相場のまとめ | インデックス投資で資産運用

2015年2月の運用結果と相場のまとめ

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2015年2月の運用結果と相場のまとめ

2015年2月のインデックス投資の結果をご報告するとともに、2月の相場を振り返ります。自分の投資結果と相場感を反省することで、今後の投資に活かしたいと思います。

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目次

2015年2月のインデックス運用パフォーマンス

2015年2月のインデックス投資積立額は0円でした。2014年12月末までに、2015年1〜3月分の積立額はすべて投資が完了しております。(詳しくは、ハイブリッド・ドルコスト平均法をご覧ください。)

下図に今月のパフォーマンスをまとめましたのでご覧ください。
2015年2月の投資成果と相場のまとめ

ポートフォリオ全体で2月は5.2%の上昇でした。アセットクラス別で見てみると上昇率トップ3は以下のようになりました。
2015年2月の上昇ランキング(アセットクラス別)
 1位 先進国株式 7.1%
 2位 日本国株式 6.8%
 3位 新興国株式 4.5%

欧米の株高と円安により、先進国株式の上昇率が高くなりました。また日本企業の好決算等を背景に日本国株式インデックスも上昇しました。以下2月の相場を振り返り、円安・株高の要因に迫ります。

私のアセットアロケーション・保有商品、またそれらの決定法などは以下の記事をご参照ください。

2015年2月相場の振り返り

2015年2月は、ギリシャへの融資の延長の決定や原油相場の価格の改善などがあり、投資家のマインドが改善した月でした。そのためリスク選好の地合(リスクオン)になり、ほぼ全ての株式インデックスが上昇しました。

ギリシャへの融資延長

12月のギリシャ大統領選出選挙からギリシャへの政局不安が世界経済の最大リスクとなっていました。非緊縮政策を打ち出す急進左派が勝利し、EUとの政策路線の違いから、EUからの融資が打ち切られるのではという懸念が市場を取り巻いていました。

しかし、月末になり融資の延長が発表され、その日を境に、リスク選好からの株高・円売りが進みました。

現在一時的な危機を脱したギリシャ・ユーロ問題ですが、現在の解決策は一時的なものに過ぎません。現在の融資案の期限を迎える時期にもう一度この問題が蒸し返される可能性があり、今後もギリシャの動きには注目していきたいところです。

最新のギリシャ情勢に関する情報は、以下の記事をご参照ください。

今週にも体制が決まりそうなギリシャ問題。ギリシャデフォルト時の投資・株価指数への影響は?


原油価格やその他地政学リスク

じりじりと下げてきた原油価格が2014年12月に急落(逆オイルショック)しました。この急落により、ロシアやブラジルを始めとする資源国の株価、また先進国株式の原油関連の株価が大幅下落しました。これにより投資家マインドの悪化からリスクオフの流れとなっておりました。

しかし、2月に入り重要供給バランスや在庫数などの楽観的な見方が広がり、原油価格が一時期の低水準からは改善されました。この改善を期に、ロシアなどの資源国の株価や先進国原油関連の株価も回復し、新興国・先進国のインデックスが上昇しました。

現在楽観的な見方が広がる原油相場ですが、日々の原油関連のニュースに敏感となっており、ポジティブ・ネガティブに関わらず反応しやすい状況です。今後こちらのニュースも注視が必要です。

またウクライナ問題も根本的な解決はされておらず、今後とも注視が必要。

大幅上昇した日本株式市場

日本の株式市場に目を向けてみると、以下の要因により、日経平均株価TOPIXが大幅上昇しました。

世界経済のリスクオンの流れ

上述のように、ギリシャ問題や原油価格の改善から、世界経済がリスクオンの流れとなり、その影響が日本市場にも広がりました。

円安メリットによる企業収益の改善を背景を背景とした、企業の好業績

2月上旬から中旬にかけて発表された、日本企業の業績が好調であることが好感され、日本株式市場に買いが入りました。円安メリットが徐々に企業の収益状況に影響を与えてきています。

官民相場

日銀、GPIFの日本株式買入や先週発表された国家公務員共済組合連合会(KKR)のリスク資産引き上げなどの官民の政策により、株式の先高期待も日本株式市場の上昇要因です。

また、これらの官民での株式購入は、押し目買いが基本スタンスであるとの予想から、日本株式を下支えすると考えられています。そのため、投資家の日本株式に対するマインドは良好といっていいでしょう。

国家公務員共済組合連合会のリスク資産引き上げの詳細は、以下の記事をご参照ください。

国家公務員共済組合連合会(KKR)のリスク資産引き上げによる円安・日本株高の可能性


日本株式市場のアノマリー

日本株式市場のアノマリーとして、1月→3月末の株価の上昇があります。これは、3月末の配当・株主優待の権利確定日に向けて、株式の買いが入ることや国内ファンドの売りが入らない(国内ファンドマネージャーの成績が年度末で決まるため)ことなどがあげられます。

日本株式市場のアノマリーの理解を助ける書籍は、以下をご参照ください。

おすすめ書籍: 「スタバ株は1月に買え! 10万円で始めるイベント投資」


本記事のまとめ

  • 2月の積み立て金額は0円。
  • 2015年2月は、ポートフォリオ全体で5.2%の上昇
  • アセットクラス別では、先進国株式・日本国株式・新興国株式の順に上昇率が大きい。
  • 2月の相場上昇理由は、ギリシャの融資延長や原油価格の回復による、世界経済のリスク選好地合など。
  • 日本株式市場では、リスク選好地合に加えて、企業の好決算、官民相場、アノマリーなどを要因に大幅上昇。

参考文献

  • スタバ株は1月に買え!
    ⇒に本株式市場のアノマリーをコンパクトにまとめた書籍です。
  • シェール革命後の世界勢力図
    ⇒今後原油相場を考えるための良著です。世界のエネルギー事情を大きくかえたシュール革命の詳細と今後の世界経済に与える影響ついて書かれた書籍です。

参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。

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