ギリシャ問題・中国株下落・日銀短観・米国雇用統計、激動の相場で、一個人投資家が考えるべきシンプルなこと | インデックス投資で資産運用

ギリシャ問題・中国株下落・日銀短観・米国雇用統計、激動の相場で、一個人投資家が考えるべきシンプルなこと

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ギリシャ問題・中国株下落・日銀短観・米国雇用統計、激動の相場で、一個人投資家が考えるべきシンプルなこと

ギリシャ問題・中国株下落・日銀短観・米国雇用統計、激動の相場で、一個人投資家が考えるべきシンプルなこと



今週始め相場は大荒れの展開となっています。ギリシャの突然の国民選挙、IMFへの債務返済不能の問題などが大きな要因です。また、ギリシャ問題の影に隠れていますが、中国株式市場も不調が続いており、今年4度目の利下げも決まりました。

これらの問題に加えて、今週は「日銀短観」「米国雇用統計」というこれまで相場、特に通貨、を動かしてきたイベントが控えており、相場の変動(ボラリティ)が大きくなることが予想されます。

このように、プロの投資家でも判断が難しい相場に、個人投資家はどのように臨めば良いのでしょうか?本記事では、激動の相場で一個人投資家が行うべきことを紹介します。

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目次

激動の2015年7月第1週

はじめに、激動の2015年7月第1週の状況を簡単に振り返ります。

ギリシャ問題

先週、ポジティブな方向に動きつつあったギリシャ問題ですが、ギリシャ側が欧州側の改革改善案を受け入れず、突如国民選挙を実施するとの意向を示しました。そのため、欧州側からの支援などは白紙に戻り、2015年6/30が期限となっているIMFの返済に関してもほぼ不可能な状態になりました。

これらにより、ギリシャのデフォルト・ユーロ離脱、そしてこのユーロ離脱の流れが南欧諸国やイギリスなどへ波及するのでは?という懸念等々から、先進国株式市場を中心に株価が下落している状況です。

参考 ギリシャ問題の株価への影響に関する詳細は、以下をご参照ください。

今週にも体制が決まりそうなギリシャ問題。ギリシャデフォルト時の投資・株価指数への影響は?

おまけ:ギリシャの由緒正しい通貨「ドラクマ」

ギリシャがユーロ圏から離脱した場合、自国通貨「ドラクマ」を復活させる可能性が高いようです。

ドラクマがどんな通貨というと、実は古代ギリシャから使われていた由緒正しい通貨のようです。紀元前からアテネで流通していたようです。参考までに、ドラクマ(GRD)と主要通貨の現在のレート(2015年6/30/16:38現在)を以下に示します。

  • 対円:1GRD = 0.40316円
  • 対ユーロ:1GRD = 0.00294ユーロ
  • 対ドル:1GRD = 0.00328ドル

また、bloombergの記事によれば、ドラクマが30-40%程度下落する可能性もあるそうです。
ギリシャ離脱ならドラクマが対ドル最大40%急落も-アナリスト

中国株のボラリティが高い

上海株式市場を中心に、中国株式のボラリティが非常に高まっています。昨日まで大幅下落しましたが、6/30日現在は再び5%程度上昇しました。大幅下落が続く中、中国の今年4度目の利下げなどにより、不安定な相場環境となっています。

参考 中国株式市場の区分けなどについては、以下をご参照ください。

中国の証券取引所と株式区分について

相場を揺るがす可能性のあるイベント

上の二つの相場変動に加えて、2015年7月第1週は、7月1日の日銀短観、7月3日の米国雇用統計と相場を大きく揺るがす可能性のあるイベントがあります。

参考 米国雇用統計と相場の関係などに関しては、以下をご参照ください。

米国雇用統計発表後の世界経済の反応「アメリカ利上げ警戒の影響は?」

変動の大きい相場で個人投資家が行うべきこと

上述のように激動の相場を迎えています。このような激動の相場で、個人投資家はどのようなことを行えば良いのでしょうか?その答えは非常にシンプルです。

自分のリスク許容内で投資を行っているか?」確認すれば良いのです。

相場を予想して判断することは、プロにとっても難しいことです。また、一個人投資家がその難しい相場に対して、時間をかけて調査しても投資パフォーマンスが劇的に上がる可能性は低い、たいてい、時間の無駄に終わってしまうことが多いでしょう。

そのため、繰り返しになりますが、現在のようなボラリティの高い相場では、リスク許容内で投資を行っているか?確認をすることが重要になります。

リスク許容内で投資を行うとは?

投資の世界でリスクとは、(過去の)投資収益性のばらつきのことを指します。そのリスクから、将来自分の資産がどの程度変動する可能性があるかを推測することができます。

投資先(アセットクラス)によって、10%変動する可能性のあるもの、20-30%変動する可能性があるものがあります。30%変動する可能性があるということは、現在の自分の投資額が30%減ってしまう可能性があるということです。

自分の資産配分(アセットアロケーション)のリスクがどの程度あり、マイナスの方向に振れたとき(上の例だと30%減ったとき)に自分がその損失(長期投資でみれば一時的)を耐えられるのか?確認しましょう。

ちなみに、リーマンショック時は、50%以上下落するアセットクラスも続出したようです。

参考 アセットアロケーション内のリスク計算は、以下をご参照ください。

資産運用の肝「資産配分(アセットアロケーション)の決め方」

本記事のまとめ

  • ギリシャ問題などで相場が大きく下落している
  • 2015年7月第1週は、日銀短観、米国雇用統計など相場を動かし得るイベントもある。
  • 変動の大きい相場で個人投資家は、自分のリスク許容度の範囲内で投資を行っているか?再度確認する。

変動の大きい相場環境だからこそ、地に足をつけた着実な投資が重要になってきます。

参考 現在行われている、お得な口座開設キャンペーンは、以下をご参照ください。

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